9月の株価は上がる?下がる?
今日から9月になりました。2021年度の上期も今月で終わりですね。
今日は日経新聞から、今後の経済を占う記事を寄せ集めていきます。
見出しだけで概要はわかるかと思いますので、まとめだけ流し読みもおすすめです!
日経新聞を投資に活かすことを目的に、気になった記事を取り上げていきます。
投資初心者たる私が、その記事を見て、調べ考えたことを発信していきます。
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半導体不足、広がる影響 エアコン生産にも波及
しばらく続いている半導体不足ですが、その影響が広がってきているようです。
7月の鉱工業生産指数も前月比1.5%低下と2カ月ぶりにマイナスを記録しました。2020年1月の水準を下回ったようです。
これらは半導体不足による減産に起因しているものと見られます。
日経平均 2万8000円回復
8月31日の日経平均株価は7月15日以来1カ月半ぶりの高値である2万8089円(前日比300円,1.08%)で終えました。
これまで、月の最終日には前日比で下がる傾向が11ヶ月続いていましたが、一年ぶりに前日比プラスで終えました。
離職者が就職者上回る
8月31日に2020年(令和2年)の雇用動向調査が発表されました。
これによれば、就職者よりも離職者が多かったとのことです。離職者が上回るのは9年ぶりのことです。これは、特にパートタイマーについては離職者が多くその影響が見られます。
都内求人倍率、7月1.19倍に上昇
7月の都内の求人倍率は上昇しました。特に製造業や、医療・福祉での求人が増加しているようです。
ユーロ圏、物価3%上昇
欧州ではエネルギーの価格高騰もあり、物価が上昇しています。エネルギーや食料除いても1.6%の物価上昇率を記録しています。今回前年同月比で3.0%の上昇であり、この上昇幅は10年ぶりのことでした。
エネルギーや食料は多少の波がつきものですが、その他でも値上がりをしている状況で、インフレへの懸念があります。
消費者心理、8月は3カ月ぶり悪化
内閣府が発表した、8月の消費動向調査で!消費者態度指数が悪化したことが明らかとなりました。
消費者態度指数は、「暮らし向き」、「収入の増え方」、「雇用環境」、「耐久消費財の買い時判断」4項目から算出されています。8月の調査結果では雇用環境が1.9ポイント減で、最も悪化していました。
中国の景況感、大幅悪化 感染再拡大で移動制限
中国でも景況感が悪化しているようです。特に非製造業のビジネス活動指数が大幅に下落しています。
一方の製造業は、購買担当者景気指数は小幅に減少したものの、好調を示していたようです。しかし、輸出に限ってみた新規受注が不調であり、2021年の後半にかけ今後の伸び悩みが懸念されます。
まとめ
欧州では物価上昇が顕著、アジアは景気感が悪化しているようです。
アジアにも物価上昇の波は訪れていますので、このまま景気が悪化してしまうと、原料高を吸収しきれず、企業の利益に懸念が持たれます。
また、半導体不足による減産の影響は未だに収まらず、むしろ広がる勢いです。
しかし、日本国内では製造業の求人も増えており、受注は衰えていないようです。あくまでも半導体によって制限されているだけと言えそうです。半導体は各社生産体制の増強なども行っていますから、今後、製造業においては期待が持てそうです。
一方で、非製造業に目を向けると、中国では著しく悪化しています。また、日本の2020年の離職者を見ると、パートタイマーについて特に多いことが明らかとなっています。さらに、消費者態度指数でも雇用環境で悪化を見せていることから、パートタイマーの多いサービス業はまだ苦難に立たされていると言えそうです。
株式市場に目を向けると、日経平均株価は8月は一ヶ月半ぶりの高値で終えました。
感染拡大の様相も強く、緊急事態宣言もさらに延長されそうです。この意味で、やはり非製造業、特にサービス業はまだ苦難が続きそうです。
一方、製造業は、その期待が株価にもすでに表れているのではないかと思われます。
製造業は半導体の動向がかなり大きく影響しそうですので、半導体への注意は切らさないようにしたいですね。
特に東京に位置する製造業は求人を増やしているようです。まもなく四季報も出ますから、前回と比較して従業員数が延びている企業には注目ですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。日々の学びや気づきから投資につながりそうなことを更新中です📝