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忘れられない旅@アフリカ③【ヴィクトリアホールズ&サファリ】

叔母夫婦が住むルサカでの日常生活・隣国ジンバブエへの旅を楽しんだあと、楽しみにしていたヴィクトリアホールズとサファリへと出かけます。


ヴィクトリアホールズ

ザンビアとジンバブエとの国境に位置するこの滝は、ナイアガラの滝・イグアスの滝と並んで世界三大爆布と称されています。

1855年に英国の探検家リビングストンによって名付けられ、1989年に世界遺産に登録されました。

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幅2キロメートル・落差108メートルの滝から落ちる水量は三大爆布のうちでも随一と言われていますが、私たちが訪れた時は乾季だったため水量はかなり少なめでした。

でも、普段は水が落ちる場所を歩けたのは良い経験になったかなと。
ザンビアの大学で教鞭をとっていた叔父はマラリアの研究もしていたので、水たまりから夢中になってボウフラを採取していました。
(ちなみに叔父は何度もマラリアに羅漢しています)

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迫力のある大爆布は見ることができないと諦めていた頃、現地の子供達が「ファンタスティックな光景が見られるからおいで」と手招きします。

もちろんチップ目当てですし本当かどうか疑わしいという思いもありましたが、せっかくなので付いていくことにしました。

しばらく歩くと数十メートルに渡って水が落ちている場所があり、そこでは半円状ではなく、丸く繋がった虹を見ることが出来たのです!!
子供達よ疑ってごめんなさい。正にファンタスティックな光景でした。


サファリ

滞在中最後の旅の目的地は「サウス・ルアングア国立公園」。
ルサカからムフエ空港まで70分、そこから車で50分の場所にあります。

この時、私の席はトリプルブッキングされていましたが、国内線ではたまにあるとのこと。(たまにあるんだトリプルブッキング。。)
母達とは離れ離れになりましたが、無事に搭乗することができました。

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滞在した宿は、ゾウが受付に遊びに来ると話題になったことがある「ムフエロッジ」です。
私達の滞在中にゾウが受付を訪れることはありませんでしたが、朝「ゾウが来てるよ~」とコテージのドアを叩いて起こしてくれた日がありました。
外に出てみると目の前に、川の水を飲みに来たゾウ親子の列が!
一番小さい子を真ん中に守るように並ぶ親子の姿に、ホッコリしたことを覚えています。

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三日間の滞在中6:00~9:00のモーニングサファリ、16:30~20:30のナイトサファリを満喫し、たくさんの野生動物を目にすることができました。

動物園で見るよりも白と黒のコントラストが美しく見えたシマウマ。
木の中に上手に溶け込む可愛らしいキリン。
ホッコリさせてくれた家族連れとは違い、狂ったように威嚇してきたハグレゾウ。(きっと一人になってしまって怖かったのだと思います)
土ぼこりを舞い上げて大移動するヌーの群れ。
川に浸かる姿が、おはぎのように見えるカバ。

一番感動したのはナイトサファリで見たライオンたち。
おそらく食事を十分とった後だと思われるその家族は、みな満足気な様子でゆったりと寛いでいました。
子ライオンと一緒にじゃれ合う母ライオンを見ていたら、ライオンがネコ科なのは本当だったのだなと感じたものでした。


日本へ

ルサカでの生活と幾つかの旅を終え、日本への帰途につく日がやって来ました。
ルサカ→ナイロビ→ボンベイ→関西国際空港→羽田という経路。

直接羽田に入れなかったのは、ボンベイからの便が欠航になったから。
すぐの乗り換えができず、またボンベイで捕まってしまったのです。
この時は親切な日本のビジネスマンがホテルで食事とお茶をご馳走してくれて、遠い異国で受ける同郷の人の親切が身に沁みました。


終わりに

日本に帰ってしばらくの間はバッグを斜め掛けにしてお腹の前でおさえるという行動が癖になっていましたし、ちょっとした悩みはたいしたことではないと思えるようにもなっていました。
でも最近は安心安全・便利な日本に、すっかり慣れてしまったようです。

この記事を書いて、「こんな小さな事なんでもない!」と思えたあの頃の自分を思い出せたのは大きな収穫でした。(今でも日本で道に迷うことはなんとも感じません。文字も読めるし日本語が通じるので)

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長くなってしまった記事、もし最後まで読んでいただけた方がいたら
心よりお礼を申し上げます!ありがとうございました!!










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