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M&Aとは?意味や目的を初心者向けに1番簡単に解説


こんにちは!

今回はM&Aについてお話します。

この記事は

「M&Aのメリットを知りたい方」
「M&Aの勉強をしたい方」
「M&Aの知識を、
『ゼロ』から『イチ』にしたい方」

におすすめの内容となっています。

最近よく耳にするM&A
みなさんはどれくらい知っているでしょうか?

「よくわからないけど難しそう」
「DMが届くけれど、なんだか胡散臭い」
「M&A業界は年収ランキング1位らしい」

などいろいろなイメージがあると思います。

ネット上にある情報も、利害関係者による
ものが多く、実際のところはどうなんだろう?
と思っている方も少なくないはずです。

そんな疑問にお答えすべく、
M&A業界とほぼ利害関係のない
(銀行なので、全くないわけではない)
私が、中立的な立場で、
M&Aについて
お話をしたいと思います。

皆さんの、
M&Aの知識を
『ゼロ』から『イチ』にするために、

わかりやすくお話していきます。

では早速見てみましょう。 


1.M&Aとは


M&Aとは、
『Mergers(合併) and Acquisitions(買収)』
の略になります。

和訳すると、「企業の合併と買収」

という意味です。

難しいですね!

合併、買収というと
「難しい印象」
「強引な印象」

がありますが、

ようは、
『企業の後継ぎを誰にするか』の話です。


例えば、
高齢で、自身が経営する会社を引退する場合、
取れる選択肢は次の4つに限定されます。

①子供(親族)への引き継ぎ
②従業員への引き継ぎ
③他人(第三者)への引き継ぎ
④廃業

になります。

M&Aは、このうちの
③他人(第三者)への引き継ぎ

を行うことを言います。


高齢化と後継者不足の問題を抱える
現代の事業承継において

『第3の選択肢』として注目されています。

実際に、最近の中小企業は、
子供に後を継がせないケースが多く、

『辞めたくても辞められない』
『やむを得ず廃業する』

といったケースも少なくありません。

そういった背景から、
M&Aは高齢事業者を救う
社会貢献性の高い
位置付けとなっています。

そして、
M&Aとは株式の売買になります。
株式の金額は、他の商材と比べて
高額になりやすい特徴があります。

そのため、一件あたりの売買金額が
数億・数十億の案件も少なくありません。

そういった点で、M&A仲介業界の
年収は高くなり易く、
胡散臭い営業マンも増えている印象です。
(もちろん、まともな人もいます。)


2.M&Aのメリット


M&Aのメリットは、なんといっても
売り手が創業者利益(売却代金)を得られる
ことでしょう。

廃業の場合は、
創業者(一族)としてこれまで培ってきた
ノウハウや資産を無償で放棄することに
なりますが、
M&Aなら、買い手から『企業価値の対価』
の支払いを受けることができます。


また、M&Aの場合は、
買い手企業がそのまま事業基盤を
引き継ぐことになるため、
『雇用』や『屋号』を守ることが可能です。
(交渉にもよりますが)


廃業の場合は、
当然ですが、従業員が職を失います。
また、長年親しまれた屋号も
なくなってしまうことになります。

3.M&Aに関する誤解



続いて、M&Aに関してみなさんが抱いている誤解を紹介します。

①M&A=企業の乗っ取り


「ハゲタカ」などのイメージもあり、

M&A=買収=敵対的買収=乗っ取り=悪い物

というイメージをもっている人も多いのではないでしょうか?


実際は、中小企業は、
譲渡制限株式
利用していることが多く、
オーナーの意向を無視した買収はできません。

簡単にいうと、
社長が、「会社を売る」
言わなければ、誰もその会社を買えません。

そのため、
売り手、買い手の双方が納得しなければ
M&Aは成立しないので、
乗っ取りの心配は無用になります。

従業員の『雇用』維持や、『屋号』の維持も、
条件交渉で決まりますので、
売却の際に、譲れないポイントはあらかじめ
決めておきましょう。


②うちみたいな零細企業なんて
誰にも売れないでしょ?


M&Aといえは、規模の大きい企業の話というイメージがあるのではないでしょうか?

実際、M&Aは規模で決まるものではなく、
「買いたい人」がいれば売れます。

そして、M&A業界は圧倒的売り手市場で、
買い手企業は、売り手の10倍以上存在します。


買い手が魅力さえ感じれば、
売り手が零細企業でも
関係ないということです。

では、
どんな会社に魅力があるのでしょうか?

買い手によって求めるものは様々です。

・販路
・従業員
・許認可
・特許
・技術力
・所有不動産

特に「光るもの」
があれば、買い手は魅力を感じます。

売り手自身が、
自分では「光るもの」に気づいていない場合
があるため、

M&Aを行う際には
予め自己分析を行い、
あらためて、自社を見直すと良いでしょう。 

ここまで、M&Aの良いところばかりを
説明してきましたが、
もちろんデメリットもあります。

当たり前のことですが、 
経営権がなくなります。

昨日までの『自分の会社』が
『他人の会社』になってしまいます.

経営者は、会社を子供の様に思っているため、
成約式で会社を譲り渡す際は、
涙を流される社長様も多いです。


他にも、売却について、
従業員や取引先からの反発を受けたり、

買い手との条件が合わないことや、
買い手自体が見つからない
ケースもあります。


M&Aに臨む際には、
それらのリスクを事前に理解したうえで、
取り組まれることをお勧めいたします。

4.まとめ


最後に、
M&Aでの売却を悩んでいる方は、
ぜひ、自身と会社の『将来展望』を
考えることをおすすめします。

業界自体が衰退しており、
今後企業価値が下がっていくと
予想される場合は、
早めに手を打っておいても良いでしょう。

いざ売りたいと思った時に、
誰も買い手がつかないことや
無料同然の金額での譲渡に
なることもあります。

将来を見据えて、これから企業が稼ぎ出す
利益
よりも、売却金額が高く見積られる場合、
売却を検討しても良いのではないでしょうか?

もちろん、お金が全てではないため、
最終的には、社長様が決断されること
になりますが…。


以上、利害関係のない立場からの、
M&Aについての説明でした。

ご精読ありがとうございました。




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