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#6 娘たちと両親に乳がんで入院するよ〜を伝えた日
少し遡って
20241208
日曜日
乳がんで手術するから入院するよ、ということを
この日に伝えると先週から決めていた
娘たちと両親に同じ日に同じ内容で
ということは決めていた
どんなふうに伝えようか
何を話して何を話さないか
迷う
特に心配性で何かと口煩い母親にはできれば話さず済ませたいのが本音
遠く離れて暮らしていたらそうした
娘たちがもう少し大きかったらそうした
でも今回は娘たちが毎日顔を合わせることになる
まだ小学生の娘たちに口止めするわけにはいかないし
同じ程度の内容を伝えるしかない
娘たちは昨年あたりから人体や医療に興味があり
癌についても時々調べてわりとよく知っている
その分怖がることもあるかなと心配
日曜日のブランチ後、ソファに娘たちを呼んで
「12月の予定について相談がありまーす」と始めた
「お母さん12/19から乳がんの手術をするから1週間入院します」
「その間の過ごし方、お稽古事も含めて希望を聞きます」
長女10歳「え!乳がん!治療とか決まってる?いつわかったの?どうやってみつけた?」
次女8歳「え!おかーさん入院?おかーさんいないと生きていけないよー」
ここで一瞬涙が
私だけ、、
夫も娘たちもそれを見て笑っている
なんだこれ笑
次女がムードメーカーらしさを発揮して
おかーさんいないと生きていけなーいを嘘泣きしながら笑わせようとしてくる
「がんのこと、入院のこと、聞きたいことは勝手に調べずにお母さんとパパに聞いてください」
「お母さんの入院のこと、話したい人には誰にでも話しても良いですが、いろいろ聞かれて面倒だなーと思う人には言わない方がよいかもね」
次女「学校の先生には話しといて。学校で悲しくなるかもしれないから。」
「そうだね。そうしよう。」
ここからは送迎を誰に頼めるのか選択肢を示しながら
どこで誰と過ごしたいのか
どんなお稽古事に行きたいのか
入院予定の8日間の希望を一気に聞き取って表にしていく
登校してない長女の過ごし方
登校したい次女の登校付添お迎え
送迎はパパと子育ての終わった兄夫婦が引き受けてくれる
なんとかなるでしょ
その間にときどき質問があった
長女「がんってことはお母さん、はげる?」
「それは手術のあとに先生と相談、はげることになる。抗がん剤っていう薬を使えばはげるわね、コスプレ知ってるでしょ?あの人たちがかぶるウィッグとかあるから選び放題よ!茶色だけじゃなくてピンクとかもあるよ」
長女「それはやめて笑 茶色のウィッグで」
次女「いいじゃん!好きな色で」
次女「え!クリスマスにおかーさんいないの?サンタさんどうなる?」
「そうねーいないかなーサンタさんはお母さんがいなくても来てくれると思うけどねそろそろお手紙書いてみたら(はよ書いてくれんと間にあわん)」
次女「うつる?がんって」
「大切なことを聞いてくれてありがとう!うつりませんよ」
長女「わたしもなる?がんに。遺伝とかってあるでしょ」
「それはわかりません。だから大人になったら検査するんだよ。あなたたちが大人になるころには今よりもっともっと治療方法が良くなるから、病気は早くみつけるのがいいんだよ」
みたいな会話をはさみながら
癌治療の話と暮らしの話
質問はこのあと入院する前日の夜まで度々続いた
同じことを聞いてくることもあるし
新しいことを聞いてくることもある
夕方実家に寄り両親に話す
リビングに二人を呼んで話す
娘たちと同じことを簡単に
手術のため1週間入院します
送迎は兄夫婦とパパがやります
ここで過ごしたいと娘たちが言う時間はお願いします
母から質問1 なんの手術?
乳がん
母から質問2 どっちの?
右だけど、予防的に左もとる
母から質問3
子どもたちには?
同じことを伝えてある
以上。
はー疲れた
とはいえ急に知らされる方がしんどいよね
受け入れるしかないのだから
時間をかけても受け入れておくれ