記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

パラノマサイト感想

#ネタバレ  があります


感想

面白かったです!!
すごくフェアな作品だった!
前半だけは①日付&事象ベースのメモ、②人物ベースのメモ をしていたけど、序章+刑事ルート+マダムルート+女子高生ルートの一部を見るだけでプレイ時間が10時間超えたところで②人物ベースのメモだけにするように切り替えました。
その結果、ヒハクまわりだったり根岸事件だったりに対して、物語の人物たちにおいていかれることなく理解することができました。
ただ、やっぱり能力が高い人たちの頭の回転には驚かされてしまいました。
刑事コンビとマダム+探偵コンビが情報交換会をしたときに、「白石さんのお礼参りが発生している」という話になった後、間髪入れずに利飛太が「なんてこった!じゃあ岩井官吉郎じゃないか!」って慌て始めたときは頭の回転が速すぎて「え?何?今情報出しあう段階じゃないの?」ってついていけなかった。そのあとに利飛太に説明されてようやく納得しました。利飛太はすごいぜ……。

ユーザーが視界をコントロールできるの、ナメドリについては楽しい&ワクワク100%なのにホラー展開ではもう怯みまくってました。
葉子に後ろを指さされた時も本当にやめてっていいながら覚悟を決めてから画面の位置変えたりしてました。本当に怖い。

呪殺についても、結構怖いよなと思ってます。
呪主たちは呪いにより殺意の衝動が抑えにくくなるっていう設定も、そうでないと普通行使できないような内容が多いからだと思いました。

興家の時は「ほな次行くか~」って感じのさっくり具合だったからあまり意識できてなかったけど、根島による報復+あやめの夢実現については描写が恐ろしすぎて「呪いって怖いよ~泣」ってなりました。家にいるのになぜか手足が切り落され、おそらく病院に搬送される時間もなく、搬送が間に合ったとしても手を尽くせないままに失血死するっていう、想像するだけでも血の気が引いていく事態。呪術廻戦はインフレしすぎて実感なかったけど宿儺が万単位で人を殺して他のって本当に最悪だったんだなって思いました。
最初に好奇心で弓岡を殺して、「あぁ、もう和解ルートはあきらめてGルートに進むしかない。。。」と興家に謝っていたのですが、その後に私を華麗に無視し自分でほかを呪殺していってたので本当に強くて面白かったです。溺死ってすごくつらい死に方をさせるのによくそんな罪悪感を持たずにできるな?と思いました。
あと、あやめとマダムも両方つらい死に方させる呪殺方法だからこんな怖いキャットファイトないよなと思った。
あやめに「ボコボコタイムで~すw」と殺された後、実績のためと言い訳しながらも、リベンジいいか?とばかりにルート変えて2回も呪殺してしまった。ごめんね。二人とも怖い。でもマダムはまだ殺した実感を伴っての会話をしていたから興家とあやめよりは理解できる気がする。

そんなやばい能力+殺意を持つ呪主たちに対して単騎で相対していた弓岡の蛮勇さには目を見張るものがありますね。本当。命が惜しくないのか?
霊感はないけど弓岡みたいな尖兵を持てるほどの人心掌握術があるナツエさん、呪殺バトルとは違う意味で凄味がありました。会話の中でしか出てこないのにね。。。
ちなみに、私の最初の死因は弓岡でした。序盤も序盤すぎて、案内人に弓岡からの攻撃回避について教えてもらうも、逆に案内人との会話ターンなのではないかとわざと弓岡に殺されまくったのもいい思い出です。(案内人は何回同じ死に方をしても、変わらずただ親切なだけでした。)


好きだったスチル

①灯野あやめの悪い顔して口を押えている表情差分
目元を見せない場合、泣いているのか笑っているのかわからないような差分になるのがうおおおおってなりました。絶妙。
プレイヤーやメタ的には表情差分としてのあの悪い顔をしている一枚絵が表示されているとわかるんだけど、実際にどうなのかはわからないよねっていうのが凄くよかったです。

②なんかみんなやってる口をすぼめる差分
襟尾、津詰、櫂は口をめちゃくちゃすぼませてて、最初は何?って思いました。今ではもうみんなかわいく見える。

③刑事コンビのオーバーリアクション
肩から腕を動かして二人で凹凸みたいな感じのポーズとるのが好きでした。終始コミカルなだけに、根島を止められなかったときのどうすんだこれって雰囲気の場面は落差があり苦しくてよかったです。

