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寒いって!雪かぶっちゃってますから!

日本列島を大寒波が襲い、岐阜市にも雪をもたらした日。
岐阜公園周辺の寒そうにしていた”石像・銅像”たちをコレクションしました。

岐阜公園 女神の噴水

「さあ、ようこそ岐阜公園へ。いやでも寒い、寒すぎるわ!」
いつもは美しい女神さまももうね、下から水浴びちゃってるんで、つららができてるんですよ。つらい、つらいよね・・・。
でも、こうやって公園に訪れたお客様をお出迎えしてくれているんですよ。ありがとうございます。

あ、後ろに見える赤い建物は、大正6(1917)年に建てられた三重塔です。当時の長良橋の材木で造られてれているそうです。

岐阜公園 信長の庭にいる鵜

「ねぇ、ねぇ。体に雪積もってるよ」「いや、きみもね」
織田信長公が駆け抜けた戦国時代の荒々しさをイメージした(岐阜市ホームページより)、滝と池がある信長の庭にも雪が積もり、鵜の頭や背中にも雪が積もっていました。
長良川に潜って鮎をとるくらいなので、濡れても平気な鳥ですが、いくらなんでも寒すぎ。
日が出てきていたので、しばらくしたらきっと、羽も乾いたことでしょう。

日中友好庭園 玉獅子

「前、見えないって!」
岐阜市の友好都市、中国・杭州市の西湖を模した池がある日中友好庭園は中国の雰囲気が漂う場所です。
獅子さんも、すっぽり雪をかぶっちゃっています。

ちなみになぜ、岐阜市と杭州市が友好都市の提携を結んでいるかというと、日中国交正常化より前、昭和37(1962)年に当時の岐阜市長と杭州市長の平和と友好の碑文を交換したことがきっかけになっているそうです。岐阜市長は「日中不再戦」の碑を送った、つまり、不戦を誓ったということのようです。

湊コミュニティ水路 リス

「ぶるぶるぶるぶるぶる・・・」
岐阜公園堤外駐車場(第1)の横に流れる水路沿いを、湊コミュニティ水路の柵の上にいるリスです。どんぐりを口に入れようとしているところなのですが、前屈みで雪をかぶっちゃっているのでとても寒そうに見えます。
今回、一番、寒さが伝わってきました。

でもね、カブトシもいて、すっぽり雪をかぶってツノしか見えなくなっちゃっていたので、こちらの方が断然寒がっていると思います。

湊コミュニティ水路 えっと、カブトムシです

あ!湊コミュニティ水路にはロボット水門くんもいるので、見てね!

花木広場横 薮内佐斗司作「やすらいの碑」

「雪が積もっているのです!」
鵜飼観覧船造船所から鏡岩緑地(駐車場)へ抜ける道沿い、ホテルパークさんの南側で花木広場のトイレ横にいらっしゃる薮内佐斗司さん作「やすらいの碑」があります(道に背中を向けているのでわかりにくいかもしれません)。薮内さんはせんとくんの作者でもあります。

”やすらい”とは、休むこと、穏やかなこと。

こちらの碑は労働運動や社会運動に貢献された先人を慰め、功績を偲ぶために建立された顕彰碑、と後で知り、寒そうにしている童子の雪を払ってあげればよかったかな、と。足元にはカエルくんもいるのですが、雪でまったく見えなくなっていましたし・・・。

ポケットパーク「名水」 「篝火の像」

「初代さん、寒いねぇ」「ええ、でも私がまんするわ、康成さん」(勝手な妄想です)
こちらは川端康成氏の小説「篝火」をテーマにしており、2人は主人公と彼が思いを寄せていた女性とのこと。川端康成は大正10年に3度、岐阜を訪れていたそうで、この小説も自身の体験を描いていると言われています。
そのため、この像は川端康成とそのお相手、伊藤初代さんなのでしょう。
宿から2人で鵜飼を見たエピソードがあるそうで、だから、この場所に立って長良川を眺めているのでしょう。でもまさか、雪をかぶってまで長良川を眺めるとは思っていなかったでしょう。
その後、婚約されたそうですが、直後に破局してしまったようです。悲しみ!

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