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【2025年最新】後悔しないハウスメーカー選び!YouTube動画で徹底比較&解説
家づくりは一生に一度の大きな買い物。絶対に後悔したくないですよね? しかし、数多くのハウスメーカーから自分にぴったりの1社を選ぶのは至難の業…。
「各社の違いがよくわからない…」 「何を基準に選べばいいの?」 「営業マンの言うことを鵜呑みにして大丈夫?」
そんな悩みを抱えるあなたのために、本記事ではハウスメーカー選びに役立つYouTube動画を厳選してまとめました。 動画なら、各社の特徴やモデルハウスの雰囲気を視覚的に比較検討できます。 さらに、専門家や実際に家を建てた人のリアルな声も聞けるので、より深くハウスメーカーを理解することができます。
この記事を読めば、あなたにぴったりのハウスメーカーがきっと見つかるはず! 理想の家づくりへの第一歩を踏み出しましょう!
ハウスメーカーの注文住宅、規格住宅を予算別にまとめて解説してみました。
この動画では、以下の内容について解説しています:
予算別のハウスメーカーと商品
ローコスト系(1000万円台)ハウスメーカーの選び方と注意点
ミドルコスト系(2000万円台)ハウスメーカーの選び方と注意点
ハイコスト系(3000万円以上)ハウスメーカーの選び方と注意点
予算別のハウスメーカーと商品
まず、家づくりにかかる費用について確認しましょう。 動画では、建物の本体価格だけでなく、諸費用についても詳しく解説しています。
建物の本体価格:
これはあくまで建物のみの価格であり、土地代や諸費用は含まれていません。
カスタマイズを加えることで、価格はさらに上がります。
価格の算出方法:
一般的な大きさである30坪の建物に、坪単価をかけて算出します。
例えば、坪単価が100万円のハウスメーカーの場合、30坪の建物本体価格は3000万円になります。
諸費用:
建物と土地以外にかかる費用を指し、約1500万円が目安。ただし、地域や条件によって大きく変動します。
主な内訳:土地の仲介手数料、外構費用、建物組み立て費用、屋外給排水工事、ガス引き込み費用、住宅ローン保証料、地盤改良費用、火災保険料、カーテン・照明・エアコン・家電、設計業務報酬料、長期優良住宅性能表示制度申請費用、登記費用など。
注意点:東京などの一部地域では、諸費用が2500万円程度かかる場合もあります。
ローコスト系のハウスメーカーでは、外構費用やカーテン・照明・家電などを削減する提案が多いです。
1000万円台のローコスト系ハウスメーカー
1000万円台で家を建てる場合、ローコスト系のハウスメーカーが選択肢となります。ただし、注意点も多いため、しっかりと情報を集めることが重要です。
特徴:
建売業者がほとんどで、土地を安く仕入れて、できるだけ安く家を建てて販売するという戦略をとっています。
間取りの自由度は低いですが、オープンハウスなど、建築前であれば多少の変更が可能な場合もあります。
戦略:
資産価値の高い土地に建つ建売住宅を購入し、早期に売却することを視野に入れる。
ログハウスを一括で購入し、メンテナンスをせずに住み続けるという選択肢もあります。
ポイント
1000万円台の家は、価格相応の品質であることを理解しておく必要があります。
断熱性や気密性が低い場合が多く、光熱費がかさむ可能性があります。
メンテナンス費用も考慮し、将来的なコストをしっかりと計算しておきましょう。
商品例とメーカー例:
飯田グループ、はじめ建設:
土地の仕入れから建設、販売までを一貫して行う建売業者です。
好立地に比較的安価な住宅を提供しています。
オープンハウス:
建売住宅の販売が中心ですが、建築前であれば間取りの変更に対応してくれる場合があります。
都心部で戸建てを希望する方におすすめです。
間取りを自由に設計できるメーカー例:
AQ Group:
1000万円台で建築可能でありながら、家族構成やライフスタイルに合わせて間取りを自由に変更できます。
企画住宅:
桧家住宅のスマート・ワン、一条工務店のハグミーなどがあります。
仕様や間取りを限定することで価格を抑えています。
一条工務店のハグミーは、100のプランから選択する形式です。
太陽光パネルや全館床暖房などのオプションを追加することも可能です。
注意点:
断熱材が少なかったり、気密施工がされていないことが多いです。
使用している材料の関係で、メンテナンスが頻繁に必要な場合があります。
