銀行員共働きで、なんで理想の新築建てられへんねん
私の家族構成です。
私: 30代前半銀行員
妻: 20代後半銀行員
子: 2歳
題名の通り、夫婦共働きの銀行員夫婦です。
傍目からは世帯収入が十分あるようにみえるようで、周りからは「ローンや運用の知識もあっていいよね!」と言われます。
そうです。
収入もそこそこあるし、ローンの知識も運用の知識もそこそこあります。
しかし、
『理想のハウスメーカーで家を建てられへんのです、、、』
今日は、銀行員夫婦の現実についてお話しします。
1.自己紹介
まずは自己紹介です。
私は、30代の銀行員で、仕事も資格もバリバリ頑張っている方です。(詳しくは下をご覧ください。↓↓)
「そんな人なら収入も十分。」と、思われがちですが、現実は厳しいものです。
銀行は、年功序列制度が根強く残っており、収入はなかなか上がりません。
インセンティブも皆無で、頑張っても将来の出世競争に少し有利なだけで、直接手取りは増えません。
そんな中、私も新築を考え始めましたが、ハウスメーカーを巡ってみて絶句。なかなかひどい世の中のようです。
2.新築価格
新築価格はどうでしょうか。
私の中では、『住宅予算は3,500万程度まで。』という印象です。
しかし、某ハウスメーカーを訪れた際に、
『土地からなら30坪の家で5,000万円からですね〜』
と聞かされました。
私の住んでいる地域は、地方ということもあり土地が安いため
土地: 1,000万円
建物: 3,000万円
付帯工事他: 1,000万円
合計5,000万円
という具合の計算になってくるそうです。(最終もっと上がるそうです)
ハウスメーカーの売り文句は、
「性能が良いからローコストと比べて、30年で1,000万円のランニングコスト(水道光熱費、修繕費)が節約できます。」
本当ですか?
もしそれが真実なら、ローコストでも建てられません。
俗に言うローコストメーカーでも、今は新築4,000万円(土地含む)の時代です。
ウッドショックの影響や性能基準の変化で、住宅価格は高騰しています。
そこに+1,000万円のランニングコストは
激渋でしょう。
私が勉強した限りでは、『金利が上がれば物価は下がる』がセオリーのはず。FPの教科書にも書いていました。(確か…)
どうなっているんだ。。。?
『金利も上がるし物価も上がる』
流石に承服しかねます。
本当は便乗上げしているだけで、
木材高騰は止まってるんじゃないですか?
実際のところはわかりませんが、あとは家の性能に賭けるしかありません。
3.住宅ローン
「とはいえ、銀行員自慢のローンの知識でなんとかお得に建てられるのでは?」
とんでもありません。
現実は厳しく、住宅ローンの知識は圧倒的金額の前では実に無力です。
とはいっても、無理して組んではいけないラインは大体わかります。
年収に対する、ローンの年間返済額の割合を『返済比率』と呼びます。いい生活をおくりたいなら、返済比率15%以内には抑えたいものです。
銀行は、返済比率35%くらいまでならローンを通しますが、組める金額と払える金額は違います。
返済比率15%で逆算すると、
800万円の年収なら、年間120万円の返済額までOK。
月返済額にして10万円まで。
4200万円40年ローンでちょうど毎月10万円程の返済額になります。
前述の通り一流ハウスメーカーの予算は5,000万円から。
4,200万円の予算では、あのカッコイイ家は到底建てられません。
だからといって予算を上げたら、
マイカーローンや子供の習い事、旅行や外食を我慢しながら暮らしていかなければいけません。
まとめ
結局、家が高すぎるということが問題で、自分が何を取るかなんでしょうけど、
ひとつ言わせて下さい。
「共働きで銀行員なら絶対良い暮らしができる!」
って、昔だれかに言われましたよ。
以上です。