47都道府県に友達を。
つい最近、Netflixに「県庁おもてなし課」が追加され、すかさず再生ボタンを押した。
久しぶりだな。小説も映画も大好き。
エンディング直前の、「映画の」おもてなし課から【ほんもののおもてなし課】のみなさんの写真に変わる瞬間がとっても好き。
あのシーンが1番泣ける。ほんとに泣いちゃう。
なんでだろう。いっつも感動する。
自分の街に誇りを持って、頑張ってるひと
そんな素敵なひとを映し出しているエンディングが大好き。
さてさて。
テレビ業界の就職活動を進める中で、
提案している番組企画が地方密着系のものが多いせいか、あなたの故郷を紹介するなら何を伝えたいですか。と聞かれることがある。
迷わずいつも"ひと"だと答える。
激狭コミュニティのふるさとは
ただいま、おかえりが言える街
そして、逆境にも負けない街
街にあった中学校、小学校、そして保育園まで
私たち、そして自分の親世代の青春が詰まった箱は全て無くなった。
建物自体無くなった。
でも、新しい観光名所を作ったり、
マラソン大会を始めてみたり、
歴史の街としてスポットライトが当たるような
取り組みを続けている。
あと、地下道に昔の祭りの写真を飾ったり。
なにかが無くなっても、新しくなにかをつくろうとするところがほんとにいいところだと思う。
何年後かに消滅してそうな街だと言われてるけど
なくなりそうにはない。というか無くしたくない。
そんなことを思いながら、ふるさとの魅力を面接官に話すと不覚にも言葉に詰りそうになる。
だめ。
多分自分にとって、あの街はいちばん大切な場所で、大好きな場所で、離れられない場所ってことを最近ほんとに実感してる。
そんな素敵な場所が日本全国にあるはず。
なんにもないけど、あたたかい街。
そんな場所にお邪魔したい。届けたい。
だからテレビマンになる。
そして死ぬまで47都道府県に知り合いをつくる。
今の夢。
みんなの大切な、大好きな街、私に取材させてください。