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同窓会

きょうは高校の同窓会🏫
卒業後25年で開催される校長先生主催のものである。

私が高校生の頃から続いており、卒業生が体育館に集まっているのを何度か見たことある。
当時退職直前だった化学の先生は「25年後出席できるか分からない」と言っていた。もうその先生は80歳を超えている。時の流れは早い。

きょうの日記は「同窓会に出席しました」ではなく「出席出来ませんでした」である。
というのは、先日アメリカ領事館にビザ申請の為パスポートを提出してしまったからだ。いまドイツを出国することも、日本に入国することもできない。

高校卒業後、私の実家も引越してしまったので同窓会案内の手紙も受け取れず、日にちを知ったのも少し前に友人から。その時には、仕事の都合でビザ申請の日にちを動かすこともできなかった。

私の高校の時の記憶は少ない。同じ3年であっても中学時代の思い出の方が何倍もある。私の今までの人生の中で言ったら、高校生の時が一番の暗黒時代だったと思う。

私の高校は歴史ある女子校。優秀な子も多く、とてもキラキラしている人も多かった。進学校であったため、入学して間もなく進路を決めなくてはならなかった。理系?文系?何学部?その先にある仕事は?

私はそのスピードについて行けなかった。将来自分が何をしたいのかも全く分からなかった。やりたいことも分からないし、この学部に行けば就職に有利かなという考えはあっても私はその分野が好きだろうかで悩んでみたり。

大人になった今では、そこまで深刻に考える必要は無かったということが分かる。いくらでも道の変更はできるのだ。実際、高校生までの少ない経験で将来のことまで決められる人ってそれ程多くはないと思う。そして予定通りには行かない。私は現在ドイツで働くいるが、これも高校生の私には想像もしていなかったことである。

高校生の頃の話に戻すと、、、
私は目標が見つからず現実逃避なのか寝てばかり日々。勉強しなきゃと思っても動けなかった。3年生になっても受験勉強や大学受験もせず時間だけが過ぎていく。

このままでは本当に行き場が無くなってしまう。卒業前の2月「今からでも間に合う大学」という新聞広告を見て知った大学に資料請求し、とりあえず受験した。

きょうの同窓会は本当に行きたかった。
暗黒の時代を送っていた私だったので、目標に向かって頑張っている同級生からいつも一歩引いていた。当時、一緒にお弁当を食べる友達はいても深い友達にはなれず、卒業後はそのまま離れ離れ。いま同じ高校だった友達で連絡を取り合っているのは、中学から同じだった友達だけだ。

久しぶりにみんなに会いたいというより、同窓会に行って私の高校時代を取り戻したかった。再会というより、0.5位からのスタートでみんなとまた友達になりたかった。

2年3年の担任の先生は厳しい英語の先生。
英語も苦手だった私は、先生に見つからないようにいつも小さくなっていた。いまだったら、普通に先生とも会える気がする、、、いややっぱり怖い。。。

きょうの同窓会に行けなかった。
というのは、「私に前に進め!」というメッセージなのかもしれない。
過去の思い出も大切であるけど、今は未来を作って行くことの方が私には重要な事なのかもしれない。

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