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[ブロードウェイ感想] Moulin Rouge

概要

 ジュークボックスミュージカルの代名詞といっても良いくらい、タイトルを知らなくても全て聞いたことのある音楽で綴られる、バズ・ラーマン監督の同名映画がミュージカルになったもの。ベルエポックのパリのキャバレーを舞台にしたとっても華やかな作品。物語はムーランルージュのスターのサティーンとアメリカ人作曲家の青年クリスチャンとのロマンスを軸にした、金vs愛、主人公の機転と秘密、いい仕事をする友達s、といった要素が王道のラブロマンス。ボストンにてツアー版を観ました。

感想

 映画のミュージカル化ということを知らないで観てしまったので、正直なところ「めっちゃ映画や!でも曲が新しい!」という感想で終始してしまった。というのも、ビジュアルの豪華さに比べてストーリーがあっさりしていていて、、さらに音楽・ダンスの比重が大きいものの、シーンに合うヒットソングが連続している状態なので、心情描写としてのそれらの役割は限定的で解像度が粗く、セリフが多い映画より一層感情移入しにくく余韻があまりないというか、、。
 とはいえ、サティーン登場のDiamonds Are a Girl's Best Friendは何度もリピートしたいくらい可愛いし、衣装もカラフルで楽しいし、何より開演前からの世界観の仕上がり具合・セットの豪華さは一見の価値あり。一度は生で観ておきたい作品なのは間違いなしです。

NYブロードウェイの劇場

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