【Podcast まとめ】第6回 ハープとクリスタルマリンバの未公開発車ベルコンサート | 発車ベルチャンネル
タイトル
第6回 ハープとクリスタルマリンバの未公開発車ベルコンサート
概要
300種類以上作った試作。完成に近づいたにもかかわらず、元祖発車ベルに惜しくも採用されなかった音源たちが発掘されました。 今回は、そんな秘蔵音源を音楽として特別編集した「発車ベルコンサート」をお披露目。
ハープとクリスタルマリンバが採用された理由についてもお話しています
はじめに
元祖発車ベルチャンネル!このチャンネルでは、井出 音 研究所 所長、私、井出 祐昭が、元祖発車ベルを開発したスタッフを代表して、当時のことをお話しいたします。
先週ですね、鐘の音の原理というのを言っているわけですけども、それを実際に他の楽器とか他の音でやってみたら、本当に鐘の音と感じるのかどうかという実験をやってみました。
かなりこれは、僕らとしてはネタバレに近いことなんですけども、もう大放出ということで、出血大サービスでやっとやってみました。
元祖発車ベルにハープを使っている理由
新宿の中にはですね、ハープをいっぱい使っているんですね。 ハープという楽器もですね、日本ではそんなにこう、 よく知っている楽器ではないことでもあるんですけども、(似た楽器で)琴がありますね。ということで、なんとなくああいう楽器の音というのは、違和感がなく馴染みがあると。ピアノのように。それで、あのハープを使ったわけですね。
それとハープというのは、もうものすごく何千年という歴史がある楽器で、
ハープの音というのが浄化作用、癒やし効果、みたいなのがあるという風に言われていて、怪しいものじゃなくて、歴史がそういうふうに語っているということで、音楽療法なんかでもハープをよく使っています。
採用されなかった発車ベルを音楽にしてみました
それで今日はですね、発車ベルとしてのハープなんだけれども、それを音楽のように並べてみたらどうなるかという特別編集をしてみました。 それをお聞きください。どうぞ。
クリスタルマリンバの音色
はい、いかがでしたでしょうか。 もう一つ、成田エクスプレスで使っている クリスタルマリンバという、クリスタルでできた透明なマリンバなんですけども、形は全く木のマリンバと同じものなんです。 これを一回ちょっと使ってみたらどうかと。
他のものとは音色も違うし、ちょっと未来的な感じがするんですね。
あのクリスタルの独特な透明感というのが音の方にもあります。
その当時佐々木硝子という会社があって、そこからお借りして叩いてみました。 そうしたら、結構これがまた、あんまり聴いたことがない音けどマリンバなので聴いたことがあるみたいな、そういう独特なとこに行ってたので、
この楽器をぜひ使ってみようと。
そう決めた時に、ちょっとテストでいろいろ叩いてみたりしました。
その模様と、最後にまたハープで作ったまだ表に出てない発車ベルの音を聞いていただけます。どうぞ。
鏡のような音
はい、いかがでしたでしょうか。
今日の最後にですね、 このハープが単独で出ている中央線の快速の音があるんですね。 これも雑踏の中で聞いてみると、なんかこれ浄化してるなぁとか、癒してるなぁみたいな、ういう感じが何年もしてきました。
私たちの中で鏡のような音っていうようなテーマで、この発車ベルを作ったんですけれども、音楽療法というのがあって同質の原理というのがあるんですね。 その人のマインドに合わせたように聴こえるような音っていうのが、鏡のような音ということなんですけれども、新宿駅の発車ベル全体に、このようなコンセプトが応用されています。
来週は完成版、実際に使われた発車ベルの解説をしていきたいと思います。 では来週まで。
次回のPodcast放送は本日11月25日(月)0:00公開中!
タイトルは「第7回 とうとう完成した元祖発車ベル!制作解説 その①」
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