【Podcast まとめ】第4回 発車ベル"10段活用?" 信号からの変遷ドキュメンタリー その③| 発車ベルチャンネル
タイトル
第4回 発車ベル"10段活用?" 信号からの変遷ドキュメンタリー その③
概要
音で辿るドキュメンタリーシリーズも完成に近づいていきました。とはいえ、模索の最中。
「これは使えるかも?」という良作でも、没とした理由は何でしょうか。不規則性や○○の鳴き声など、採用音源にも活用した発想も盛り込まれ始めています。
はじめに
元祖発車ベルチャンネル。このチャンネルでは、井出音研究所所長、私、井出 祐昭が、元祖発車ベルを開発したスタッフを代表して、当時のことをお話ししたいと思います。
前回のスカシリーズに加えまして、今日は3回目ですね。トータルで言うと第4回目になります。
雑音の中でも聴こえる仕組み?
今日はですね、ちょっと洗練してます。ちょっとそのつもりで聞いてください。
それで、ちょっとこういう、公共の音っていうのは少し考えないといけないことがあって、どういうことかというと、高い方の音にすると音が通るんですね。
例えば雑音の中でも女性の声、おーいとかっていう女性の声は聞こえてきます。
しかし、男性の低い私のみたいな声は雑音の中に埋もれてしまうんですね。
で、じゃあ高い音だけにすればいいかと。よくピーピーピーみたいな高い音だけにすればいいかと言うとまず耳障りだと。
特別は人間の耳に対して、耳障りな音の帯域ってなるんですね。
そういうものも避けなくちゃいけないんですけども、だけどやっぱり高い音の要素は必要だと。
それからそのデメリットとして、耳の聞こえっていうのは年齢を減ってくると、どんどん高い方が聞こえなくなってくるんですよ。
だから高い方を出してて聞こえてると思っていても、聞こえてなかったりするんですね。
だからユニバーサルデザインっていうことを考えると、両方の要素がないといけないんです。
で、そういうのをどうしたかみたいなこともですね、また後々話したいと思います。
良さそう…だけど没になった音
今日はその次に行ってみます。どうぞ。
おっ、これなんか今でもいけますね。
あのね、良いのが残ったっていうことなんですけども、その良いの中に例えばいろんな路線で一緒になっちゃうとですね、
これ今の状況なんですけども、不協和音になるっていうことがあるんですね。
そういうので良いんだけど省いたっていうのがあるんです。これなんかも割とそのうちの一つですね。
はい、次お願いします。
これもいけますね。
なんかこの辺りはね、たぶんね、まだメロディとかそういうのじゃなくて、もうスタンダードなっていうか、
もう全部これみたいなね、そういうその標準的な音をどう作るかみたいなことを考えていた時期だと思います。
だからこの音なんかはかなりいろんなところに使えるんじゃないかと思いますね。
使っちゃダメですよ。(笑)
採用音源にも使われた音楽的要素の工夫
はい、次。
はい、この五月雨式な音の流れですね。
まあ、かなりせわしないですけども、
まあこれもかなり音楽的要素が入ったアプローチですね。
はい、次行ってみましょう。
これはまさに小動物の動きのような、なかなか画期的なもんだと思いますけれども、こういうふうに連続、同じものの繰り返しじゃなくて、ちょっと規則性が入ってくると。
f分の1揺らぎなんかもそうなんですけどね。
そういうものを入れてみたらどうだろうというサンプルです。
はい、次行ってみましょう。
これは最終形にちょっと近いものがありますね。
あのー、ひゅーってちょっとお化けっぽい音がしてますけども、
これは成田エクスプレスをややイメージしているのがあって、
その音には鹿のひゅーって音が入っているんですよ。
そういう雰囲気もかもし出すために、ちょっとひゅーっていうですね、
やや浮遊した音が入っているということです。
これもバリエーションですけども、ちょっと宇宙人のような鹿が入っているという。
なかなかやるでしょう、というアプローチなんですけどね。
まとめ
こんな風にして作っているんですね。
だから最初からメロディーを作ろうというわけじゃなかったということなんです。
その辺はまだ全体の進行の中でですね、10だとするとこれまだ1の段階での話なので、今からいろいろまたお話ししていきたいと思います。
それでは来週。
次回のPodcast放送は本日11月11日(月)0:00公開中!
タイトルは「第5回 教科書は「鐘」の音?その秘密とシミュレーションをお届けする理屈編」
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