
ゲーム業界で争っているのは3社だけか?
マイクロソフトが新たな動きを見せました。
近年、ゲーム業界の動きもとても激しくなってきています。今回のテーマとなるクラウドゲームは特に、既存のハード×ソフトというゲームの形を大きく変えていく可能性があります。
マイクロソフト、日本でクラウドゲーム:日本経済新聞
ゲーム企業としてのマイクロソフト
マイクロソフト(Microsoft)は、Xboxを展開してきました。日本ではそれほど浸透していないですが、アメリカなどではよく知られたゲームハードです。
また、マイクロソフト系のゲームソフトでは『Halo』や『Minecraft』が人気タイトルとして挙げられます。
クラウドゲームってなに?
クラウドゲームというのは、日本に広く普及しているハード×ソフトで遊ぶゲームとは異なり、スマートフォンで遊ぶゲームのイメージに近いものです。
ゲームのハードもソフトもクラウド上に存在しており、映像だけが手元に来ているようなイメージです。そのため、基本的にどんな端末からでも遊ぶことができます。
これらを月額課金(サブスクリプション)で展開することにより、ゲーム業界で一つの懸念となっている、ヒット作の有無や新ハードの投入タイミングによる利益の波を抑えることができます。
クラウドゲームを提供している企業
アメリカ企業ではGoogle、Microsoft、Amazon、NDIVIAが、日本企業ではSONYが大きく展開しています。
この内、日本で遊ぶことができるのは、Microsoft、SONY、NDIVIA(SoftBankが協業)の3つです。日本ではまだまだ普及していません。
クラウドゲームには、これまでではハードが行っていたゲームの処理をデータセンターで行う必要があるため、それらの設置なども今後日本に展開されてくるかもしれません。データセンター誘致の話もちらほら話題に上がりますしね。
近年のゲームソフト
近年はゲームソフト製作に大きな変化がみられます。
Nintendo Switchのeイーショップで月間ダウンロードランキングの首位をものにしていた『Among Us』はNintendo Switchのみならずスマートフォンやパソコンなど様々な端末で展開されています。上述の『Minecraft』も同様です。
このように、今では一つのソフトをさまざまなハードに展開するパターンが増えています。これによりハードを展開する、任天堂、SONY、Microsoftはユーザーにハードを購入させるためにはソフトのみならず、遊び方やハードの機能で魅力を持たせなければならなくなってきています。
任天堂はどう動く?
これは、私の個人的な意見ですが、任天堂は映画業界におけるディズニーのような立ち位置をものにしつつあると考えています。
任天堂は上記した企業と異なり、任天堂キャラクターやそれらの看板作品が多く存在します。それゆえに、任天堂がブランドとしての地位を確実のものにしていると言えます。
また、任天堂はファミリー向けゲームの志向も強く、「最新技術で高速、高画質ゲームの展開!」というような争いとは対極の位置にいます。ハードの価格もPlayStationやXboxと比べると安いですしね。
さらに、任天堂は2画面で遊ぶDS、3D映像を見られる3DS、体を使って遊ぶWii、据え置きと携帯ゲーム機を合わせたSwitchなどハードならではの遊び方を提供し続けています。
そのため、任天堂がクラウドゲームに参加するとしてもまだ先だろうと予想しています。少なくとも5Gが一般的になる頃までは既存のNintendo Onlineによる過去作品のダウンロードプレイが中心になるのではないかと思っています。
まとめ
Microsoftがクラウドゲームで日本進出を発表しました。
日本で展開されているクラウドゲームは
・SONY
・Microsoft
・NDIVIA(SoftBank)
の3サービス
任天堂はオリジナリティとブランド力で独自路線
とはいえゲーム関連の見本市であるE3(Electronic Entertainment Expo)を直前に控えるゲーム業界です。目が話せませんね🎮️
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