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2020.8.1. Event Report#1【アートx哲学対話】セミナーvol.2|哲学講義「コミュニティとデザインの未来」 (アーカイブ配信)

(2020.8.17付)

こんにちは。IW-Campus(アイ・ダブル - キャンパス)事務局です。盛夏の折、いかがお過ごしでしょうか。

このNote記事は、2020年8月1日(土)アイディアウーマン主催のオンラインイベント IW-Campus【アートx哲学対話】シリーズ第2回 のイベントレポート(アーカイブ配信付き)です。

第1回、2回を通してイベントでお話しくださった東京大学教授 梶谷真司先生(哲学者)、漆アーティストの堤卓也さん、戸田蓉子さん、そして、参加者の皆さま、誠にありがとうございました。また、これまでアイディアウーマンの活動にお力添えくださっている団体、個人の皆さまに深く感謝するばかりです。心より御礼申し上げます。

IW-Campusは、この【アートx哲学対話】連続セミナー(2020年7月4日)第1回を初回として2020年7月に始まった「学びの場」となります。新しい試みをしていることもあり、内容の充実度に比べて運営面での未熟さがありますことをお詫びいたします。

まだまだ至らぬ点ばかりですが、IW-Campusは、人生100年時代、皆さまと「居心地よく・一緒に・学ぶ”場”」を目指してまいりたいと思います。この”一緒に学ぶ場”が居心地がいいと思われた方は、ぜひまたご参加いただければ嬉しいです。

*Peatixでグループを「フォロー」しておくと、今後のイベント公開直後に登録のメールアドレスに通知が届きます。

◆「IW-Campus  アートx哲学対話で笑顔3倍に♪」グループ(Peatix)

   URL: https://iw-event.peatix.com/ 


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「これからのニューノーマル」を新たな視点で考えるためのセミナー、
 IW-Campus【アートx哲学対話】連続セミナー第2回。

第1回セミナーのタイトルは「ニューノーマルとは?~漆ってナニモノなのかから考える」。2020年の日本を代表する京都在住の漆アーティスト堤卓也さんと戸田蓉子さん、東京大学 梶谷真司教授と一緒に考えました。

第2回セミナーでは、前回の漆アーティストのお二人のお話しをうけて、梶谷先生の公開講義および漆アーティストとの対談・対話がありました。

【アートx哲学対話】シリーズ第2回となる今回のイベントでは、哲学の講義もあり、有料イベントとして開催しました。このため、このNoteの記事の後半にある、アーカイブ配信部分<記録1.2.>は有料となります。

イベント当日の大まかな内容、タイムテーブルは以下のとおりでした。

◇タイムテーブル

1.オープニング

主催者より、どうして【アートx哲学対話】なのか ?(15:00-約15分 )

2.<記録1>哲学者 梶谷真司先生 公開講義 

「哲学から見たコミュニティとデザインの未来~環境問題と社会変革のための二つの視点」(15:20頃- 約1時間)

3.<記録2>哲学者と漆アーティストとの対談、参加者全員での対話 (16:30頃- 約1.5時間) 


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[東京大学UTCP イベントページ掲載の告知はこちら]   

https://utcp.c.u-tokyo.ac.jp/events/2020

[IW-campus: アートx哲学対話セミナーvol.2]
「これからのニューノーマルとは?」
梶谷先生 公開講義「哲学から見たコミュニティとデザインの未来」 /  漆アーティストとの対話

「これからのニューノーマル」を新たな視点で考えるためのセミナー、
 IW-Campus【アートx哲学対話】連続セミナー第2回。

■イベント概要

IW-Campus【アート x 哲学対話】連続セミナー vol.2

◇タイトル:「これからのニューノーマルとは?」
● 東京大学・梶谷真司教授による公開講義「哲学から見たコミュニティとデザインの未来」
● 漆アーティストとの対話

◇日時:2020年8月1日(土)15:00- (Zoomオープン 14:40-)Zoom初心者さん歓迎
◇場所:オンライン(Zoom)
◇参加費(税別):一般チケット 1,000円 / おすそ分けチケット*・学生さんチケット* 無料
*学生さんに限らず、災害や疾病など、お支払いが難しい方は、遠慮なくこちらのチケットでお申込ください。

