【ロープ・比叡山頂①】紅葉×比叡山延暦寺「横川エリア」を巡るポイント
こんばんは!鉄道ライター目指して81日目Kiyomizuです。
今日は鉄道という枠を飛び越えて…叡山ロープウェイの比叡山頂駅です。
そう、私は何にも縛られない!アンチェイン!
延暦寺ってかなり大きなお寺なのですが、東塔(とうどう)・西塔(さいとう)・横川(よかわ)の3エリアに分かれています。
その中でも今日は比叡山頂駅と比叡山延暦寺の横川エリアを紹介します。
比叡山頂駅 京都の街と琵琶湖を両方を望む場所
ロープウェイ比叡山頂は叡山ロープウェイの山頂側駅となります。(そのまんまやんけ。)
比叡山は滋賀県の大津から坂本ケーブルをつかってケーブル延暦寺まで行き、バスで山頂に行くルートがありますが、京都市側から叡山電車で八瀬比叡山口駅まで行き、叡山ケーブルで八瀬から比叡。ケーブル比叡駅はロープウェイ比叡駅のすぐそばにあるのでそのままロープウェイに乗り換えて山頂まで行くことができます。
ここに来る目的というとほとんど延暦寺の参拝となるでしょう。
叡山ケーブルの価格は大人片道550円、往復1,100円です。(子供片道270円/往復540円)
ロープウェイは大人片道350円、往復700円。子供片道180円/往復360円です。
ちなみにハイキングコースが京都側、大津側それぞれあるため、京都なら営繕電車の修学院か八瀬比叡山口、大津なら京阪大津線の坂本比叡山口駅からそれぞれ片道2~3時間かけていくことも可能です。
そこまでガチ目の登山ではないので、かなりいい運動になりますが、こちらもおすすめです。
こちらは11/24の状況です。
本来なら、眼下に京都の町並みが見えたはずなのですが。。この日に限っては濃霧中の濃霧😭
「…なにも!!! な”かった…!!!」
見えんかったです。。曇り時々晴れという予報でしたが、曇り時々雨いやほぼ雨というロケーションでした。出直したい。。
本来は
曇っていてもこれくらいの景色が見れます。フリー素材拝借しました。
周りの様子もいろいろ撮りたかったところですが、今日のところはほぼ真っ白。
ここから直接歩いて延暦寺の本堂である東塔エリアの「根本中堂」など行けますが、1.8㎞くらいあります。後々の子とも考えまして、バスで移動するのもアリでしょう。
私はバスで移動しましたよ。
比叡山頂のバス停まで歩いて7~8分程度です。
バス停に来る頃には雨が降っておりました。
雨よりも、濃霧!!景色ありきの山頂がぁぁぁ!
とはいえ、琵琶湖と大津の街だけ見えました。
山頂バス停近くの展望台から大津市の中心街と琵琶湖の眺めです。雲間から光が差し込んでいてなんか神々しい。これはこれでいい写真が撮れました。
京都側は濃霧に包まれていました。
因みに、山頂バス停からさらに5分くらい歩いたところに比叡山頂と「見晴広場」と比叡山の山々と見ることができます。京都側の景色は比叡山山頂駅かケーブル比叡駅の方が見やすいと思います。
バスは2系統。延暦寺横川行きへ
延暦寺の一番のメインは東塔エリアにありますが、横川へ先に行きました。
比叡山頂バス停から一番近いのは東塔で、次に西塔、横川は一番奥の方にあります。
横川だけが凄く離れていて、Googleの距離測定機能によると比叡山頂バス停から約7㎞あります。
東塔のバス停までは1.5km程度。西塔までは2.8km程度でした。私がマップ上で勝手に測った数字なので、まああまり目くじら立てずに感覚でそれくらいなんだなと思ってもらえれば。
山頂から横川まで歩いていくこともできますが、ドライブウェイは歩行者通行禁止なので、山道を練り歩き比叡山頂バス停からも2時間くらいかかると思われます。
バスなら、15分程度だったと思います。
横川エリアの見所
まず、比叡山延暦寺の基本情報として、最澄が建てたお寺ですね。
詳しくはというか簡単に以前の記事に取り上げています。
で、その最澄の死後、第三代座主円仁(えんにん)と第五代座主円珍(えんちん)という優秀な弟子がいて、それぞれの会派に分かれていったそうですが、その円仁によってこの場所が開かれました。
こちらが横川のゲートです。
東塔・西塔・横川それぞれに受付があり、どこの受付でも参拝1,000円を支払ってチケットと案内を貰えば、3エリアの出入りが1日自由となります。
その手に乗るな!の語源
いきなり、風刺画みたいなものが出てきましたが、横川エリアの主役は、元三大師・良源(がんざんだいし・りょうげん)です。
