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目指すもの Vision

「文化芸術に携わる一定レベル以上の人たちすべてが、パンデミックや自然災害によって生活力を脅かされることのない仕組みを作り上げる」

このコロナの影響で様々な業界が打撃を受けたが、こと文化芸術の世界は生きる上で無くても困らないよねと自粛を余儀なくされ、自粛中の収入源がなくなり途方に暮れている事業主やフリーランスの人も多い。国からの「持続化給付金」などの給付金制度や支援策はあるものの、先の見通しが立たない現状に不安を抱えながら本来の活動に専念できないという事態が、今もなお現在進行形で続いている。

私自身フリーランスの音楽家として活動をしていた時期もあり、この事態を重く受け止めていて、これは文化芸術の業界に限ったことではないんだけど、もっとちゃんとした補償制度があればいいのにと常々思う。生きていく上では必ずしも必要とされない不安定な業界に身を投じ、人生をかけて挑戦していく覚悟を決めてみんなやってるんだからさ、自分たちでなんとか乗り切ってねって、、それなりの申請書を提出してくれたらこれくらいは支援するからねって、、それで「ああ良かったー!助かったー!」という人も中にはいるかもしれないけど、それで生産性は上がるのかな。向上心は育つのかな。

けっして自己満足ではなく、人々に心の豊かさと日々の活力を提供しようと活動を続けている彼らの気持ちを大切にし、またこの国の文化芸術をもっともっと発展させていくためにも、「文化芸術に携わる人たちが、安心して安定した生活を送れるようにサポートする」ことがなによりも重要なのでないだろうか。私はそこを目指していきたい。


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