1000万円台の家を長期的に維持するためには、戦略的な視点が重要になります。
メガバンクに勤務していた経験を持つ動画作成者によると、購入後2~3年で売却するケースも少なくないようです。
2000万円台のハウスメーカー
2000万円台は、最もボリュームゾーンとなる価格帯です。多くのハウスメーカーがこの価格帯の商品を提供しており、選択肢が豊富です。
価格帯:
坪単価70万円~90万円未満が目安。
30坪の家の場合、建物本体価格は2100万円~2700万円程度になります。
ハイコスト系企画住宅 vs ミドル・ローコスト系:
この価格帯では、ハイコスト系の企画住宅とミドル・ローコスト系の注文住宅が競合します。
それぞれのメリット・デメリットを理解し、自分に合った選択をすることが重要です。
ハイコスト系企画住宅:
メリット:
ハイコスト系ハウスメーカーの安心感やブランド力が得られる。
保証やアフターサービスが充実している。
工業生産率が高く、施工品質が安定している。
デメリット:
断熱・気密性能はそれほど高くない場合が多い。
間取りや設備などの自由度が低い。
ミドル・ローコスト系:
メリット:
価格が安い。
間取りの自由度が高い。
断熱・気密性能はハイコスト系より良い場合がある。
デメリット:
施工にばらつきがある。
営業担当者が間取りを作成することが多い。
設備や仕様に制限がある。
打ち合わせ回数に制限がある。
メーカー例:
2000万円台前半:
クレバリーホーム、アキュラホーム、大和住建、桧家住宅など。
建物本体価格は2100万円~2300万円程度になることが多いようです。
2000万円台後半:
アキラホーム、住友不動産、タマホームなど。
ハイコスト系の企画住宅:
三井ホーム、ダイワハウス、住友林業、トヨタホーム、ヘーベルハウス、パナソニックホームズ、ミサワホームなど。
工業化率を高め、商品をパッケージ化することで価格を抑えています。
ハイコスト系企画住宅とミドル・ローコスト系の違い:
ハイコスト系企画住宅:
工業化率を高め、パッケージ化された商品を販売することで価格を抑えています。
メリット:安心感、保証、安定した施工品質。
デメリット:自由度が低い、断熱・気密性能が低い場合がある。
ミドル・ローコスト系:
大量生産や標準仕様とオプション仕様の設定により打ち合わせ時間を短縮し価格を抑えています。
メリット:価格が安い、間取りの自由度が高い、断熱・気密性能が良い場合がある。
デメリット:施工にばらつきがある、打ち合わせ回数に制限がある。
3000万円以上のハウスメーカー
3000万円以上の価格帯では、ハイコスト系のハウスメーカーが中心となります。デザイン性や性能にこだわった家づくりが可能です。
特徴:
坪単価100万円以上が目安。
保証や耐震性能は高い。
断熱・気密・換気・空調設計のスペックがメーカーによって大きく異なる。
対策:
断熱・気密性能を強化する必要があります。
最低でも坪単価125万円を確保し、性能向上を前提とした家づくりを心がけましょう。
重要なステップ:
断熱→気密→換気→空調の順に家づくりを進めることが重要です。
これらの要素は連動しており、バランスが取れていないと快適な住環境は実現できません。
注意点:
型式適合認定の関係で、標準的な断熱・気密性能が現在の住宅基準に合っていない場合があります。
断熱性能が低いと、冬場は床が冷たく、夏場は湿度が高いといった問題が発生する可能性があります。
気密施工が不十分だと、湿気が入り込み、ゴキブリが発生しやすくなります。
ハイコスト系のハウスメーカーで家を建てる場合は、断熱性能、気密性能、換気性能、空調設計などを強化することを前提に検討する必要があります。
メーカーの個性:
断熱は強化できないが、気密は強化できるハウスメーカー。
断熱も気密もどうにもならないが、裏技を使えば無理やりカスタマイズできるハウスメーカー。
全くカスタマイズできないハウスメーカー。
参考情報:
住友林業:断熱性能は業界で中の上レベル、気密性能はC値1を切る優良商品があります。
三井ホーム:全ての商品が断熱等級6に対応するように、床、天井、壁の断熱材の厚さが調整されています。
まとめ
ハウスメーカー選びは、予算、デザイン、性能など、さまざまな要素を考慮する必要があります。この動画では、予算別のハウスメーカーの特徴や注意点を詳しく解説しており、家づくりの第一歩を踏み出すための貴重な情報が得られます。 各社の特徴をしっかりと比較検討し、自分に合ったハウスメーカーを選び、理想の家を実現しましょう。
なぜハイコスト系のハウスメーカーは高いのか?