◇登壇者
レクチャー:梶谷真司先生 (哲学者) / 東京大学大学院教授, UTCPセンター長
ディスカスタント:
・堤卓也 さん / 株式会社 堤浅吉漆店, 一般社団法人パースペクティブ
・戸田蓉子さん / 漆芸家,「Urushi Media」 主宰
・清川かや子 / 株式会社アイディア・ウーマン

◇お申込み受付 

オンラインチケットシステムPeatix(ピーティックス)の「IW-Campus  アートx哲学対話で笑顔3倍に♪」グループ   URL: https://iw-event.peatix.com/ 

*Peatixでグループを「フォロー」しておくと、今後のイベント公開直後に登録のメールアドレスに通知が届きます。

 [主催] (株)アイディア・ウーマン
[後援] 東京大学大学院総合文化研究科・教養学部附属「共生のための国際哲学研究センター」(UTCP)

[協力] 第1回-2回の開催にご協力いただいた法人・団体の皆さま(予定含む)
P4E(Philosophy for Everyone)研究会, 文京区社会福祉協議会 地域連携ステーション フミコム, 一般社団法人 アルバ・エデュ, NPO法人サンカクシャ, 一般社団法人 軽井沢ソーシャルデザイン研究所, 株式会社 銀座 柳画廊, Cummins Japan/We-Network, NPO法人 丹波漆/福知山市 やくの木と漆の館, 一般社団法人 パースペクティブ, 哲学対話ファシリテーターIW会,  

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■登壇者プロフィール

梶谷真司 (Professor Shinji Kajitani)|東京大学大学院総合文化研究科教授, UTCPセンター長
京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。専門は哲学、医療史、比較文化。近著に、『考えるとはどういうことか~0歳から100歳までの哲学入門』(幻冬舎・2018年)がある。 近年は、哲学対話を通して、学校教育、地域コミュニティなどで、「共に考える場」を作る活動を行い、そこからいろんな人が共同で思考を作り上げていく「共創哲学」という新しいジャンルを追求している。

▽画像:IW-Campus「哲学対話ファシリテーション講座<応用編>」より、絵本を使う「e絵本x哲学対話」ファシリテーションの実践場面

キャプチャ0707E絵本x哲学対話

<参考動画>

7月17日にYouTubeライブで配信された【大学生むけレポート講座】は、当日約2000人が参加し、配信後3日間で2.8万人超が視聴した。(本編は1:05頃~)

YouTubeへのリンク: 7月17日開催【大学生レポート講座】|Shinji Kajitani


◆堤卓也 (Mr.Takuya Tsutsumi) | 株式会社 堤浅吉漆店 専務取締役, 一般社団法人パースペクティブ 共同代表
1978年、京都府生まれ。北海道大学農学部を卒業後、他業種を経て家業である漆の精製・調合等に携わる。一方で、漆のある暮らしを次世代の子ども達につなぐ取り組みとして「うるしのいっぽ」を始める。「サーフボード × 漆」「BMX× 漆」「スケボー × 漆」など、漆の新たな価値観も提供している。
一般社団法人パースペクティブとして、京都市の協力を得て京北町で市の保有する森を借り、「工藝の森」を創る構想を発表。漆を軸に、他の天然素材や工芸分野、教育や子育て、地域活性化事業など、あらゆる可能性を模索しながらそのハブ的な役割を目指している。サスティナブルな自然素材『漆』を通してきれいな地球を次世代に残すべく奮闘中。

第3回「三井ゴールデン匠賞」受賞(2020年 三井広報委員会)

