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理由はなくとも痛みが胸を刺す

ふとしたときに、過去が私に刃を向ける
もはやどうにもならない過去が、生来的な能力のなさを思わせる。

努力すればよいと思うかもしれない。

でも、できるようになろうとも気持ちは晴れない。
「普通」は努力なしにできるにちがいないという考えが胸をしめつける。
だから私は、努力なんてしたことないと言い張っている。
才能で生きていると思いたいのだ。

私の視力が、聴力が、記憶力が高ければ。
偏屈な精神がなければ、妙な見栄や中途半端な向上心がなければ。

こうはならなかったのかな。

人に失望されるんじゃないかという不安が頭によぎる。
「そんな些細なことで失望するような人間だと思っているの?」
可能性としては、思うよ。
私が、人にとっては些細なことを決定打として、関わりを断つ人間だから。
君がそうでないことを願うばかりだ。

もう私は、人と比べることでしか幸せだと自覚できないかもしれない。
受験勉強の弊害だ。
偏差値、母集団との相対評価こそが私の価値だった。

数年、数十年先には変わっていると期待したい。

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