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「もう、やめだ」
とその写真家はコメントしてブログを止めてしまった。
ブログが流行り始めたITバブル頃、自分がよく見ていた写真家がいきなりブログを閉じてしまった。
かなりのボリューム、充実した内容だったので、
勿体無いと思ったが、その後自分も同じことを2度やっている。
最初は、初期のアメーバブログ。これは日常生活がテーマ。
2度目は、ヨガのブログ。
ヨガブログは、2大ブログランキングでトップ取ったこともあるし、大体5位以内にいた。いつの間にかすごいボリュームになった。
色々とタイアップの話とかあったが、
ある日、「もう、やめだ!」とやめてしまった。
そんなリセットをした直後は、とても気分が良かった。
多分、リセットして別のことを始めた方が良いという天の声だったのかもしれない。
チベット仏教の伝統に「砂の曼荼羅」がある。
絵心のある僧侶たちが2〜3週間かけて、着色した砂で見事な曼荼羅を描き上げる。
完成した直後、
僧侶たちは、その曼荼羅を未練なく壊してしまう。
形あるものは必ず滅びる。
それを小さな形で実行するのが「もう、やめだ」
なのかも知れない。
現在インスタとスレッズをやっているが、まだ「もう、やめだ」という気分にはなっていない。ただ、常に発信する(アウトプット)するのは大事なことだと思う。何かを得ることが多い。やらないとゼロだ。
ただ、いつ「もう、やめだ」となるのかは自分には分からない。