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【比叡山鉄道・ケーブル延暦寺】紅葉・東塔エリアの見所と駅舎屋上の絶景

こんばんは!鉄道ライター目指して67日目Kiyomizuです。
そろそろ紅葉も見ごろ、今日はケーブル延暦寺です。
早速参りましょう!

坂本ケーブルの山上駅 ケーブル延暦寺

ケーブル延暦寺駅は坂本ケーブルの山の上の方の駅です。
ケーブルの駅なので、ホームは階段になっています。(あたりまえ)

坂本ケーブルには途中駅がありますが、そのあたりのことや料金やケーブルの詳しいことにつていは昨日の記事をご確認下さい。
片道870円、往復券1,660円ですが、たいていの人は坂本から上って来た方だと思いますので、ケーブル坂本駅で往復チケットを買う方がよいでしょう。

ケーブル延暦寺 駅舎からの景色

こちらが駅舎です。

下のケーブル坂本駅舎と共にケーブル延暦寺駅舎も登録有形文化財に指定されています。
この駅、とにかく、景色が最高です!

ケーブル延暦寺駅横に山道コースがありしたが、そこからの景色です。

そして、駅舎は屋上に上がることができるので、ここは是非、駅舎の屋上で景色を観ていきましょう。

駅舎屋上からの景色はこちら

北東方向に見ると、麓の坂本と周辺の町並みと琵琶湖を挟んで対岸に見えるのは左側はピエリ守山で有名な?守山市と右側は草津市の町並みです。
琵琶湖大橋がかかっているところは守山市とピエリ守山がある辺りになります。奥の方には伊吹山も薄っすら見えます。この雲があのあたりの町並みの日陰を作っているということが分かる、何とも壮大な景色でした。

そして

こちらは南東方向。手前には大津市の町並み。坂本も大津市ですがね。
大津の一番賑わっている中心街です。
琵琶湖を挟んで対岸には草津市街、琵琶湖の奥の方には近江大橋が見えます。大津市街側の奥の方には、小高い山石山があります。
大河ドラマ「光る君へ」の関連の展示もやっている石山寺ですね。こちらもおすすめのスポットです。

延暦寺 東塔エリアの抑えるべきポイント

せっかく延暦寺まで来るなら、ある程度基礎知識を得てから行くことをオススメしています。かくゆう私は基礎知識もないまま
「ひえーざん!なんか有名だよね!行ってみよう!」ぐらいのノリで行っていますが、行った後にそんな重要な場所やったんや!!
ということがわかりました。
ちゃんと噛みしめて観にいくとより楽しめます。

日本天台宗の開祖「最澄」のお寺

まず、延暦寺は誰が建てたの?

最澄(さいちょう)です。中学と高校でちゃんと勉強されていた方なら、教科書に出てきている人ですので、知っているはず。日本の「天台宗」の教祖ですね。この画像はフリー素材のイメージです。真言宗空海と双璧をなした人物ですね。

歴史の教科書というのは、超有名な人だけをかいつまんで説明しているものですので、征夷大将軍とかいうてる中に、お坊さんの最澄が入っているということはめちゃめちゃすごい人ってことですよ。
東大寺で授戒したのち、喧噪のない比叡山にこもって修行をしたそうです。気持ち分かります。ごちゃごちゃ言ってくる上司とかいないところの方が仕事捗りますからね。
で、比叡山めちゃええやん!と思ってここに延暦寺の元となるお堂を建てたのが始まりのようです。

因みに、私は中学高校でちゃんと歴史を勉強しませんでしたので、ご自身で調べた方がいいですw

言いたいことは「予習してから巡ることがおすすめ」ということです。


延暦寺 東塔エリア入口

こちら、ケーブル延暦寺から歩いて10分くらいのところです。
駅にいるときから鐘の音がゴーン・ゴーン言うている中、森林に囲まれた歩道を歩いていきますと到着します。この辺りも11月中旬から色づいていくことでしょう。

拝観料は1,000円です。

延暦寺というのは東塔(どうどう)エリア・西塔(さいとう)エリア・横川(よかわ)エリアの3つに分けられています。
横川はなかなか遠い(徒歩90分とパンフレットにありました)ので、バスで行く人が多いですが、山道を辿っていくこともできます。今日のところは東塔エリアのみ紹介します。

根本中堂(こんぽんちゅうどう)

建てられたのは平安時代ですが、比叡山周辺の大工は1,200年くらい技術を先取りしていて、現代でいうプレハブのような建物を作りました。。
というのは嘘です。すみません。。
延暦寺一番メインの建物ですが、現在大改修中です。2016年から始めて、2026年に終わる予定とのことです。
長くない?

