化学 物質量に関する計算問題のわかりやすい説明(ちょっと応用〔『比』の活用〕)…井出進学塾のマンツーマン授業の実況中継
こんにちは、井出進学塾です。
「化学」の計算問題について、どのように「比」を活用すればよいか?・・・一部ですが、ここで紹介します。
今回は、試しに問題の画像にもユーチューブ解説動画のリンクを貼ってみます。こちらのリンクは、別タブで開きます。使いやすさを模索しているところなので、ご意見等いただけると助かります。(問題番号の後ろに、動画再生時間を入れておきます。)
取り扱い問題は、こちらからダウンロードできます。
問1 4分53秒
1molの気体の体積は、標準状態で「22.4L」・・・この数字は覚えていないといけません。
2molで2倍の44.8L・・・0.5molなら半分の11.2L・・・です。
「み・は・じ」みたいな、変な表がありますが、あんなの使わない方がいいですよ。
かえってわからなくなるし、あんなの使ってまで答えを出したって次につながらないし、何にもならないですよ。
意味をとりましょう・・・
22.4Lで1molなので、5.6Lの中に22.4Lがいくつあるか調べれば答えです。
わり算でいいですね・・・5.6÷22.4を計算します。
まだ、ピンとこないという人は「比」で処理してもいいですよ。
「比」は、あくまで最後の手段ですが、最初のうちは・・・(計算の意味などが見えてくるまでは)比に頼っていいです。
「22.4L」で「1mol」なので・・・「5.6L」で「何mol」か?
・・・求めたいところをxとして、この順番で並べて・・・
22.4:1=5.6:x・・・という比の式が立てられます。
しかし、やはり比に頼るのは最後の手段です。
「例えば」を考えられるといいですね・・・
例えば問題が44.8Lだったとしたら・・・
44.8÷22.4で2mol・・・と、すなおにわかりますよね。
それと同じで、5.6Lの中に22.4Lがいくつ入っているか考えればよいので・・・
5.6÷22.4の計算でいいですよね。
問2⑴⑵
あれだけ「比に頼るのは最後の手段」と言ってきましたが・・・いきなり頼りましょう。
この問題の標準的な解説では
・・・まず、7.0gが何molかを出して、それが体積何Lにあたるかを計算します。
ですが・・・こんなたるいこと・・やらなくていいです。
mol(物質量)とは・・・「道具」です。・・・「目的」では、ありません。
使いこなすことを考えましょう。
「1mol あったとしたら?」を、基準にして考えれば・・・すぐです。
問2⑶⑷
⑶は比に頼らずにやってみましょう。
⑷も、気軽に出せるとよいですね。
問3
これも最初から比に頼りましょう。
大きな「指数」の処理にの仕方にも注目してください。
問4
この問題なんて、「比」が活きますね。
以上です。ありがとうございました。
コメントなど、いただけると、とてもうれしいです。
執筆:井出進学塾(富士宮教材開発) 代表 井出真歩
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