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最適な抗菌薬の選び方

本日は、抗菌薬適正使用の具体的な方法についてお話いたします。

まず前提として、2つの感染症診断
 ・臓器・解剖学的診断
 ・微生物学的診断

この2つの診断が適切であることが、感染症診断が適切であることが、感染症治療を適正なものとするのに必要でした。

そして、微生物学的診断(予想・推定もしくは特定されたもの)が「細菌」の場合に、感染症治療薬(抗微生物薬)として「抗菌薬」が登場いたします。

もし、微生物学的診断が「細菌」以外であれば、抗菌薬はそもそも「不必要」となりますね。(「抗菌薬」は「細菌」を治療対象とする「抗微生物薬」でしたね)。

ここまでの前提条件をみたしたものについて「抗菌薬適正使用」の根幹をなす、最適な抗菌薬を選択するための方法・順序のお話をさせていただきます。

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