芭蕉から学ぶ現代セルフブランディング
今年は松尾芭蕉生誕28年です。
。芭蕉記念館の講演会に参加してきました。
前半では、芭蕉の生涯の紹介。知らない点も多く
興味深かったです。
その一つは一生旅をして俳句を詠んでいたわけではなく、
三重県の伊賀に20年ぐらい住んでいてその後江戸に赴き
俳句を教えていたとか。
当時流行していた源氏物語に親しみ、
紫式部、源氏物語ゆかりの地を訪れていたとか、今でいう
聖地巡礼です。
また芭蕉の句にも源氏物語の素養を匂わせ、
源氏物語へのリスペクトが感じられる芭蕉の句
の価値を高めていたようです。
後半では、西行の後追いをして奥の細道に至ったそうです。
奥の細道の旅に出る前に西行巡礼のプチ旅行をして
から東北にまで行ったようです。
当時の長旅は今とは違い命懸けだったかもしれません。
芭蕉は源氏物語の巡礼の旅も地元の三重県伊賀から行きやすい
伊勢や滋賀など旅行しやすいところから訪れていたようです。
慎重なんですね。
西行の後追いの旅、奥の細道。ここでも西行の流行とリスペクトを
忘れません。それが芭蕉の俳句により表現されることで一層
彼の俳句の地位を高めたという話でした。
いわば芭蕉は、セルフブランディングの天才かもしれません。
世間の流行をいち早く察し、自分の言葉に変えてと点文学へのリスペクトの
日本古典文学の循環が芭蕉の不動の地位を築いたのでしょう。
古典文学の研究、リスペクト+自分の言葉、視点でで表現していく。
ここれなら現代でも十分応用できるのではと感じた講演会でし
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