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【京阪・大谷】勾配日本一の駅と蝉丸が詠った逢坂の関跡
こんばんは!鉄道ライター目指して96日目Kiyomizuです。
今日は翔平電車京津線、大谷駅です。
早速参りましょう。
すみません。京阪電車です。
普通電車の駅として勾配日本一の駅
![](https://assets.st-note.com/img/1733640628-hSLRWzrPYgvj6iD8Fef1Xm7N.jpg?width=1200)
大谷翔平さんは、投手と打者の二刀流としてメジャーリーグで活躍する選手です。投手として最速165キロの速球を投げ込み、打者としても長打力と高い打率を誇ります。よくプロ野球に入る人は、高校ではエースで4番なんて当たり前ですが、メジャーのチームでそれをやってのけているようなものです。野球の神様と言われたベーブルースの記録を抜き、年収は私の1,000倍以上あります。
大谷翔平さんの身長は193cmですが、私の年収を身長に換算すると2mm以下でした。どこでこんなにも差が付いたのでしょうか。名実ともに日本一を飛び越えて世界一の野球選手と言ってもいいでしょう。
世界一とまでいかなくとも大谷駅にも日本一があります。
普通鉄道の駅で最も急勾配な駅として知られています。ホームの勾配は40パーミルで、山岳鉄道を除く普通鉄道の駅では日本一急勾配です。
参考:こころまちつくろうKEIHAN
![](https://assets.st-note.com/img/1733721067-T0PUB2x9SoeQIrmMRGC7Xdba.jpg?width=1200)
のちのちこの写真だけ見てみると傾いていることが分かりにくかったのですが、緑色がおおよその水平線となります。
真正面から撮ればよかったものを。。ちょっと遠近感が出てしまうので、投影すると上のと下で水平の基準角度も変わります。ややこしいですが、
赤い線が、ホームに沿った線です。
緑の線と赤の線のなす角度が40‰となるということです。
度数に直すと2.3°となります。私の実測によると2.5°でした。
2.3°だけ聞くとショボく感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、鉄道の駅は基本水平に作らないと、停止しきれなかったり、坂道発進になったり大変なんです。
![](https://assets.st-note.com/img/1733721740-GFPXRK8QpuomNEDxlSrYdOJw.jpg?width=1200)
ベンチを拡大するとね、右と左の足の長さが違うことが分かります。
ベンチを特注してまで傾き補正をしてくれる京阪さんはさすがです。
もうちょいちゃんと撮ればよかった。。
京阪で乗降客数が一番少ない。
![](https://assets.st-note.com/img/1733640595-MP0bzFkjm8nKeSyl91gvaIRZ.jpg?width=1200)
ホームが狭く、電車が到着するとこんな感じです。
なかなかの圧迫感です。ちなみに、勾配日本一の駅でありながら、京阪電車全線で一番乗降客数が少ない駅となります。
京阪本線で一番乗降客数が少ないのは鳥羽街道駅です。京阪ってそんなに秘境駅みたいなところはありません。大谷駅は京阪で唯一の秘境駅みたいな位置づけになるかもしれません。
でも鉄オタにはたまらない駅です。
大谷駅の改札
![](https://assets.st-note.com/img/1733640656-CXWe0Ndpo3xu7nMmlTYzjKP6.jpg?width=1200)
改札といいながら、自動改札機がなく、入場用と出場用のICOCAタッチポイントがあります。大谷駅の出入口はこの1か所となり、京阪山科方面のホームへは駅構内にある踏切を渡っていきます。
この写真では見えないですが、券売機は設置されています。
こんな急カーブあり?
大谷駅から徒歩7分くらいかかりますが、鉄オタが押さえておくべきポイントです。これは電車なのか?アトラクションなのか?分からなくなるくらいの急カーブポイントです。
京津線を走るのは800系という車両なのですが、この車両だからこそ急な坂道や急カーブにも対応できるのです。
800系についは昨日の記事で触れています。
百人一首に出てくる逢坂の関と蝉丸神社
![](https://assets.st-note.com/img/1733734537-XlJbSOwpQE0TP8k5LudNvsCH.jpg?width=1200)
大谷駅から徒歩1分くらいのところに蝉丸神社があります。蝉丸さんが祀られている神社です。
皆さん蝉丸って知ってます?
僕は辛うじて覚えていた名前ですが、百人一首というか坊主めくりの坊主の人なんですけど、出所とかいろいろ不明なところが多い人物ですが、百人一首の10番目人で有名です。
「これやこの 行くも帰るも 別れては 知るも知らぬも 逢坂(あふさか)の関」
記憶の奥深くにこの短歌が眠っていた人はいませんか?
私は「知るも知らぬも逢坂の関」のフレーズをみてああ!そういえばそんなかるたあった!ってなった人です。
この付近は山城国と近江国の境となっていて、関所があった場所なんですね。
関所ってつまりは他国に入る時の税関みたいなものですが、昔は京都と滋賀を行き来する際は通らなければならなかったってことです。
蝉丸がこの関所に往来する人をみて、知っている人も知らない人もこの場所で出会って別れていくんだな…としみじみした気持ちを詠ったものだそうです。
ザックリし過ぎてすみません。
そして逢坂の関があった場所がこちらとされています。
![](https://assets.st-note.com/img/1733735713-UyWaMBFVj1pukfKLs3G9gcZ2.jpg?width=1200)
大谷駅から徒歩4分くらいです。大谷駅から坂道を上っていくと、国道1号に合流するところにあります。
石碑がおかれていますが、この場所で蝉丸があの有名な短歌を詠ったんですね。蝉丸さんは平安時代の人ですから、1,000年以上の時を超えて私みたいな文学に精通していない人間でも知っているような短歌を残していると思うと感慨深いですね。
ただね、私は大谷翔平の方が凄いと思っています。
大谷駅前のグルメは「鰻」一択
私が一人で入るにはもったいないお店なのですが、2つお店があるみたいです。
どちらも大谷駅から徒歩1分で、うな重とか鰻料理のお店です。どちらも古くから続いている老舗です。
高級路線のお店ですが、食べログでかなりのコメント数と高評価です。
お祝いのときとか特別な日に行きたいお店ですね。
レビューもなくてすみませんが、チェックしてみてください。
今日はこんなところで。
それでは。