推しの眼鏡磨く

思い出したように書く

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最近の記事

あの頃のダレンを覚えているから

小学校中学年の頃、いつも青と黒のジャージを着ている先生がいました。年がら年中そのジャージを着ているからもうお決まりで、数メートル離れていてもその先生の存在感は際立ったものです。 全校集会の時なんかは、一種のランドマークと化するほどでした。 私が『ダレン・シャン』を手にしたのは、その先生が勧めてくれたからです。 私はその頃読書に夢中でした。 『ハリー・ポッター』シリーズはもちろん、当時流行っていた『本の怪談』シリーズも読みましたし、難しそうな文字の小さな本にも手を伸ばしたり

    • 私は如何にして繭期になったのか?

      最初はこのnoteの題名を「我は如何にして守護者になったのか?」にするつもりでした。しかし、何か壮大なフラグを立てて単位を落とすような始末になってしまってはいけないので、最後になって考えを改めました。 大学生ですから、私のイニシアチブはそこそこの量の単位に握られているのです。 あれは忘れもしない、2021年10月25日の深夜。 二学期中間テスト期間中。私は微妙な寒暖差による気疲れを言い訳に、数学の課題を下敷きにしてYouTubeを彷徨っていました。 パソコンを開いてしばら

      • 『モーツァルト!』が難しい。

        初観劇後、時を経ずして。 『モーツァルト!』が難しい。 !すみません! !本noteはミュージカル『モーツァルト!』を鑑賞された方向けです! 事前情報なしで鑑賞に挑むのは私の映画鑑賞の癖だったので、舞台だろうが変わらず下調べなしで行きました。 そしたら、顎外れたんですから。 終演後、最初に私の脳内を占めたのは、この上なく大きなクエスチョンマークと観劇後特有の高揚感でした。 そして夜が明けてから、ちょっとでも調べるべきだったと後悔したのです。 なぜって、あの時の私はまるで

        • はじめてではないけれど

          生きていていろいろ思うことがあります。 だらしない生活サイクルを続けていいのか、何か忘れてはいないか、突発的にnoteのアカウントを作って後悔しないか。いろいろです。 毎日いろいろ考えていると逆に全部忘れて考えていたこと自体も気にならなくなってしまうから、noteのアカウントを作ってものを書こうと思いました。 あるいは、何かを思い出した時にその熱量をぶつけられる場所が必要だろうと思うからです。というか大半はこれが目的です。 私は基本的にこの世は無常で刹那的で、全部結局はう