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恥という感情
恥の多い生涯を送ってきました
なんて言えるほど
まだまだ生きてきていません
「恥ずかしい」という感情を振り返ると
僕はいつも
逃げてきたように思います
そそくさと
大人ぶって
諦めてきました
10歳のころ
先生に問題を指されて
みんなの前で間違えてから
その教科が嫌いになりました
13歳のころ
自分より上手い絵を描く子を見てから
プライドと筆を折りました
15歳のころ
可愛くて誰にでも優しいあの好きな人に
メールを送ることを
ついぞ僕はあきらめました
18歳のころ
将来の馬鹿げた夢を
友達に伝えられずに町を離れました
20歳のころ
服の趣味に笑われてから
オシャレをしなくなりました
25歳のころ
仕事が出来る同期の出世を横目に
その会社を去りました
恥ずかしいという感情は
簡単に逃げる口実になり得ます
そして逃げ出したところで
別の恥ずかしいことが襲ってくるのです
なんて
恥ずかしい人生なんだ
その反対に
恥を忍んで始めたことは
少しだけ人生の厚みを持たせると
思います
ページをペラりと
1枚追加するように
きっとそれが
「勇気を出す」
というのでしょう
振り返ると
しょうもない、薄っぺらい人生ですが
何度か恥を捨ててやり通したこと
始めてみたことがあります
そのどれも
今となっては後悔はしていません
勇気を出したことより
出さなかったことに
人は後悔するのですね
あの時、恥ずかしいと言う感情を
悔しさに変えて、前に進めれば
どんな人生になっていたのだろうか と
このnoteもそうかもしれません
恥を承知で書き殴っていますが
意外と多くの方が読んでくれていて驚きます
これからの人生
もっともっと恥ずかしいことも
襲いかかってくるかと思います
その時、少しだけ勇気を出して
まぁ多分逃げ道を探りながら
恥と向き合うことにしよう
と、思いました
もしそれで大きな失敗したり
取り返しの付かない汚点になっても
「ここに書けるから まぁいいか」と
ほんの少し前向きに生きていこうかと思えました。