鑑賞記録 初めてのライブ配信(0718)
前の記事でライブ配信に向けた期待と不安の心境を綴っていたので、その感想を記録しておこうと。
結論、悪くなかったです。というか、続々配信が決定しているので、今までなら観るものを選んでいてチケット獲得をほぼ諦めていた別箱公演も、配信あるなら観よか、となる。予想どおり配信予定のチェックと鑑賞が新たな習慣になりそうです。なりました。
おしゃれの楽しみや休憩時間の過ごし方(家ゆえ洗い物とか掃除とかしてしまい、30分強の時間の有効活用だけど現実に戻りすぎた)は劇場でも家でも一長一短あるところなので、唯一課題があるとすれば、近くに寄れたとしても生で観るようには視野が選べないところ。舞台上の構成全体をみて演出を味わいたいとき(例 植田景子先生の作品)もあれば、脇のガヤのお芝居やスポットが消えかかったはける瞬間まで追いかけたいときもある。複数回見たはずの公演でも、後日映像で観たときに「こんな画面あったっけ」となることも(例 雪組壬生義士伝 彩凪翔さん演じる土方さんから目を離せなかったもの)。
今回は、後に述べるトップ娘役の華ちゃん中心に、メインのやり取りが見られれば満足、というところが大きかったので配信でも全く消化不良感はなかったものの、これが別の組とか演出家の作品とかになったらどうかな、というのは残る。
さて、作品自体についての感想も。
花組「はいからさんが通る」、れいはな(柚香光&華優希)新トップコンビの魅力があふれる素敵なお披露目公演でした。中でも何と言ってもウェディングなデュエットダンスが。お衣装の可愛さ(タキシードもドレスもレースたっぷりでクラシックな重厚感があり、華ちゃんはフレア大きめ×シルクハットにヴェールがついてるヘッドドレスという漫画の扉絵イラストのよう)と2人の心から幸せそうな表情に魅了されました。一体この世のものを見ているのかというくらい。就任・公演再開本当おめでとうございます!
はな、と打てば「華」に変換されてしまうくらい、前回の作品(青い薔薇の妖精&シャルム)から華ちゃん(華優希さん)から目が離せなくなりがちです。今回も。ストーリーはやや時代を感じるいかにも少女漫画のテンションと展開ではあるものの、それでも彼女の表情と動きから、その人物というか、物語の世界観そのものに強力にひきずりこまれる。ショーの一場面の短い時間ですら。ビジュアルも二次元のキャラクターみたいな盛り盛りのお衣装がぴったりキマる一方で、素のお化粧の時はしっとりとした美しさがあって。恐れおののく魅力と表現力の持ち主だなとづくづく思うわけです。
ということで、来週の星組公演は諸事情により観られないので、次の配信観劇予定は、ポスターがスタイリッシュすぎる「FLYING SAPA」(宙組トリデンテのニュアンスカラーコーデの美しさ)とキャストと時代設定でテンションが爆上がりの「壮麗帝」。夏休み期間中で良かった。