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わたしのすきなひと

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BTS(防弾少年団)のメンバーについて。 わたしの好きなところやすてきな逸話をあつめました。 読んでくれた人の中の好き膨らみますように
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#Taehyung

きみはぼくのともだち(テヒョン編4)

テヒョンくんは私の友達だと思っていた。 私たちの友達だったはずだ。 街ですれ違ってもきっと向こうからは気付かれないし、今どこで何をしているのかも知らないし、トランペットを習っていて‘ドレミファソ’まで吹けることも知らなかったし、トランペットをやりたいとずっと昔から思っていたのになぜサックスやバイオリンを習っていたのか…その理由もきっと一生分からないままで、だけど周囲の人には話さない心の奥の話をときどき共有していたりして、そういうちょっぴり不思議な友達だったはずなのだ。 私た

きみはぼくのともだち(テヒョン編3)

友達は何人いますか?と聞かれて即答できる人はどれぐらいるだろう? ひとりも友達がいないという人は少ないだろうけど、この世界にどうしようもなく関わっている私たちにとって、どこからどこまでの人を“友達”だと呼べるのだろう。 実のない話に花を咲かせて、くだらないことを言い合い、持て余した時間を共有できて、特に胸の内を打ち明けたわけでもないのに、ふっと心が軽くなるような言葉をくれる人、多くの価値観が似ていても一方で自分では考えもつかないような発想で新しい世界を見せてくれる人。気軽に

きみはぼくのともだち(テヒョン編2)

1  月とはれた日の柚子茶と友達と 「おっ!つきいっそよ!」とててが言った。 韓国語で“月があります”という意味の言葉だ。 スタジアムという大きな舞台に立ったその翌日、2日目の公演では、その特別なステージの上から突き抜ける空にアンパンマンの形の雲がある、と楽しそうに話していた。 夢のような時間が過ぎて、コンサート会場を後にしながら、携帯のカメラを空に向けた何人かの女の子たちを見た。 ててが月を見ようと言ったから、私たちは空に浮かぶ三日月を見ていた。 てて=テヒョンく

きみはぼくのともだち(テヒョン編)

1. 変わらないもの “幸せにそっと切なさが香る”……… ときどき、テヒョンくんを見ていると頭の中にこの歌が流れる。 (ハナレグミ「さらら」より) CGVというハッシュタグができるほど、どんな角度から見ても完璧で、他所の惑星から地球にやってきたと言われても信じてしまうほど美しい。 そしてどこか、切なさが香っているのはなんだろう。 顔の中でもひときわ印象的な彼の大きな目は、笑うと三日月みたいにくしゃっと形を変えて、ハートの形の唇が四角く広がってとてもかわいい。幼い頃の写真