
『みはじ』で解こう!「速さ」の問題シリーズ(超算数ワーク)
主にユーチューブ動画で発信していきます。
新しいものが上にくるようにしようと思います。
本来、問題のポイントなども紹介すべきでしょうが、それだとネタバレになってしまうので、みなさん、ご自分で答えを出してから、あるいは、ある程度考えてみてから、動画をみるようにするとよいかと思います。
「この問題も、『みはじ』で解いてみろ!」というリクエストも歓迎します。下のコメント欄からどうぞ。
第3回
時速36㎞の列車は1時間20分で何㎞走りますか。
以前は、小学6年生で「分数のかけ算・わり算」→「速さ」の順に勉強していました。 今、「速さ」が5年生に移動しました。 この問題も「分数のかけ算・わり算」を身に付けてから取り組みような問題ですが、 そういう変化に対応しきれていない個人塾などもけっこうあるでしょうね。 (教科書や準拠の問題集は、当然、そういうところもしっかりしています。) とはいえ、当塾でも、この種の問題をそのまま5年生で取り扱っています。 5年生までの学習内容でも解けますし、それにより得られることも多いからです。
第2回
問題)同じ道を行きは分速40m、
帰りは分速60mで往復しました。この間の平均の速さはいくらでしょうか。
第1回
問題)あるマラソン大会で、選手Aは分速300m、選手Bは分速200mの一定の速さで走っているとする。マラソンコースの途中で応援していた花子さんの前を、選手Aは11時15分、選手Bは11時20分に通過した。 花子さんが応援している場所は、スタート地点から何mの場所か求めなさい。
第0回
問題)40人のクラスで算数のテストを行いました。女子全体の平均点は男子全員の平均点より2.5点高く、また、クラス全体の平均点は、男子全体の平均点より
1点高かったです。
このクラスの女子の人数は何人ですか?
旧1回
ある種の人らからすると、「方程式」を使っても「ずるい」となるようです。
私としては、その考えがどこから出てくるかを示すのに方程式を使いましたが、使わずにやっていいのなら、最初から私も使わないでおきたかったところなので、いずれ撮り直します。
あとがき
私も昔は、「みはじ」なんて大嫌いでした。
こんなのがあるから、勉強ができなくなってしまうんだと思っていました。
しかし、20年ほど学習指導業務を続けるうちに、考えが変わってきました。
今の私の見解は・・・
「学力が上の方の生徒さんにとっても、下の方の生徒さんにとっても、『みはじ』ごときが、そんな影響力あるわけないだろ。』…というものです。
実際、そう思っていますし、これが事実でしょう。
学力形成に際し、『みはじ』とやらががもつ要素なんて、ほんのささいなものです。
もっとも、『みはじ』批判自体を批判するつもりはありません。
昔は私もそうでしたし、機械的にあてはめているようにみえ問題意識をもつのはもっともなことです。
ただし、いきすぎた『みはじ』批判に違和感を覚えるのは事実です。
よくある批判に、「こんなの、ダイアグラムや面積図を使えば簡単なのに、みはじに頼っているやつは解けないだろう。」…というものがあります。
ひじょうに違和感を覚えるところであります。
私からすると、ダイヤグラムや面積図を使った解法のほうが、よほどパターンマッチングに思えますし、そもそも、そういう人たちがそう言って紹介する問題で、わざわざダイアグラムや面積図を使わないと解けないような問題をみたことがありません。
みな、かけ算やわり算の基本的な使い方を意識し身に付いていれば、ごく簡単な問題ばかりです。
そこで、私がここで紹介する「かけ算やわり算の使い方を重視した解法』を、少し皮肉も込めて、「『みはじ』で解こう!」というタイトルを付けました。
また、『みはじ』批判そのものはいいのですが、ツイッターをはじめとするSNSで、「みはじ」を容認する人を執拗に、かつ集団でからんでまわる人たちが、残念ながら少数ですがいます。
そういう人らへの批判も込めて、「『みはじ』で解こう!」というタイトルを選択しました。