推理を当てられた箇所

①約子ちゃんに白石さんが憑りついていること

  • ぼーっとしている時間が多すぎること

  • 呪殺効果と不審死の効果が同じすぎること

  • 決まり手:並垣への反応

とはいえ、混じりけなしの約子ちゃんと話した記憶が全然なくて、お別れ後のいつもの約子ちゃんっていうのを見てようやく「全然違うじゃん!そりゃミヲちゃんも一瞬でわかるじゃん!」ってなりました。

②プレイヤーが霊体であること

確定だと思ったのはミヲちゃんに「あれ、今度は襟尾刑事に……」と言われた最後の最後のタイミングでした。
なんとなく引っかかってそうではないかと推測していた根拠

  • 最初の興家ルートで、黒背景に白文字の箇所は頑なにログに表示されないところで、プレイヤー+ルート主人公にしか分からない内容があると知ったところ
      「蘇らせろ!」とか、恨みの記憶とかはログに出ない
      「さぁ 殺せ  きこえるか 呪主(かしりぬし)よ――」みたいなのはログに出る

  • 約子ルート序盤でこっくりさんに降ろされた幽霊についての説明「自分が何者かわかっていない」「自分が何者かわかっていない」

  • なんかずっと画面がふわふわしているところ

今思うと、「私のこと見えてるんだよね?」っていう葉子のセリフもプレイヤーである私に向けたものだったのかもしれない

③最後の解決方法

魂・肉体・精神について、精神のほうはプレイヤーが幽霊っぽいってところですぐわかった。
ただ、肉体=血筋を引く人間 についてはちょっとだけ考えました。
私の干渉をはねのけて行動することができる人間っていう意味だととらえて、津詰刑事なのか?と迷いました。
ただ、呪影である火の玉が現れるパートが興家の福永葉子の死亡シーンまわりであること、興家の霊感が強いのではないかと葉子から言われていたことからなんとか興家ルートにたどり着くことができました。葉子ありがとう、ヒントをくれて。

引っかかった箇所

①ペンを使用可能に戻す方法

一番大変だった。
除光液をつけるという情報を取得するために、会話の聞き逃しポイントがないかある程度探っていたけど、ここだけはちょっと申し訳ないけどヒントサイトを見ました。
基本的には全部の会話を見ようとしていたけど、襟尾にだけそれが甘くてかなり翻弄されました。自分でgoogleで調べて、手にもってあっためるといいというのをもとに蝶澤さんに持ち物のペンを調べてもらって時間経過させたり、ほかのルートを片っ端から見たりしていました。

②刑事の娘がだれか

刑事ルート序盤の会話から福永葉子が娘なのかなと思っていました。
葉子と津詰が霊感の強さをお酒で表現したところ、一致している必要がどこにあるのかわからなくて、じゃあ血縁か~と投げたままでいたのがよくなかったです。
その後に、娘は大学生っていう情報が出ていたから素直に考えればわかるはずなのに、離婚しているしなぁと流してしまっていたのもよくなかったです。反省。

③刑事コンビのどちらが死ぬか

襟尾が序盤に死亡フラグを立てまくってきて、あぁ、こいつ死ぬわ。。。ってなってました。
(襟尾が死んだときに津詰がどうなるかなど色々な軽口)
津詰に対しての過剰な執着があったから、津詰をかばって死ぬか、津詰の敵になって死ぬか、どちらかはあり得るだろうなと思ってました。普通に津詰リスペクトマシマシな人なだけでした。それはそれでなんなんだ襟尾。。。私には襟尾がわかりませんでした。。。

④ラスボスって誰?

これについてはちゃんと全部考えないといけなかったなって思ってます。
黒幕がどうであれ、秘術を破る術を見つければこちらで全てなかったことにできるって考えていたから、誰が糸を引いているのかふわっとしか考えられてなかったです。
 ・新石英樹説  →序盤において最も呪いについて詳しい人物(新石英樹説はストーリーにおいてすぐ否定される)
 ・山森ナツエ説 →新石との取引相手、美貌を求める蘆野と類似
 ・灯野あやめ説 →並垣の轢逃げ教唆をする凶悪性が本人由来ではなく蘆野が憑りついているせいではないかと想像
 ・福永葉子説  →あまりにもストーリー関与しないこと
最終的にストーリーを追っていって本物の黒幕を知る感じになりました。



クリアについて

Steam実績としては20/24開放でクリア。
残り4つのうちの1つはナメドリだと思うんだけど、あとが何か気になります。
文化・場所についても1件砂嵐の箇所があるのでまずはそこを開かせたいなと思ってます。
面白かったこと+自分もやろうと思えば推理に近いことができることがわかったので、FILE23以外もあるならやりたいです

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?