見出し画像

素人の考古学―神奈川県横浜市戸塚区の古墳見学

 横浜市戸塚区にある3基の古墳を見に行った。
東海道線に沿って50ⅿの丘陵に沿って約2㎞おきにあった。
①冨塚古墳
旧東海道の戸塚宿の鎮守様として有名な冨塚八幡宮。
御祭神は応神天皇と相模国造二世孫の富属彦命(とつぎひこのみこ)。とつぎひこが戸塚の語源とか。
この裏山に冨塚古墳がある。

(冨塚八幡宮)

32ⅿの帆立貝型墳。5世紀築成。
未調査の為石室などは不明。
弊がつく縄に囲まれている。

冨塚之碑と刻まれた石碑があった。

富塚八幡の境内に芭蕉の句碑があった。
  「鎌倉を生きて出けむ初松魚(かつお)」
江戸時代鎌倉で水揚げされた初鰹は戸塚を通り江戸に運ばれたそうだ。

(芭蕉碑)

意外と我が家の周辺にも遺跡が多くあり見落としていた。

➁富士山古墳

標高約50ⅿの丘陵にある。墳頂は大きく削られ、東側が崩れていて本来の姿は見られないが、斜面から多量の埴輪が出土し、地域の有力者の墓と考えられる。

25m円墳 6c中頃築成


(富士山古墳)

富士山古墳からから出土した「盾を持った人物埴輪」。このほか馬型や鳥型埴輪なども出土している。

(富士山古墳から出土した楯を持った人物埴輪)

➂長蔵寺裏古墳

 16m円墳 古墳時代後期築成、古墳の様子は確認できないが、付近には勾玉が落ちているらしい。


(長蔵寺裏古墳)

                以上

                小兵衛

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?