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【京都市営地下鉄・御陵】天智天皇の眠る「みささぎ」と本圀寺

こんばんは!鉄道ライター目指して102日目Kiyomizuです。
今日は京都市営地下鉄東西線の御領駅(みささぎ)です。
「ごりょう」って読んだり、「みささぎ」って読んだり、なぜそんなに読み方を変えたがるのか。
これまで京阪電車の駅を主に紹介してきたのですが、ここから京都市営地下鉄東西線編が始まるかと思いきや、そうではありません。
この駅からびわ湖浜大津方面への線路は京阪となるため、紹介しようか迷った挙句、ひとまず触れておきます。


上下2層の2面4線のホーム

御陵駅は京都市営地下鉄東西線の駅で、地下駅となりますが、少し特殊な構造となっています。

B1F  改札階・コンコース
B2F  京都市役所前・太秦天神川方面ホーム
B3F  びわ湖浜大津(京阪)・六地蔵方面

乗り場が上下に分かれているパターンですね。
B2Fの乗り場は京都方面ですが、こちらは1番のりば・2番のりばどちらから乗っても同じ方面に向かいますが、2番のりばに到着する電車は京阪大津線からやってきた電車となり、1番のりばの電車は宇治市の六地蔵からやってきた電車という違いになります。

B3Fはこの駅を分岐点として3番のりば六地蔵方面とこの駅から京阪線に入る4番線びわ湖浜大津方面なので、乗り間違い厳禁です。
地下鉄山科駅と京阪山科駅はほぼ同じ場所にありますが、ここからは違う駅としての扱いとなります。


御陵駅の外の様子

駅の外の様子です。
京阪電車とは書かれているのですが、京阪のロゴがありません。
京阪電車のホームページにも御陵駅の説明はないので、京阪の駅も兼用というわけではなく、駅自体は京都市営地下鉄という認識なのでしょう。

東海道のもうすぐゴール地点という場所ですが、この道をまっすぐ行くと三条大橋にたどり着きます。山科と三条を結ぶ割と車通りも多い大通りとなっています。

御陵(みささぎ)のゆらい

御陵というと基本的に天皇のお墓ですよね。
この場所の御陵は天智天皇の御陵が近くにあるためです。
御陵駅からは徒歩10分くらいの場所となります。

両脇を木々に囲まれた1本道を進み、森の中にひっそりと眠っています。
天智天皇って、中学校のザックリした歴史の教科書のかなり最初の方に出てくる中大兄皇子その人ですので、歴代天皇の中でもかなり重要人物ですが、お墓は思ったよりひっそりしているんですね。

本圀寺(ほんこくじ)と琵琶湖疏水


京都地下鉄御陵駅から徒歩13分程度のところに本圀寺があります。「圀」って字、初めて見ました。

本圀寺は、鎌倉時代に日蓮聖人が創建した法華堂を起源とし、その後、京都に移転しました。現在は、緑豊かな山中に佇み、静かで落ち着いた雰囲気の寺院です。

京都フリー写真素材集

雪景色もいいですね。
春には桜もきれいな場所ですので、ぜひ行ってみてください。

ここまで来るまでの道も見どころありです。
御陵駅から本圀寺に向かう道の途中で水路に行きつきます。
暫く水路沿いに歩いていると

正嫡橋と呼ばれる橋ですが、秋には紅葉が美しい場所です。
この下を流れている水路は琵琶湖疏水です。
琵琶湖疏水は明治維新後、京都から東京へ遷都され、衰退していく京都の街の再生のため、水資源を京都市内に確保する一大プロジェクトでした。
琵琶湖から、ここまで来るには山を越えなければならないのですが、水路なので、つまりはトンネルを掘っていくことになります。

それゆえ大規模な工事だったということですね。
琵琶湖疏水の散歩道も東は京阪追分駅の北側、西は京都動物園の辺りまで6km程度の長く続いている水路沿いの歩道で、とてもおすすめの散歩スポットです。
こちらも、時間あれば端から端まで歩いてみたいですね。季節ごとの琵琶湖疏水を楽しむことができます。

今日はこんなところで。
それでは。

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