私たち、太陽のひかりが反射する海に沿ってドライブしたり、広いシーンの上に緑のベッドを作ったりできるの。
青いキャンバスの下
今までよりもあなたの近くで、私は描くの。
あなたの肌の露に触れるために。
それがはじまりなの。
夏は、恋をするためのものね。
私たち、太陽が八時をすぎるまで夜ふかしできるの。
そして、わたがしのような霧
あなたの温かい眼差しを映すの。
あなたのコップを私に上げて
そして目を合わせながら、飲むの。
別れないといけないという考えを、意識しないように。
夏は、恋をするためのものね。
この軽率なモノを、ふたりは儚いものだと知っているの。
太陽の最後の一息みたいな、日暮れの前
でも今日の暑さって、冬さえも遠ざけることができかも。
そう、あなたの笑顔を思い出すの。
それは、なにがあっても変えられない事実ね。
そんな夏は、恋をするためにあるの。
夏は、恋をするためにあるの。