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やる気スイッチとは?

人間は、快適に感じること、不快を避けることでしか行動の動機が生まれないのです。
人間が生まれつき持つ本能は、自己保存や自己防衛、または安全な生活環境を求めるというものです。
これらは、快適な状態を維持し、不快な状態を避けることによって達成されるものです。

例えば、人間が食事をするのは、腹が減っているからです。
腹が減っているというのは、不快な状態にあるからであり、食べ物を摂取することで快適な状態に戻ろうとするのです。
また、人間が寝るのは、疲れているからです。疲れているというのも、不快な状態にあるからであり、睡眠をとることで快適な状態に戻ろうとするのです。

同様に、人間が仕事をするのも、報酬を得ることで快適な生活を維持しようとするためです。
また、自分の能力や才能を活かして成長したいという欲求がある場合もありますが、それでも快適な状態を求めているということになります。

また、不快な状態を避けることにも人間は行動の動機を得ることがあります。
例えば、寒いと不快なので、暖房をつけることで快適な状態を維持しようとします。
また、痛みを感じると不快なので、痛みを和らげるために医療行為を受けたり、痛み止めを服用することで快適な状態を維持しようとします。
さらに、人間が社会において行動する場合にも、快適さや不快さが動機として働くことがあります。
例えば、友人関係や恋愛関係で不快な状況が起こった場合、その不快さを解消するために対処策を考えることがあります。
また、社会的地位を上げるために勉強をする、仕事を続けるといった場合にも、快適な状況を得ることが動機となっていることが考えられます。

しかし、快適な状況や不快な状況は人それぞれ異なるため、個人の経験や状況によって異なる動機が生まれます。
例えば、自分が好きなスポーツをすることで快適な状況を得るという場合もありますし、逆に、嫌いな人との付き合いを避けるために、自分が快適な状況を得るために行動する場合もあります。
また、時代や文化、社会的環境によっても、快適な状況や不快な状況が変わってくることがあります。
例えば、豊かな暮らしを送ることが快適だと考える人が多い現代においても、過去の歴史においては、身の安全や食料確保が最優先であったため、快適という概念自体が異なっていたと言えます。
しかしながら、人間は常に快適な状況を求め、不快な状況を避けるという本能的な欲求を持ち続けています。
この欲求は、人間が生き残るために必要不可欠なものであり、社会においても個人の行動を形成する要因の一つとなっています。
つまり、人間は快適な状況を維持し、不快な状況を避けることでしか動機を持ち得ず、行動を起こせないということが言えます。
しかし、人間は自己超越のために、快適な状況や不快な状況に挑戦することもあります。
例えば、自分にとって不得意なことに取り組むことで成長を目指す、あるいは快適な状況に甘んじることなく、より高みを目指すということです。
このように、人間は快適な状況や不快な状況を避けることでしか動機を持ち得ず、行動を起こせないという本能的な欲求を持ち続けていますが、同時に自己超越のために、快適や不快に挑戦することもできる存在であると言えます。

やる気スイッチとは?

自分にとって快適なことか?不快を回避させることか?この2つでしかないわけです。
ですので、今それをやったら自分は快適か?を想像してみる。
それをやらなかったら?どうなるのか想像してみる。
この想像してみることがやる気スイッチになるのです。

それでも、出来ない理由

私は生徒さんに
「今の自分の課題ができたら快適なことはなんですか?」
「避けられることはなんですか?」と聞きます。
「宿題をやらないとお母さんに叱られる」と答えたA君
しかし、宿題はできていません。
自分は「お母さんから叱られるから宿題をやる」と言ったのに出来ていない。
これはなぜか?
答えは簡単
「宿題をやらない方がお母さんにぐだぐだ言われるより快適だ」と無意識に思っているからです。
だから、本当はお母さんにゴタゴタ言われるのは避けたいことではないのです。

見抜けばできる


無意識の思考を理解できて納得したら
「あー、自分は宿題やりたくないんだ」と気づけばいいのです。
で、やるか?やらないか?自分で未来を想像して自分で決めればいいのです。



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