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小学4年算数「2けたでわるわり算」:注意事項・・・井出進学塾(富士宮教材開発)からのお願いです

こんにちは、井出進学塾です。

小学校4年生のみなさんは、「2ケタでわるわり算」の勉強が、進んでいる時期だと思います。

苦手意識を持ってしまう、お子さんが多い単元であります。
商を立てるのに、苦戦されているお子さん(ご家庭)も多いでしょう。

1つ、お願いしたいことがあります。

たとえば、「756÷18」の問題が与えられて、ノートの別の場所で「18×1」、「18×2」、「18×3」・・・のひっ算を、ドバーっと始めてしまうお子さんを、たまにみかけます。

おそらく、親御さんが忙しくてあまり勉強をみてあげる機会がなく、しかたないので「18×1から順に試してみな、」というようなアドバイスを与えてしまったか、指導力のない塾や家庭教師にあたってしまい、そうなってしまったと考えられます。

このようなことになってしまわないよう、注意してください。

けっしてよいことではないし、これ以降の学力発達に負のはたらきを持ってしまうことです。

商を立てるのに苦戦するお子さんには、できるだけ親御さんがみてあげることが必要です。

先ほどの「756÷18」で、考えてみましょう。

7の中に18はないので、十のくらいから商を立てます。

75÷18の計算を考えることになります。

とりあえずは、どのような考え方(指導法)でもよいです。

上のくらいだけみて(学校では、下のくらいを指で隠させることが多いようですね)7÷1から「7」を立ててもいいですし、18をだいたい20と考え7÷2から「3」を立ててもいいです。

親御さんからみて、とんちんかんと思える商でもかまいません(そこで、止めるのはよくないです)。大切なのは、どう考えてその数を立てたのか、親御さんのフォローではっきりさせてあげることです。

わり算のひっ算の過程・・・その次のかけ算とひき算もていねいに行いましょう。

その結果、最初に立てた商がちがうとわかります。

ここで、最初に立てた商がどうしてちがったのか?・・・そこまで考えられるといいですが、そこまではいいでしょう。

少なくとも、計算(かけ算)の結果を1つ1つおさえ、次につなげられるようにと、心がけましょう。

その積み重ねが大切です。

とにかく、安易に「18×1」、「18×2」、「18×3」…の計算(筆算)でごまかさないようにしましょう。

なかなか、たいへんでしょうが、適当にごまかすと後に響きます。

また、もし今回、2ケタのわり算が完全にマスターできなかったとしても、後々、計算力、というか実際には人間性の成長で、ある時期にできるようになることもあります。

あせらずに、いきましょう。
すべては、つみ重ねです。


塾などに対して、よくきく不満例について・・・

また、この学年のこの単元くらいから、大手の計算教室などをご利用の保護者様の、「学校で、今やってることをやってくれない。」などのご不満の声を聞くことが、よくあります。

でも、それは・・・しかたのないことです。

もともと、「無学年方式」「スモールステップ進級式」「オーダーメイドカリキュラム」などのシステム(売り文句)は、そういう意味です。

1人、あるいは数人の先生で多数の生徒さんをみるためのしくみです。
大手計算教室としては、当然のしくみで当然の料金設定です。

批判すべきところではありません。これらをふまえ、ご利用するかしないかは、各ご家庭の判断することです。

「2ケタでわるわり算」をこなすためには、「2ケタ×1ケタのかけ算」「ひき算のひっ算」などが必要ですし、よくわかりませんが、あれやこれも必要、・・・という段取りのようなものが、あるのでしょう。

本当は、ちがいますけどね。

よっぽどできていない場合をのぞいては、小学4年生になってしまった以上、しかたがありません。
「2ケタ×1ケタのひっ算」や「ひき算のひっ算」に多少あいまいなところがあるにせよ、「2ケタでわるわり算」にとりくみながら、そちらも補っていくのが正しいです(復習は復習として進める必要は、あります)。

(くりかえしますが、もちろん、これらの計算教室や大手塾を否定するつもりは毛頭ありません。料金などをふまえ、各ご家庭が判断することです。)

やはり、ご家庭でがんばるのが最善でしょう。

このブログ記事のコメント欄、FB、ツイッターなので、できるだけご相談にも応じたいと思います。
お気軽に、お問い合わせください。

執筆:井出進学塾(富士宮教材開発) 代表 井出真歩

井出進学塾のホームページは こちらをクリック


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