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【京阪・橋本】かつては終電間際のホームに沢山の人!遊郭の歴史街道

こんばんは!鉄道ライター目指して4週間目Kiyomizuです。
今日は京阪・橋本駅です。
そんな駅あったっけ?という存在感の駅。。
なんたって、関西圏で橋本駅と言えば和歌山の橋本市にある南海とJRの駅なのです。ネームバリューで和歌山の駅に余裕で負けます。

そんな橋本駅と周辺について紹介します。

橋本駅周辺の様子

橋本駅は京都府八幡市にある京阪電車の京都最南端の駅です。
そう!隣は樟葉駅で大阪府枚方市に入ります。京都側の隣駅は男山を回り込んで、石清水八幡宮駅で駅名の通り9割方神社のための駅があります。
石清水八幡宮が八幡市の表側なら、橋本駅は裏側?と言ってしまうほどちょっと閑散とした雰囲気の駅です。

まず駅前は車が通れるのか?というくらいの細い道といきなり住宅街。お店なし。

乗降客数、京阪本線の中では2番目に少ない駅です。
因みに1位は「鳥羽街道駅」です。鳥羽街道駅は両隣の駅が400~500mくらいしか離れておらず、両隣の駅の方が便利という理由から人が分散している可能性が高いと見ていますが、この橋本駅はまた違う理由でしょう。

いつも京都に行くときに特急で通り過ぎますが、橋本駅付近の車窓から見える景色は「田舎に来たな~」という印象です。京阪本線の中では一番田舎な雰囲気ではないでしょうか?

昭和を思わせるような住宅街が続く

駅周辺の様子は古い家が多いです。
もちろん新しい家もあるのですが、ある一角に入ると昭和のまま時が止まっているかのような感覚に陥ります。

昔は遊郭で賑わっていた

実はこの橋本という地区、橋本遊郭という名で知られていて、多くの男性が遊びに来ていた場所だったそうです。
現在では考えられませんが、いくつもの遊郭が建ち並び、メイン通りには「男の川」と言われるほど男性客で溢れていました。

そして終電間際の橋本駅に人が殺到していたようです。
その後、1956年に売春禁止法が制定されて、橋本遊郭は廃止になりました。

昔の遊郭の見学や素泊まりが可能

橋本遊郭自体は廃止になりましたが、しばらくは当時の状態で遊郭の建物は残っていたそうです。ただ、時間が経つにつれて老朽化や買い手がつかないなどの問題で残っている建物はわずかとなっているみたいです。

そんな中で、当時の遊郭の建屋を保存しつつ、旅館・見学資料館として利用できるのは「旅館 橋本の香(かおり)」です。

素泊まり1泊5,500円(1人)、2人以上なら4,500円(一人当たり)。
1,000円で中の見学が可能です。

ステンドグラスの窓も多く保存されており、カラフルにデザインされていて、昭和初期の和と洋が織り交ざった空間です。当時から飾られている絵画やその他アイテムもそのまま保存されていて、旅館の建物はもちろんですが、中にあるあらゆるものが歴史の資料です。昭和10年(西暦1935年)に建てられたそうです。

昭和初期の遊郭で働くとはどんなことか

昭和初期の日本は貧しかったため、娘が家族を支えるために遊郭働いているということも多かったそうです。家族が生きていくために必要だったそうです。そして、家族を支えているという自負を持って仕事をされたそうです。
胸を打たれますね。
ジョーブログさんの取材はとても勉強になりました。

私も世界の隅っこで誰かの役に立つために、仕事をしていきます。

今日はこの辺で。
それでは。

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