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<参考動画・記事 >

第3回「三井ゴールデン匠賞」受賞(2020年 三井広報委員会)紹介動画

https://youtu.be/ygVeorHOTEE

「うるしのいっぽ」HPより、フランス人の視点からみた漆と堤卓也さんについて (英訳:戸田蓉子)
https://www.urushinoippo.com/blog/2020/5/2christo/adrien


戸田蓉子(Ms. Yohko Toda)| 漆芸家 ,「Urushi Media」主宰
同志社大学美学及び芸術学科卒業
Gallery Achdjian(Paris,France)にてインターン中に漆に興味をもち帰国
東京藝術大学名誉教授大西長利に漆芸を師事
国際漆展石川金賞、うるおい漆大賞、京漆器展理事長賞はじめ受賞多数
「Savoir-faire des Takumi project」(パリ・東京)および
アートフェア「Collect」(イギリス、ロンドン)に出品。ドリームジャパン財団グラント。夫は芥川賞作家の花村萬月 氏

2020年2月~3月にかけて、パリと東京での「Savoir-faire des Takumi project」の展示に出品。イギリスの由緒あるハイレベルなアートフェア「Collect」(ロンドン)の出展作品に選ばれるなど、国内外で高く評価されるアーティスト。

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 <参考動画・画像>「Urushi Media(ウルシメディア)」より

https://urushi-media.com/

   

清川かや子(Kaya Kiyokawa)|アイディアウーマン (主催者)

人・本・冒険が好きな英語通訳ガイド。航空会社客室乗務員、弁護士秘書などを経て、“漆(うるし)の凄さ”を知ったことがきっかけで2018年に起業。シンガポールでの日本大使館主催のレセプションや東京での国際会議などで、漆芸、いけ花、日本茶等の海外向けオーダーメイドギフトを披露している。

2020年4月より東京大学教授 梶谷真司先生のルールに基づく「哲学対話ファシリテーション講座」をスタートし、2か月間で延べ100名以上が受講した。漆をはじめとする伝統工芸やクラッシック音楽など「心のこもったアート」x「共創・哲学対話」のチカラによって、“世界中の笑顔を3倍に!”することを目指して活動中。北海道大学法学部卒業。 https://ideawoman.jp

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■アーカイブ(動画の記録)配信について

セミナーでの <記録1>哲学者 梶谷真司先生 公開講義 および、<記録2>哲学者と漆アーティストとの対談、参加者全員での対話 の部分のアーカイブを配信します。

◇大まかなタイムテーブル

1.オープニング

主催者より、どうして【アートx哲学対話】なのか ?(15:00-約15分 )

2.<記録1>哲学者 梶谷真司先生 公開講義 

「哲学から見たコミュニティとデザインの未来~環境問題と社会変革のための二つの視点」(15:20頃- 約1時間)

3.<記録2>哲学者と漆アーティストとの対談、参加者全員での対話 (16:30頃- 約1.5時間) 

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◇内容の説明

1.オープニング:主催者より、どうして【アートx哲学対話】なのか ?

主催者の思いについて、「【アートx哲学対話】のチカラで、3つの健康(心と体の健康、お金の健康)が達成されるという仮説をたている」 ことをお伝えさせていただきました。

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なお、主催者が考える「アート」とは、心のこもった芸術のことです。

●IW-キャンパスが考える「アート」とは?
心をこめてつくらた、美しいモノ、優しいモノ、強いモノ。
100年、1000年など長く続いている文化芸術のこと。

観賞するモノに限らず、音楽や料理、農作物も含みます。具体的には、漆(うるし)・陶磁器・竹細工などの伝統工芸品、いけ花や茶の湯、書、クラッシック音楽、お茶、お酒、お米、野菜や果物など。
人が生きていく上で必要なモノ。癒してくれたり、元気づけてくれたりするモノを意味します。反対に、人を攻撃するような「表現の自由」の現代アートはここで意味する「アート」とは異なります。