YouTube動画「なぜハイコスト系のハウスメーカーは高いのか?積水ハウス・住友林業・ヘーベルハウス・ミサワホーム・大和ハウス・三井ホームを徹底比較!【注文住宅】」のまとめ
ハイコスト系のハウスメーカーが高い理由
専門部署の充実
設計専門部署や一級・二級建築士が在籍し、デザイン性の高い間取りや詳細な要望に対応。
ローコスト系では営業担当が間取り作成やアフターメンテナンスを兼任する場合があり、専門性が低い。
標準仕様・オプション仕様の不存在
注文住宅として要望に合わせた家づくりを行うため、標準仕様やオプション仕様という概念がない。
要望を一つ一つ確認するため、打ち合わせに時間がかかる。
ミドルコスト系では標準仕様とオプション仕様が明確で、打ち合わせ時間を短縮可能。
打ち合わせ回数制限なし
顧客の要望に応じて納得いくまで打ち合わせが可能。
ローコスト系では住宅量産のため、打ち合わせ回数に制限がある場合がある。
ハウスメーカー選びのポイント
ハイクオリティな家:世帯年収が高めで資金に余裕があり、デザイン性の高い家を建てたい場合はハイコスト系。
コスト優先:住宅に特別なこだわりがなく、他のことにもお金を使いたい場合はミドルコスト系。
各ハウスメーカーの特徴
積水ハウス
チーフアーキテクト制度による高い設計力。建築家、国分田氏の設計ノウハウを参考にしている。
価格は高め、断熱・気密性能は改善の余地あり。
住友林業
デザイン性、断熱性能、気密性能のバランスが良い。木の質感を活かした家づくり。
積水ハウスより価格は約1000万円安い。
ダイワハウス
木造住宅「ジーボグラウンド」はウルトラダブル断熱による高い断熱性能。
間取りの自由度が高い。
三井ホーム
モックスボール工法でデザイン性の高い家づくりが可能。
全館空調を得意とし、高気密・高断熱住宅。
ミサワホーム
木質パネル接着工法による高い耐震性。
スキップフロアや高い天井高による開放的な空間設計。
グッドデザイン賞を連続受賞。
ヘーベルハウス
ヘーベル版による高い防火性能。
都心部での家づくりに強く、狭小地でも効率的な空間利用を提案。
全館空調にも注力。メンテナンス費用がかかりやすい。
パナソニックホームズ
15cmピッチでの細かい間取り調整が可能。
鉄骨系では断熱性能が高い。
地震安心保証や耐震実験など、耐震性に注力。
メンテナンスが比較的容易。
トヨタホーム、積水ハイム
ユニット工法で品質が安定。全館空調を導入し、断熱性能の低さを補う。
広い土地向きで狭小地や都心部には不向き。
間取りの得意分野
平屋:住友林業、積水ハウス(シャーウッド)、パナソニックホームズ
2階リビング:ヘーベルハウス、三井ホーム
空間設計:ミサワホーム、三井ホーム
ハイコスト系のハウスメーカーにおける住宅メンテナンスについて、以下に詳しく説明します。
メンテナンスの重要性
「メンテナンスフリー」という言葉に惑わされず、適切なメンテナンスが重要。
「メンテナンスフリー」はメンテナンスができないという意味であり、定期的なメンテナンスによって住宅の寿命を延ばし、資産価値を維持できます。
価値のあるもの、長く使い続ける必要があるものは全てメンテナンスが必要であるという原則を理解することが重要です。
メンテナンスが必要な箇所と頻度
外壁:
ハイコスト系のハウスメーカーは、陶器系のオリジナル外壁を使用していることが多く、60年に1回のメンテナンスで済む場合があります。
サイディングの場合、10年に1回の点検と30年に1回のメンテナンスが必要です。
外壁と外壁をつなぐ目地は、どのハウスメーカーでも10年に1度のメンテナンスが必要です。
屋根:
ルーフィングや屋根材は、耐久年数の低いものが使用されている場合、メンテナンス頻度が高くなります。
内装材:
突板や挽き板、無垢フローリングを使用した場合、どのハウスメーカーでもメンテナンスが必要になります。
メンテナンス内容は、クリーナーやワックスでの軽い水拭き程度で、手間はかかりません。
