『点検実施』『予防』されてますか?
ieGress浅岡慎太郎です。
最近の気付きをお伝えします。
前回、ieGress加盟店を紹介させて頂きましたが
私を含め3名のスーパーバイザーが、定期的に加盟店様の指導で新潟県・高知県に伺いますが、直営店エリアとの文化の違いを感じる事があります。
直営店エリア
関東~東海
【東京都 神奈川県 千葉県 埼玉県 静岡県 愛知県 岐阜県】
上記のエリアで、125年活動しており私個人としても約25年活動して来ました。もちろん25年前と現在では、住宅環境も変化しビルダー様・お客様の考え方も変化してきました。
直営店エリアでは、『点検実施』『予防』と言う考えが浸透しており
『悪くなる前に、出来る事を行う』と言う対応が多く行われています。
私達も『点検実施』『予防』を推奨しております。
大きく変化したのは、2009年 長期優良住宅認定制度の開始です。
長期優良住宅とは、長期にわたり良好な状態で使用するための措置講じられた優良な住宅です。 長期優良住宅の建築及び維持保全の計画を作成し、所管行政庁に申請することで認定を受けることが出来る制度です。
日本の住宅平均寿命は、38年です。アメリカは55年・イギリスは68年となります。もちろん、気候風土,地震発生頻度,国民性や歴史的背景など、様々な違いはあるので単純比較はできませんが、少なくとも諸外国と比較して日本は住宅を短命に扱っていると言えるでしょう。
日本の短命な住宅寿命を改善する国の動きに伴い、ビルダー様や住宅オーナー様の意識が変化し『点検実施』『予防』と言う文化が定着したと私は考えます。
個人的な肌感覚ですが、新潟県・高知県では『点検実施』『予防』と言う文化は、関東・東海エリアに比べるとまだまだ浸透していない事を感じています。
おそらく、東北・近畿・中国・九州エリアもそうではないかと。
(まだ、加盟店が無い為、未確認です)
よって、私たちの事業は社会的意義のある活動を認識しており、全国にieGressの仲間を広げる事で、日本の住宅寿命を長くする事が出来出来ます。住宅寿命が長くなると
資源の有効活用と環境負荷の軽減:
住宅の建て替え頻度が減少することで、新しい住宅を建設するための資源(木材、金属、コンクリートなど)の消費を抑えることができます。
住宅の解体や建設に伴う廃棄物の発生を減少させ、環境への負荷を軽減します。
経済的メリット:
長寿命の住宅は資産価値が高く、維持されやすいです。これにより、住宅の所有者にとって長期的な経済的利益が期待できます。
頻繁な建て替えやリフォームが必要なくなるため、修繕・リフォーム費用を抑えることができます。
住民の生活の質の向上:
住み慣れた家に長期間住み続けることができるため、心理的な安心感や安定感が得られます。
定期的なメンテナンスや改善を行うことで、快適で健康的な住環境を維持できます。
地域コミュニティの安定:
長寿命の住宅が多くなることで、地域の住民が長期間同じ場所に住み続けることができ、地域コミュニティの安定と強化につながります。
住民の入れ替わりが少ないことで、地域の絆や共同体意識が深まります。
建物の品質向上:
長寿命の住宅を目指すことで、建築技術や設計の品質が向上します。これにより、より高性能で快適な住宅が普及します。
建物の耐久性や安全性が高まることで、自然災害に対する強さも向上します。
文化的価値の継承:
歴史的な価値や地域特有の建築様式を持つ住宅が長期間保存されることで、文化的遺産の継承が促進されます。
古い建物が持つ風情や歴史を次世代に伝えることができます。
これらのメリットを享受するためには、定期的なメンテナンスが必要となりますので、全国にieGressを拡大して行く事を強く決意しております。