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知ることで身を守ろう!サプリメントの危険性と安全な関わり方

皆さんこんにちは。
今日も少し健康について考えていきたいと思います。

夏になると暑さで食欲も減って体力が落ちて夏バテしちゃうなんてことありますよね。
そんな時に、簡単に取り入れられるサプリメントは便利ですが、
皆さんはサプリメントの危険性についてどのくらいご存じでしょうか?

今回はそんなサプリメントの危険性と
安全な取り扱い方についてまとめていきたいと思います。
 

サプリメントとは


 サプリメントとは、
健康食品に分類される食品であり、健康食品もサプリメントも法律上の定義はなく、健康の維持増進のために利用されています。
ビタミンやミネラルなど健康の維持増進に役立つ特定の成分を濃縮し、錠剤やカプセル状にしたものをよく目にしたことがあると思います。

サプリメントは健康補助食品とも言われ、主に普段の食生活で不足しやすい栄養素を補うものを指します。

英語では「supplement」と書くのですが、
サプリ=supply
メント=ment
から来た言葉で、「補うもの」であることが分かります。
食生活は主食、主菜、副菜を基本に食事のバランスを考え、そのうえで足りていない栄養素を補う事に役立つとされています。
 
 

サプリメント種類

 サプリメントの種類はさまざまありますが、大きく3種類に分けることができます。

・ベースサプリメント
日常生活を送るうえで必須の成分を配合したサプリメントです。ビタミン・ミネラル・アミノ酸・食物繊維・DHA・EPAなどを含みます。成分を単体で補給するものや、マルチビタミンやマルチミネラルのように色んな成分をまんべんなく補給できるものがあります。

・ヘルスサプリメント
健康維持や美容のための成分を含んだサプリメントです。イソフラボンやセサミンなどがあてはまります。

・オプショナルサプリメント
体調をより良くするために使います。ウコン・ブルーベリーなどがあてはまります。
 


サプリメントの選び方


 「栄養バランスが気になる」「キレイになりたい」など、
抱えている悩みがはっきりしている場合は、悩みからサプリを選ぶのがおすすめです。以下では悩みに対応しうる栄養素を紹介しています。
 
【バランスの良い食生活をサポートしたい】
マルチビタミン、マルチミネラルなど
 
【バテにくい体をつくりたい】
たんぱく質、アミノ酸など

【朝から元気に過ごしたい】
L -オルニチン、クロセチン、グリシン、GABAなど
 
【すっきり過ごしたい】
乳酸菌、食物繊維など
 
【食事の糖が気になる】
食物繊維(キトサン、難消化デキストリン)、サラシノールなど
 
【美容を意識したい】
ビタミンB2・6、ビタミンC、ビタミンE、リコピン、ポリフェノールなど
 
【カサカサが気になる】
ヒアルロン酸、コラーゲン、セラミドなど
 
【読書やデスクワークがつらい】
ブルーベリー、ルテイン、カシスなど
 
【スポーツを楽しみたい】
アミノ酸、BCAA、マカ、オルニチン、カルニチン、クエン酸など
 

サプリメントの危険性とは?!


◉過剰摂取のリスク
栄養素の中には、とり過ぎると健康被害を及ぼす成分があります。
サプリメントには、摂取したい栄養素以外の成分が入っている場合があります。そのため、複数のサプリメントを併用している場合には、栄養素の過剰摂取のリスクが高くなります。
 
サプリメントが原因でよく起こるのが、ビタミンAとビタミンDの過剰摂取です。これらのビタミンは体に蓄積されるため、過剰症になりやすいとされています。
ビタミンAを摂りすぎると関節や骨の痛み、脱毛、頭痛、骨密度の減少などの症状が現れるおそれがあります。
ビタミンDは、カルシウムと深く関係する栄養素です。そのためビタミンDを過剰に摂取すると血液中のカルシウム濃度が上昇し、食欲不振や嘔吐、倦怠感といった症状が現れます。
また、組織や内臓にカルシウムが沈着して、健康に悪影響を及ぼす可能性もあるのです。
 
◉サプリメントと薬の飲み合わせ
食品と薬を一緒に摂取したとき、お互いに影響を及ぼして薬の効果が増強したり減弱したりします。
病気や怪我の治療のために薬を飲んでいる場合は、医師・薬剤師に使用しているもしくは使用する予定のサプリメントを伝え、指示に従って活用することが大切です。
 

サプリメントは肝臓に悪い?


 サプリメントはアルコールや薬と同じく、肝臓で分解されて体に必要な形に変換されるものがほとんどです。

そのため、サプリメントの摂取量が体に合っていない場合、肝臓に必要以上に負担がかかり、肝機能を落としてしまう可能性があるのです。
肝臓の機能は遺伝の影響など個人差が大きく、サプリメントの適切な量は人によって差があります。アルコールに対する強さが人それぞれ違うことと同様です。

肝機能が落ちてしばらくすると、倦怠感や食欲低下、吐き気、むくみ、皮膚の炎症や痒疹などの症状が現れます。
肝臓は機能が落ちてしまっても、症状を感じにくいという特徴があります。そのため、症状を自覚する頃には負担が深刻な状況になっていることもあります。

サプリメントや薬を摂っている場合は、定期的に血液検査や人間ドックなどで血液検査をして肝機能を確認することが大切です。


サプリメントをご飯の代わりにしてはだめ!