シート系の床材は安価でメンテナンスも不要ですが、長持ちせず、水拭きができない場合があり、不衛生になる可能性があります。
ハウスメーカーによるメンテナンス性の違い
ヘーベルハウス:ヘーベル版が水を含むと、内部の水分が膨張してヒビが入る可能性があるため、塗装の効果を切らさないように定期的なメンテナンスが必要です。
パナソニックホームズ、積水ハイム:外壁の目地がなく、外壁材も優秀なため、メンテナンスが比較的容易です。
メンテナンス費用
ハイコスト系のハウスメーカーは会社規模が大きいため倒産する心配が少なく、アフターフォロー体制も整っているため、手厚い対応が期待できます。
メンテナンスに関する誤解
「特定のハウスメーカーはメンテナンスフリー」という情報:これは誤りであり、実際には使用する素材によってメンテナンス頻度が異なります。
「無垢フローリングは手入れが大変」という意見:最近の無垢フローリングは品質が向上しており、手入れがしやすいものも多いです。
耐震性について
ハイコスト系は型式適合認定を取得していることが多く、耐震性が高い。
型式適合認定は国の認可を得た建築基準に適合していることを示す。
認定がない場合でも、適切な構造計算で高い耐震性を確保可能。
金額について
ハイコスト系の坪単価は100万円超が標準。
建築資材の高騰により住宅価格が上昇傾向。
特定のブランドに魅力を感じるなら企画住宅も検討。
坪単価ランキング!大手ハウスメーカー9社を解説します!
YouTube動画「【2024年最新】坪単価ランキング!大手ハウスメーカー9社を解説します!【注文住宅】」の内容に基づき、各ハウスメーカーの坪単価ランキングと1棟あたりの平均単価をまとめました。
第9位:山田ホームズ
坪単価:72万円(前年比4.4%上昇)
1棟あたりの平均単価:27万円(建物のみ)
特徴:太陽光発電や蓄電池の活用、日の丸窯業の瓦の導入が可能。
第8位:ミサワホーム
坪単価:約100万円(前年比7.9%上昇)
1棟あたりの平均単価:32万円
特徴:シンプルでスタイリッシュなデザイン、規格住宅「ルーミエ」でコストを抑制可能。
第7位:積水ハイム
坪単価:100.3万円(前年比8.1%上昇)
1棟あたりの平均単価:3520万円
特徴:工場で80%以上を生産、品質の安定性が高い。
第6位:パナソニックホームズ
坪単価:113.4万円(前年比9.7%上昇)
1棟あたりの平均単価:4737万円
特徴:HS構法とF構法があり、F構法で価格を抑制可能、全館空調システム、断熱性能の向上。
第5位:ダイワハウス
坪単価:116.7万円(前年比13.1%上昇)
1棟あたりの平均単価:4900万円
特徴:注文住宅、企画住宅、セミオーダー住宅を提供、xevoシリーズは耐震性・耐久性に優れる。
第4位:住友林業
坪単価:119.1万円(前年比6.8%上昇)
1棟あたりの平均単価:4380万円
特徴:デザイン性が高く、特に平屋の提案に注力、木材の特性を活かした美しいデザイン。
第3位:積水ハウス
坪単価:120.1万円(前年比8.2%上昇)
1棟あたりの平均単価:4155万円
特徴:提案力が高く、おしゃれなデザイン、独自の技術による高い耐震性。
第2位:ヘーベルハウス
坪単価:128.7万円(前年比8.8%上昇)
1棟あたりの平均単価:5090万円
特徴:都市部での家づくりに強く、2階リビングの提案、全館空調システム「アリオス」、耐火性・耐久性に優れたヘーベル版。
第1位:三井ホーム
坪単価:130.2万円(前年比10%上昇)
1棟あたりの平均単価:5223万円
特徴:企画住宅も提供、デザイン性の高さ、全館空調システム。
これらの情報は2023年のデータに基づいています。坪単価は注文住宅の仕様やグレードによって大きく変動するため、あくまで目安として捉えることが重要です。
中価格帯の一条工務店・アイ工務店・桧家住宅・クレバリーホーム・アキュラホーム・ヤマト住建・ウィザースホーム….
