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大学入学共通テストはどうなるか?試行調査(プレテスト)を振り返ります。第2回国語②(井出進学塾)

こんにちは、井出進学塾です。
それでは、国語の続きについてみていきますが、その前に全体像の確認を忘れていましたので、そちらから・・・

従来のセンター試験では・・・

80分200点満点で、
評論文:50点、小説文:50点、古文:50点、漢文:50点 でした。
これは、多くのみなさんにもおなじみと思います。

試行調査(プレテスト)では・・・

100分で200点満点+記述式の評価で、
評論文:50点、詩・エッセイ:50点、古文:50点、漢文:50点

時間でいうと記述問題の文で20分増やした形ですが、文章量が多くなることも考慮して、詩・エッセイを導入した形です。

では、古典(古文・漢文)について、みていきましょう

現代文と同じく、文章にそって答えていく設問はほとんどなくなり、全体をみて答える問題が多くを占めるようになっていることが特徴です。
難易度としては・・・

めちゃ、難しくなったと思います。

難易度はセンターと同じくらいか少し上がった程度、という大手予備校の先生も多いですが、得点率からしても、そんなこともないでしょう。

勉強

古典に関して言えば、これとは別の問題も感じます。
30年前、自分が受験生だった頃から感じているのですが、「もうネタ切れ」なのでは?・・・という疑問です。
教科書や市販の問題集で、扱われておらず、難易度がちょうどよく、受験問題にふさわしいテーマ(これこそ大切と個人的には思います)のものは、みつけるのが、もう難しくなっているのでは?とも感じます。(私が無知なだけで、そんなことないのかもしれませんが・・・)

あと、古典に関しては、「時間対効果」の問題も大きいと思います。
古文である程度の得点力を付けるためには、ある程度の継続的でまとまった時間が必要なのですが、配点とか、2次で使える割合などの問題もあります。

私としては、高校生のみなさんが古文を勉強するのは有意義なことと思っていますが、こちらも、いろいろと社会的な議論が必要になってくるでしょう。

それもふまえ、私どもの方でも、古文特設ページを用意しております。
いまのところ、文法や、教科書でよく扱われる問題の解説動画をまとめたページですが、このページをハブに、いろいろと考えていきたいと思っています。

古文特設ページは こちらをクリック

以上、新大学入学共通テスト「国語」について、みてきました。
要点が、まとまらない部分も多く、申し訳ありません。
私が考えているのは、やはりコロナ休校の影響は大きく、その対応として、新大学共通テストは1か月遅らせるべき、という主張です。
その議論が伸びていく一助にでもなれればと思い、この記事を書きました。

執筆:井出進学塾(富士宮教材開発) 代表 井出真歩

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