KANさんの訃報を受け、驚くほど心が乱れた
凄くショックだった。
虚を突かれた思いがした。
それほど、死の気配とは全く無縁と感じていた。
恥ずかしながら、僕は今年3月に公表されたという彼の病気のことを知らなかった。僕のこれまでの彼に対する関心というのは、その程度のものだった。
だからこそ、今回の訃報に触れてこれほどまでに心乱れたことは、自分自身予想外のことだった。
僕は正直にいうと、彼が「愛は勝つ」によって一躍名を馳せた時期とは、やや世代がズレている。1990年、当時自分は、物心もつかぬ子供だった。
ようや