YouTube動画紹介記事:【2023年総集編】中価格帯のハウスメーカー徹底比較!一条工務店・アイ工務店・桧家住宅…
住宅購入を検討している皆さん、こんにちは!今回は、注文住宅を建てる際に、**「バランス重視型」**のハウスメーカー選びの参考になるYouTube動画をご紹介します。住宅四天王エースさんのチャンネルから、【2023年総集編】と題し、中価格帯の主要メーカーを徹底比較した動画「【2023年総集編】中価格帯の一条工務店・アイ工務店・桧家住宅・クレバリーホーム・アキュラホーム・ヤマト住建・ウィザースホーム・アエラホームを徹底比較!【注文住宅】」の内容をまとめました。
動画の概要
この動画では、数あるハウスメーカーの中から、価格と性能のバランスを重視する方向けに、一条工務店、アイ工務店、桧家住宅、クレバリーホーム、アキュラホーム、ヤマト住建、ウィザースホーム、アエラホームといった、中価格帯の主要メーカーが比較検討されています。住宅展示場では、どのメーカーも自社を一番だとアピールし、情報過多になりがちです。そこで、それぞれのメーカーの強み・弱みを客観的に評価し、どのような要望を持つ人にどのメーカーがおすすめか、具体的な情報が提供されています。
ハウスメーカー選びの軸:4つのタイプ分け
動画では、ハウスメーカーを大きく4つのタイプに分類し、それぞれの特徴を解説しています。
ハイブランド系:デザイン性や間取りの提案力に優れるが、価格も高い。
性能特化系:断熱性や耐震性などの性能を重視。機能性を求める人向け。
バランス重視型:価格と性能のバランスが取れている。多くの人に適した選択肢。
コストパフォーマンス型:価格を抑え、土地や趣味、教育にお金をかけたい人向け。
重要なのは、自身の要望や価値観を明確にし、どのタイプを重視するかを見定めることです。ハイブランド系とコストパフォーマンス系を比較検討しても、ミスマッチが生じやすいため、比較する際は同じカテゴリー、もしくは近いカテゴリーのメーカーを選ぶことが推奨されています。
価格帯の目安
各タイプのおおよその価格帯(坪単価)は以下の通りです。
ハイブランド系:坪単価100万円超
性能特化系:坪単価85万円~95万円
バランス重視型:坪単価75万円~85万円
コストパフォーマンス型:坪単価60万円~70万円程度
これらの坪単価に、希望する広さ(例えば4人家族なら32坪程度)を掛け、諸経費を加えることで、建物本体の価格を概算できます。さらに、土地の費用を合算することで、総額を把握できます。
バランス重視型メーカーの比較
動画の本題である、バランス重視型メーカーの比較に入りましょう。
一条工務店
一条工務店は、高気密・高断熱で、光熱費を抑えられる点が魅力です。太陽光発電や蓄電池、V2Hシステムなど、省エネ設備にも力を入れています。しかし、間取りの自由度が比較的低いというデメリットも。設備関係も一条工務店のオリジナル商品が中心となるため、デザインや仕様にこだわりたい人には不向きかもしれません。また、全室床暖房であるため、部分的な暖房を希望する人や、初期費用を抑えたい人には、他のメーカーが良いかもしれません.
一条工務店以外の高断熱住宅
一条工務店ほどの性能ではないものの、アキュラホームの「ニード」、クレバリーホームの「Vシリーズ」、アイフルホームの「セシボ」、ヤマト住建の「エネージュ」、**アエラホームの「クラージュ」「クラージュG」「クラージュGL」**なども、高断熱を特徴とする住宅です。**千金堂(大阪限定)の「プラスサーモ」**も選択肢の一つです。さらに、ダイワハウスの木造住宅「ウルトラ断熱仕様」、日本ハウスHDの「新・ восточные 家」、**タマホームの「大安心の家」**も、ダブル断熱を採用し、高い断熱性能を実現しています。
暖房方式
暖房方式は、大きくエアコンと床暖房の2種類に分けられます。
エアコン:壁掛けエアコンの他、全館空調という選択肢も。全館空調は、大型のエアコンを設置し、ダクトを通して各部屋に空調を送るシステム。
床暖房:フローリングの下に熱源を設置し、足元から暖める。一般的にはリビングやダイニングなど、部分的に設置されることが多い。一条工務店のように、全室に床暖房を設置するメーカーも。
全館空調か個別エアコンかは、ライフスタイルによって最適な選択が異なります。例えば、二世帯住宅で常に誰かが家にいる場合や、在宅ワークが多い場合は、全館空調が快適。しかし、日中ほとんど家を空ける場合は、必要な時に必要な場所だけ暖める個別エアコンの方が効率的かもしれません。
全館空調採用メーカー
**桧家住宅の「Z空調」**は、全館空調の採用率が非常に高いことが特徴です。**ヤマト住建の「ユカコシステム」**や「エアフローシステム」、**アキュラホームの「匠空調」**も、全館空調に対応しています。ただし、アキュラホームでの全館空調の採用率は3割程度とのこと。全館空調にこだわりたい場合は、桧家住宅が有力な候補となります。
間取りの自由度
間取りの自由度も、メーカー選びの重要なポイントです。
間取りの自由度が高いメーカー
バランス重視型のメーカーは、木造軸組工法を採用していることが多く、間取りの自由度が高い傾向があります。収納の幅や部屋のサイズなど、細かい調整がしやすいのがメリットです。
間取りの自由度が低いメーカー
トヨタホームや積水ハイム、一条工務店などは、構造上の制約から、間取りの自由度が低い傾向があります。
大空間・大開口
アキュラホームは、バランス重視型の中では、大空間や大開口が得意です。「初!壁」という耐力壁を使用することで、コーナーサッシなど、開放的な空間を実現できます.
