ローカルガストロノミー
昨日、天草宝島ライン就航15周年記念講演会に参加させていただきました。
ローカルを追求していきたい自分としては、プロの方々のお話を聞け、これが無料で聞けたのはすごいと思いました!
次の展開を狙う上天草
上天草は、現在ものすごい盛り上がりをしており、行政の補助金を頼らない民間投資・主導でまちを活性化しているということです。ただ、上天草で街を変えている方々はすでに将来を見据えた取り組みにかかろうとしておられ、更なる進化を遂げるのではないかとその熱量を感じました!
ローカルガストロノミーの未来
このローカルガストロノミーをこの講演会でその考え方を知ることができたのは本当に良かったと思います。
私は、潜在する地域資源の魅力を引き出していく活動をしていきたいと思っていて、ローカルなものをまずは追求していこうと考えていました。
その最先端としてローカルガストロノミーというものがあると知り、自分のやりたい取り組みにすごくマッチしてしまいました。
ガストロノミーは、美食学という意味で、地産地消ではなく、その一歩先にある風土、歴史文化を料理で表現するものというものでした。
つまり、身近な食材こそが他の地域ではない魅力であり、そこでしか食べれないものが人を引き寄せ、行きたい場所になるというものでした!
これが、農産物や海鮮物が豊かな場所だよねという思考になり、作ってる人も地元の人で感じがいいよね、そこに行けば豊かな暮らしができそうだよねっていうことから移住にまで展開し、地域を変えるということでした。
この考え方が本当に印象的で、何か他の地域で流行っている同じものを見つけるのではなく、今あるものこそが外からにとっては価値あるものへ変貌する可能性を秘めているということで、ここがとても重要なポイントだと思いました。
私は、水上村で生まれ育ったのですが、ふと「骨かじり」というものを食べていたなと思い出しました。母がスーパーで普通に売ってある鶏ガラの出汁を取るためのほとんど身が付いていない骨だけのものを茹でて、それを塩コショウで味付けして食べていたんですが、ものすごく好んで食べていたなとと思い、そんな身近だったものがもしかすると価値あるものなのかもしれないなと思いました。(この骨かじりには全く歴史を感じませんが笑)
これを高級食材が豊富な上天草が、さらにローカルな食材を追求していくことで、より一層わざわざ時間をかけてまで行きたい場所になると考えると、上天草の盛り上がりはもっとすごくなるだろうなと思いました。
最後に
私は、この講演会を聞いて、このローカルを追求することが、この先の将来、地方都市の競争になってくるのではないかと思い、もうすでに始まっているものだとも感じたところで、外から有名なお店を引っ張ったり、真似したりするのではなく、地元ならではの資源を使っていくことが世界にも選ばれる価値ある地域として生き残っていくのだと感じました。
まだ、私自身ができることは小さくしかやれませんが、自分の街のローカルの良さに気づき、それを大切にしながら新たな価値にしていくことに取り組み、より一層好きな街にしていきたいと思いました!