 サプリメントは食事の代わりにはなりません。
基本的な栄養素が欠乏していると、不足している栄養素をいくら摂っても、十分な効果が発揮されません。基礎になるのは日々の食生活です。
まずは食事をしっかり摂って、基礎となる栄養を摂取しましょう。サプリメントは、その食事で足りない栄養素を補うためのものです。

サプリメントを食事代わりにしていると、咀嚼をする必要がなくなります。すると唾液の分泌量が低下し、味覚障害や虫歯、歯周病などのリスクが高まります。顔の筋肉が衰えて表情を作りにくくなったり、発音が難しくなる可能性もあるでしょう。健康を維持し、生活の質を保つためには、よく噛むことが大切なのです。
 

サプリメントを選ぶために

 サプリメントは皆さんの身体で足りていない栄養素を補うものです。
むやみに、口コミを妄信してしまったり、広告を信用せず、
自分自身でしっかりとした知識を持つことが大切です。
是非覚えておいてもらいたいこととして「サプリメントを選ぶポイント」を以下に簡単にまとめました。
 
1.   処方がどのように考えられているのか
・エビデンス(科学的根拠)に基づいた量を配合する。
・余計な成分を極力排除する。
・目的成分の吸収性を考慮し、細部までこだわる。
 
2.   使用している原料はどういったものなのか
・同じ成分であっても最高品質のものを使用する。
・原料の原産国、加工国を開示し、安全性が確認された原料のみを使用する。
 
3.製造している工場がどういったところなのか
・健康補助食品GMP認定工場で製造。
・確かな技術を持った工場で製造する。
 
これらのポイントをしっかりと考え、自分にあった製品を探すようにしてください。
このポイントを押さえる為には、まず製品の裏側を読むことが大切です!
気になることがあれば、お客様相談室に問い合わせることを実践し、より良い製品を探すよう心がけましょう。
 

サプリを飲むとき注意すべき三点

1.治療中の病気がある方や服用中の薬がある方は、自己判断せずに医師や薬剤師、登録販売者に事前に相談しましょう。

2.サプリメントと医薬品の組み合わせによっては、医薬品の効果を弱めてしまったり、逆に効果が出すぎて体調が悪くなるおそれがあります。

3.サプリメントを何種類も飲むことによって栄養素を過剰摂取してしまうこともあります。同じ成分を含むサプリメントを同時に飲まないように気をつけましょう。


サプリメントを飲むベストなタイミング


ビタミン(ビタミンB群、C、E)
●飲むタイミング:1日2~3回に分けて、食後に  
早く体外に排出されるので、1日に2~3回に分けて食後に飲むのが良いでしょう。風邪気味なのでビタミンCを摂るような場合は、就寝前にも飲むと効果的です。
また、ビタミンB群は、食べたものをエネルギーにする時に必要な栄養素なので、運動する場合は運動の30分前に摂っておくと良いです。

カルシウム・マグネシウム
●飲むタイミング:食事前や就寝前
食後2~3時間は避け、朝食前や昼食前、就寝前などに摂るようにしましょう。なお、体内のマグネシウム濃度は、早朝や午後3~5時に低下する傾向があるので、マグネシウムのサプリメントは、そのタイミングに合わせて飲むのが良いです。
 
DHA・EPA・コエンザイムQ10
●飲むタイミング:食事中や食後すぐに
食間や空腹時に摂っても吸収率が低いので、食事中や食後すぐの摂取が最適です。特に脂分が多い食べ物と一緒に摂ると吸収率が高まります。
 
 
アミノ酸(プロテイン・ペプチド・アミノ酸)
【エネルギー源にしたい】●飲むタイミング:一日の活動前・スポーツの前に
アミノ酸の中でも特にBCAA(バリン・ロイシン・イソロイシン)は筋肉中でそのままエネルギーとして使われます。一日の活動前やスポーツの前に補給することでスタミナを維持することができ、体力の消耗を抑えることができます。
【リカバリーしたい】●飲むタイミング:スポーツの直後や就寝前に
少しハードな運動をしたので筋肉痛が心配と思ったときや、リカバリーを速めたい様な時は運動直後に、
一日の疲れを取って翌朝スッキリ目覚めたいような時は就寝前に飲むと良いでしょう。

 
 
今回はサプリメントの危険性と安全な関わり方についてまとめてみました!
簡単に手に入り、簡単に飲めるからこそ、安全に関わって本来の目的である「補う」ということを意識して扱っていきましょう。
 
では、今回はこの辺で。
皆さんの毎日が健康でありますように!


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