1. 5階建て
ミサワホームが提唱する、1.5階建てという考え方があります。これは、中2階に収納を設け、その上に書斎を作るなど、縦の空間を有効活用するアイデアです。狭小地でも開放感を得やすく、都市部で人気の間取りです。ミサワホーム、アキューム店、住友不動産、桧家住宅などが、この1.5階建ての提案を得意としています。一条工務店は、床暖房の関係から、段差を嫌う傾向があるようです。
メンテナンス性
住宅のメンテナンス性も考慮しておきましょう。特に、屋根、外壁、白蟻の対策は重要です。
クレバリーホームとウィザースホームは、外壁タイルを得意としています。タイル外壁は、サイディングに比べ、耐久性が高く、メンテナンス費用を抑えられるというメリットがあります。自社オリジナルのタイルを用意し、施工実績も豊富なため、安心して任せられます。
デザイン性
デザイン性で評価が高いのは、アイ工務店です。ハイブランド出身のデザイナーが多く、クールでシンプルなモダンデザインを得意としています。アキュラホームも、近年、高級路線のデザインに力を入れており、大空間・大開口を活かした贅沢な空間づくりを提案しています。
アキュラホームには、職人チームというユニークな取り組みがあります。これは、社員の中から特定のテーマに詳しい人が集まり、顧客の要望に応じた最適な提案を行うというものです。例えば、猫好きが集まって猫のための家づくりを研究したり、様々な要望に柔軟に対応できる体制を整えています。
アイフルホーム
アイフルホームは、価格と自由度のバランスが取れたメーカーです。**企画住宅「ロディナ」**は、選びやすく、使いやすいと人気を集めています。キッズデザインを追求しており、子供にとって安全で使いやすいデザインは、高齢者にとっても使いやすいというメリットがあります。
アエラホーム
アエラホームは、「プレスト」「クラージュ」「クラージュG」「クラージュGL」と、グレードが上がるにつれて断熱性能が高くなるという特徴があります。「プレスト」でもダブル断熱を採用し、高い断熱性能を実現しています。コストパフォーマンス良く断熱性能を上げたいという人におすすめです。
住友不動産
住友不動産は、非常に自由度が高いメーカーです。スキップフロアや1.5階建てなど、様々な間取りに対応できます。元々が総合ディベロッパーであるため、マンションやビルのような、スタイリッシュで都会的なデザインを得意としています。高級マンション向けのキッチンを大量発注しているため、高品質なキッチンを比較的安価に手に入れることができます。
その他
お金の提示方法
ハウスメーカーによって、お金の提示方法が異なります。バランス重視型のメーカーは、比較的早い段階で見積もりを出してくれます。桧家住宅のように、カタログにオプション価格を明記している場合も。
一方、ハイブランド系のメーカーは、後半になってから金額を提示することが多いようです。これは、まず顧客の要望を丁寧に聞き、オーダーメイドで見積もりを作成するためです。
ホスピタリティ
ハイブランド系のメーカーは、優秀な設計士やインテリアコーディネーターが専属で担当し、顧客の要望をじっくりと聞き、提案してくれます。一方、価格を抑えたメーカーは、打ち合わせ時間を短縮し、効率的に家づくりを進めます。どちらが良いかは、顧客の好みや価値観によって異なります。
じっくりと家づくりをしたい場合はハイブランド系、効率的に家づくりを進めたい場合は価格を抑えたメーカーを選ぶと良いでしょう。