次に、「漆(うるし)」が「漆」という樹の樹液からつくられていることについて、NPO法人丹波漆さんの動画『丹波の漆かき』のYouTubeのURLをご紹介しました。 

https://youtu.be/87dGyvRCKAM


2.<記録1>哲学者 梶谷真司先生 公開講義 

「哲学から見たコミュニティとデザインの未来~環境問題と社会変革のための二つの視点」(約1時間)

セミナーの前半<記録1>は、哲学者 梶谷先生による公開講義。

環境問題と社会変革についてのお話しをしていただきました。

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▽梶谷真司(かじたに しんじ) 先生

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この講義の内容は、梶谷先生が携わられた、総合地球環境学研究所での研究プロジェクト(FS)に基づいており、梶谷先生がこの10年来、もっとも興味をもって取り組んでいらっしゃるテーマだそうです。

◆総合地球環境学研究所  研究プロジェクトについて

タイトル: 「ローカル・スタンダードとは何か - 地域社会変革のためのインクルーシヴ・アプローチの理論と実践」

キャプチャ2020-0801梶谷先生講義_地球研

研究プロジェクトURL: https://www.chikyu.ac.jp/rihn/project/FS-2015-02.html

▽研究プロジェクト 発表  本文より

研究プロジェクトについて
グローバリズムのひずみを克服するには、〈地域固有〉でありかつ〈普遍的〉な価値を創造する必要があります。そうした価値を「ローカル・スタンダード」と呼び、その内実を具体的に検証するとともに、地球環境問題の解決に至る「地域社会変革」の駆動力を解明することが本FSの狙いです。
本FSが重点を置くのは、「対話的共感」に基づいた「包括的(インクルーシヴ)」手法にあります。特に哲学対話と呼ばれる参加型のワークショップは、単なる合意形成のように意見の違いの解消をめざすのではなく、「言語化」をとおして互いの差異を認めながらも共感を生み出し、それがより創造的かつ安定したコミュニティの形成を促す働きがあります。こうした働きをより効果的に展開するべく、地域調査における「体験化」とデザインによる「可視化」、さらに投資を通じた「社会化」といった多様なフェーズの役割と有機的な連携のあり方の解明を進めていきます。あわせて、対話はもとより、住民自身が地域の特性や歴史、文化を調べ、そこにかかわるモノ、ヒト、コトバを可視化し、さらに投資を通じて地域外とのコミュニケートを活性化するなかで培われる、共感の位相の深化を検証していきます。
これは単なる研究ではなく、ムーブメントです。地域社会の価値を普遍化し、互いの生活環境を尊重できる多元的社会へ向けた変革の積み重ね、その彼方に地球規模での環境問題の根本的な解決への展望も開けるはずです。


3. <記録2>哲学者と漆アーティストとの対談、参加者全員での対話 (16:30頃- 約1.5時間) 

セミナーの後半には、梶谷先生による講義の内容と、【アートx哲学対話】セミナー第1回の”ニューノーマルとは?~漆ってナニモノなのかから考える”での漆アーティストのお話しをふまえながら、哲学者 梶谷先生と漆アーティストのお二人とで対談されました。 そして参加者のみなさんとも対話をしました。


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▽漆アーティスト/ 漆屋さん  堤卓也(つつみ たくや)さん

コメント 2020-08-01 165403-TakuyaTsutsumi

▽漆アーティスト/ 漆芸家  戸田蓉子(とだ ようこ)さん

コメント 2020-08-01 165403-YohkoToda-IW



=====以下はチケット購入者限定公開=====

以下のアーカイブ動画は、チケット購入者限定で公開しています。

このNoteの記事からご購入いただくこともできます。


■チケット購入者限定公開 Zoomアーカイブ

チケット購入者限定公開(2020.8.15掲載- 視聴期限 8.31)

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