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【京阪・三井寺】紅葉もおすすめ弁慶が奪った鐘と焼討ちと再建の歴史
こんばんは!鉄道ライター目指して75日目Kiyomizuです。
今日は京阪電車、石山坂本線の三井寺駅(みいでら)です。
パッと見、スラムダンクの「三井寿」に見えなくもない。
早速参りましょう。
路面からの切り替わりが見られる場所
三井寺駅基本情報
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三井寺駅は京阪電車・石山坂本線の駅で、2面2線の対面式ホームとなっています。理由は定かではありませんが、この駅は緑と黄緑を基調に壁が塗られています。
上の写真、安定の写真のセンスのなさw また逆光です。
駅の外側も緑!こだわっていますね。京阪が緑ってわけではなく、三井寺駅が何故か緑!
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隣駅は石山坂本線から京津線への分岐もある「びわ湖浜大津」駅であり、大津の街に近いところです。
しかしながら、無人駅です。自動改札機もないため、券売機とICOCAをタッチするところがあるのみとなります。
最近切符を買わなくなったので、こういう駅の場合、入場券ってあるのかな?
「三井寺」駅から「びわ湖浜大津」駅は路面区間
三井寺駅から南に行くと踏切ではなく、ここは路面電車に切り替わっているところです。
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路面電車はなんかワクワクしますね。
私はあまり路面電車を見られる環境ではないので、なかなか新鮮なのです。私の出身は大阪。大阪にも路面電車(阪堺電車)がありますが、京阪の路面区間はごくごく限られた区間で、車両も路面電車という風貌では無いのが特徴ですね。
路面電車ってだいたいバスに近い風貌じゃないですか。
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見ての通り、ホンマに電車っぽいフォルムです。ちょっと小ぢんまりはしていますけどね。
琵琶湖疏水の起点
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琵琶湖第一疏水が三井寺駅のすぐそこにあります。
なんそれ?
琵琶湖第一疏水は、明治時代に日本の技術力で完成された大規模な土木事業であり、京都の産業や生活を大きく変えた歴史的な遺産です。
琵琶湖から導かれた水は、京都の街に活力を与え、今日まで人々の暮らしを支え続けています。
つまり、琵琶湖の水を山の中をトンネル掘って、京都の方に流すことで、京都が潤ったよってことですね。
駅降りた瞬間、歴史的要所があります。
三井寺(園城寺)のみどころ
駅名になっている三井寺ですが、正式名称は長等山園城寺(ながらさんおんじょうじ)と言います。天台寺門宗の総本山です。
天台寺門宗は簡単に言うと延暦寺に総本山がある天台宗の分派です。
延暦寺の関連記事はコチラ
天台宗は最澄(さいちょう)が頑張って広めていったのですが、そこから円珍(えんちん)派と円仁(えんにん)派に分かれて度々抗争が起きたみたいです。似たような名前やめて欲しいw
円珍の死後、円珍派は追い出されて、この三井寺を建てたという流れになっています。
三井寺駅から入口の仁王門まで徒歩で約7分です。
仁王門
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入り口は3か所ありますが、こちらがいわゆる正門拝観料大人600円、中高生300円、小学生200円となっていて、どこからでも支払って入ることができます。
金堂(こんどう)
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こちら、三井寺の本堂です。三井寺は豊臣秀吉の正室・北政所によって再建されたものです。
三井寺はもともと天台宗の分派の流れがありましたが、何度も比叡山延暦寺から焼き討ちに遭い、その都度再建されてきた歴史があります。
お寺同士の争いがそんなに激しかったんですね。
まあ、世界を見ると確かに未だに何とか派と何とか派が戦争していますもんね。
延暦寺に攻められ続けてきた歴史ですが、再建して何度も立ち上がったのは朝廷の後ろ盾があったからだと言われています。
当時藤原氏が実権を握っていた時代ですが、延暦寺にあまり力を付けられすぎるとマズいということで、朝廷は三井寺の方をバックアップして、パワーバランスを保っていたという背景です。
紅葉と金堂はなかなか映えますね。
もうすぐ見ごろかと思います。
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三井の晩鐘
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三井寺には特別な鐘があります。日本三大名鐘の一つに数えられる鐘がこちらです。
音の三井寺の鐘
形の平等院の鐘
銘の神護寺の鐘
の3つとされています。三井寺の晩鐘は音色の美しさで知られています。
こちらは拝観者が実際に打つことができますが、1回800円とのことです。
ちょっと私は手が出なかったが、誰か鳴らしてくれるのを待てないようでしたら、御利益もありそうなので、打ってみましょう。
三井寺の名の由来、閼伽井屋
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金堂の裏側に小さな小屋みたいなものがあり、こちらが三井寺の由来なのです。
どういうこと?
ここに湧水が出ていて、天智天皇、天武天皇、持統天皇の3人の天皇の誕生の際に産湯に用いられた霊泉、御井(みい)があることに由来しているそうです。
園城寺という正式名称はどした?
弁慶の引き摺り鐘
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こちらの鐘、弁慶が敵対していた延暦寺に持ち帰って、鳴らしたところ「い(去)のう」となったため、腹を立てて下に突き落としたという伝説があります。
その時のキズがそのまま残っているとのことです。
どうやって運んだんだろう。
観月舞台
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大津市街と琵琶湖を一望できます。
松尾芭蕉とか詩人もこの場所を気に入って、詩を詠んだそうです。
ここで一句と言われても、私には何も出てこないが。。こちらもセンスはありません。
ライトアップがあるとかないとかで、やっているときはやっているみたいです。過去の桜のライトアップは情報がありました。
だいぶ端折りましたが、今日はこんなところで。
それでは。