で、大丈夫です。中に入ることができます。
中は撮影禁止ですが、神々しい場所です。靴を脱いで、心を鎮めて拝観しましょう。
屋根の改修の様子は写真OKスポットになっているので、撮らせていただきました。一つひとつ木材を合わせていっているみたいですね。
逆に言うと建て替え中の様子が見られるのは今だけということなので、この機会に。あと2年弱ですかね。

文殊楼(もんじゅろう)

根本中堂の向かいにあるこの階段を上ると文殊楼があります。
階段が急すぎて、後ろに倒れそうで怖えなと思いながら上っていきました。

これが文殊楼です。
こちらはいわゆる延暦寺の玄関口ということのようです。
この建物自体でも修行の道場として使用されていたということです。

延暦寺って、火災も何度かあり、なんだかんだ内輪もめとか、信長に攻められたとかで、何回も焼失している建物もあります。
この文殊楼も恐らく信長に焼かれて、江戸時代1668年に再建されたものということです。

大講堂と鐘楼(しょうろう)

大講堂は僧侶が学問を研鑽して議論する道場として利用されている場所です。

その隣には

鐘楼(しょうろう)です。ケーブル延暦寺に聞こえていた鐘の音はここで鳴らされたものです。
延暦寺の中にはたくさん鐘がありますが、だいたい「触らないでね」って書いています。しかし、ここの鐘は参拝者が鳴らすことができます。
結構列ができる時間帯もあります。
煩悩を砕きましょう。


戒壇院(かいだんいん)

戒壇院というのは、僧侶に「戒律」を守ることを誓う儀式を行う場所です。
人が少なめですが、最澄は人生の後半をこの建物を建てることに懸けたといわれています。
というのも、現在でこそ力を持っている延暦寺ですが、最澄が建てたばかりの頃というのは、当然ながら力が弱いため「授戒」の儀式を行う権限が無かったのです。
当時「授戒」の権限があったのは奈良の東大寺を始めとした3つのお寺しかなかったというところから、比叡山延暦寺にその権限を与えるように奔走していたとのこと。戒壇院のあるお寺はかなり限られています。

あまり人がいないので、ここを知っていると、ちょっと通な感じがしますねw

阿弥陀堂(あみだどう)・法華総寺院東塔(ほっけそうじいんとうどう)

階段の勾配ww
頑張って上りましょう。

右側にあるのは阿弥陀堂。
左側にあるのは法華総寺院東塔。東塔エリアのの名のもととなった建物です。
阿弥陀堂は、阿弥陀仏を本尊として安置する仏堂で、阿弥陀仏の極楽浄土を表現したり、阿弥陀仏に対する行法を行う空間として利用したりします。
簡単に言うと僧侶が修行をする場所です。
この2つの建物は裏で繋がっていて、裏手まで美しい建物です。


西塔・横川へはシャトルバスが便利

東塔もみどころたくさんでしたが、1,000円の拝観券で西塔・横川の方も観に行けます。しかし、ちょっと歩きます。横川はだいぶ歩きます。
体力を残しておきたい人はバスがいいでしょう。

バス料金は結構かかるので、乗るなら1日券を買った方がよさそうです。
一日券は大人1,000円です。
https://www.kojak.co.jp/pickup/hieizan_1daypass/


延暦寺の紅葉見頃は11月中旬~12月初旬

写真は10月末の様子です。
もうすぐって感じですね。
ここは東塔エリアの入り口からすぐの場所です。
写真左手に売店があり、ちょっと休憩できます。

みたらし団子+ほうじ茶で500円
まあ許してやろう。
みたらし団子1個だけ食べてから撮りました。お蕎麦とかがっつり食べることも可能です。

坂本から上ってくる人でしたら、以下のサイトから3,600円の一日パスを利用するほうがお得かなと思います。

坂本ケーブル 往復1,660円
京阪電車大津線 乗り放題 往復600円くらい?場所によるが。
延暦寺の移動バス 乗り放題1,000円
拝観料 1,000円
ケーブル坂本からJR比叡山坂本と京阪坂本比叡山口までのバスも乗り放題です。
帰りは歩き疲れていると意外と助かるバスです。

これらが全部入って3,600円なので、全部使う方ならお得になります。

今日はこんなところで。
それでは。

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