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2年ぶりに帰国して思うこと(ポジティブ編)

 帰国してからまだ3カ月ちょっとと思うと、意外と時間が経っていなくてほっとする。もう少なくとも1年は経ったような、むしろ留学していていたのは夢だったか、というくらい、帰国前と今の環境にそう大きな違いがない。
 ともかく、安部公房展をみてがぜんやる気が満ちてきたので、標題のネガティブ編の続編を書きます。安部公房展についてはまたいつか。

清潔さ

 渋谷や池袋の人混みですら、ゴミは舞ってないし、ごく一部でしか臭いなんてしない。地下鉄でも放置された飲みかけのコーヒーなんて見ないし、シートが布張りだろうと良く分からない粉や染みでいっぱいなんてことはない。スーパーの野菜はきれいすぎるくらいだけど、やはりゴミが放置されているなんてことはない。清潔感については、海外行くときはある程度覚悟が必要で、、覚悟をしなかったシンガポールはおかげでかなり精神的に来るものがあった(世界一きれいと言われる空港にて洗えてない皿でサーブされた)。

あの臭いがしない

 スメハラの最たるものでしかない。クラスで自分が感じたのは一度だけだったけれど、誰か靴下を腐らせたか、数日間風呂に入っていないか、そんな人がいるかと思って驚いた。それがおそらく大麻だったと分かったのは、「先生に振り向かれたから全力で否定した」から始まったある日のクラスのチャットグループ。グループに入っていない子がどうやら匂いの元と判明したらしく、「前も臭かったから絶対あの子とは離れて座る」などと結構な言われようだった。
 ダウンタウンにいけば、まあちょくちょく鼻をつくし(普通のタバコがいい匂いに思えるレベル)、場所によってはフェンタニルの影響下にあると思しき人を日中から見かけることもある。マンハッタンは、ルールが緩んでからこの2年の間に明らかに葉っぱマークの店が増え、臭いがきつくなった。

ジャストサイズ感

 外食ならどんなサイズで出てくるんだろう、とハラハラせずに一人前を注文できる。なんなら小さすぎない?というくらい。調理したおかずの種類が多いのも、コンビニのご飯の小さめサイズのバラエティの豊かさは楽しいしありがたい。一方で、顎が疲れるくらいのサラダや3食はいけるパッタイの重さが懐かしく思うことも。
 スーパーなら、ミネラルウォーターと牛乳を普通の買い物と一緒に持って帰って来られる(ほぼ半分の重量)。期限前に慌てて鍋いっぱいにゆで卵を作るなんて作業が発生しない。今思うとよく買い物できてたなと思う。運動してない割に腕がたるんでないのは、この日常的なプチ重量挙げのおかげかもしれない。





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