#04 メルボルンを離れる理由
私のビザが切れるまで残った日数は約40日。
帰国する航空券を早く買わないと行けない。
航空券を買った瞬間、私の帰国日が完全に決まってしまう。
大好きな仲間が居て、仕事も家もあって、
充実した毎日を過ごしていて、
今メルボルンを離れたい理由なんて一つもない。
日本に居たときよりも、より自分の人生を開拓して生きている気がして
もしかしたらメルボルンは私に合っているのかもしれない。
メルボルンに来る前に抱いていた心配事は一つも残っていない。
メルボルンのことが心の底から大好きになった。
だから、人生のどこかのタイミングで
もう一度訪れることは決まっている。
けど、いつなのかは分からない。
メルボルンという街が大好きだし
メルボルンで出会った人たちがよりこの街を魅力的にしてる。
さっき書いた、人生のどこかのタイミングで
メルボルンには戻ってくると。
けど問題は、私のほとんどの友達は、短期滞在者。
学生ビザ、ワーキングホリデービザ、、、
私がメルボルンに戻って来たときに、
私の大好きな仲間たちがここに居るとは限らない。
全員それぞれの国に
帰国している可能性だってゼロではない。
もしかしたら、次もう会えないかもしれない。
今この大好きな仲間たちと離れたくない。
こんなにも毎日充実した生活をしているのに、
メルボルンを離れないといけないと考えると、とても悲しくなる。
これはオーストラリア・メルボルンが国際色豊かで、
多様な国籍の人達で溢れた場所であるから起きることだと私は思う。
これも人生の中での必要な経験だと
自分に言い聞かせるしかない。
メルボルンを離れたい理由なんて一つもないけど、
日本に帰らないといけない理由があるから
一度私は日本に帰る。