非常に優秀な僧侶でありますが、顔がめちゃ怖い!にらみを利かせている感じですね。
こちらの風刺画みたいなものには、大蛇が現れて、「オレは何でもできる!」と豪語したので、良源が「じゃあちっさくなってみて!」と言ったところ、蛇が小さくなって「そんなもんイージーだぜ!」と言ってのけました。
良源はさらに手のひらに乗ってみなというと(元)大蛇が手のひらに乗ったので、そのまま手のひらで封じ込めたそうです。
これが、「その手に乗るな!」ということの語源だそうです。
横川中堂
横川中堂は、聖観音菩薩像を本尊として祀る建物ということです。横川の中心となる建物です。舞台造りで、船が浮かんでいるような特徴的な見た目が印象的です。円仁が彫ったとされる「聖観音菩薩像」が保存されていて、国の重要文化財に指定されています。
手前にある紅葉は殆ど散っている様子ですが、一部青いところが残っており、後1週間で条件が揃えばmた見ごろになるかもしれません。
横川はまだ濃霧がマシでした。
横川鐘楼
横川の大きな鐘ですね。こちら参拝者が鳴らすことができます。
無心になって叩きご利益を得ましょう。
慰霊碑の前にあるお堂
慰霊碑の前にあるお堂?
こちらの写真、色づき的には見ごろでしたが、この建物は何か分かりませんでした。
この建物の反対側に「海軍通信学校慰霊碑」があり、第二次大戦での戦没者を慰霊するところだと思われます。
恵心堂
恵心堂
恵心堂は藤原道長の父・兼家が燎原の協力を得て建立した寺と言われています。ここで良源の弟子・恵心が修行したとことです。
四季講堂(元三大師堂)
元三大師・良源が住んでいた場所として知られています。
四季ごとに法華経が諭されたことから四季講堂と呼ばれているそうです。
全然関係ないこと言いますが、元三大師って一瞬、白・撥・中の「大三元」に見えました。
実は、おみくじ発祥の地とも言われています。
良源が天才過ぎて、いろんな人たちから慕われていたのですが、農民からも今年はコメが育ちますかねぇみたいな質問をされたときに、うーん。。
「神のみぞ知る」だからこそ神様に聞いてみよう!
というのがおみくじの始まりだそうです。
おみくじの引く人の悩みがあって、それに合わせた答えを導き出すのがもともとのおみくじなので、ここでのおみくじはまずどんな悩みがあるかを効くと頃から始まるようです。そのため事前予約が必要とのことです。
それは意外ですね。
ともあれ、砂利がきれいに整えられていて美しい場所でした。紅葉の色づきもいい感じでした。
あとは天気(笑)
濃霧は濃霧でまあいいこともあるでしょう。
比叡山行院
こちらはあまり説明が見つからななかったすが、文字通り僧侶が勉強したり修行したりするところかと思います。現在でも修行僧がここでお勉強されているのただと思われます。
一般人は入れませんが、なかなかきれいに色づいていました。
元三大師御廟(がんざんだいしみみょう)
御廟って何?ですが、要はお墓です。
元三大師・良源がここに眠っていると言われています。
横川の見所をいろいろ紹介しましたが、この場所だけかなり離れた場所にあります。
こちらの鳥居を潜り、奥に行くと
また鳥居と石碑。
こちらに眠っていると思われます。木々に囲まれて神聖な感じがしますが、円仁が建てたと言いながら、後世の良源ばっかり影響力を出している感じがします。そんな良源なのに、お墓はなんか控えめです。
この周りも敢えてあまり手入れをされていないそうです。
というのも、ここを手入れする人というのは良源の弟子にあたる人ですから、「オレの墓を掃除する暇あったら修行しやがれこの野郎め!」という考えのもと、その遺言を守っているそうです。
たしかに!ここにカエデを植えたりして飾ったりもしていない。
でもパワーを感じる場所でした。
まとめ
今日は比叡山頂から、横川エリアの紹介でした。
山頂からの景色は見たかったのですが、またどこかのタイミングで上ってみようと思います。
12/8(日)まで期間限定公開のものが多くありますので、紅葉もそのあたりまでが見ごろかと思います。
平日仕事のかたは今種末を狙ってみるとちょうどいいかもしれませんし、それ以外の方もどこか晴れた日に行くのがおすすめです。
比叡山延暦寺関係でお得なチケットがいろいろありますので、活用してみてください。
今日はこんなとことで。
それでは。