【京阪・中書島】十石舟から見る四季の酒蔵と坂本龍馬が泊まっていた寺田屋
こんにちは!鉄道ライター目指して3週間目Kiyomizuです。
今日は京阪の特急も停車する中書島駅ですね。
宇治線もこの駅から分岐していますが、どんなところなのかあまり知らない人も多いと思いますので、周辺情報を解説していきます。
中書島駅は南京都観光名所のアクセス拠点
中書島は特急も止まる駅ですが、降りたことない人多いのではないかなと思います。京都市の中心地からはだいぶん南に離れていますが、ここから平等院鳳凰堂などがある方面の電車が枝分かれしてます。
宇治線ですね。
上の写真の左側は京阪本線で、大阪・京都を行き来する京阪の大動脈ですが、右側に止まっている電車は中書島~宇治まで約7.6㎞を繋ぐ路線です。
本線には8両または7両の車両が入ってきますが、宇治線は4両編成です。
最後尾に車掌はいなくて、運転手さんがドアの開け閉めをします。
また、最近は車内アナウンスは全て自動音声になっています。
右側電車が停まっているのは3番線、その向かい側にさらに4番線があります。
ここも、宇治線のホームとなりますが早朝の1~2本のみがここから始発として運行しているみたいで、その他は使われていない見たいです。
もったいなくね?
かつては、宇治から来た電車が中書島で折り返して、京都三条方面へ行く電車があったそうですが、現在はなくなってこのようなガラッガラのホームができてしまったとのことです。
撮り鉄歓喜!中書島の撮影ポイント
はい、この場所、撮り鉄にはたまらないスポットのようです。
左側は京阪本線、右側は宇治線。ここで分岐しています。
ポイントは本線のこの傾き!本線をグリっと無理やりカーブさせてでも宇治に繋いでやるという京阪の強い意志を感じます。知らんけど。
傾き伝わりにくいですね。。電車が来ているタイミングで撮るべきでした。
宇治線の信号機です。撮り鉄萌えポイント。
右側の青になっているのが宇治線の信号だと思います。本線側の信号がここにもついているというのはここから折り返して三条方面に向かっていた電車があったという名残なのでしょう。
ホームにいきなり立ち食いうどん・そば
こちら、ホームでうどん蕎麦を食べられます。
新大阪の在来線ホームとか、大阪環状線京橋の外回りホームに蕎麦屋があったと思いますが、京阪で唐突に出てくるとは思いもよらないです。
宇治線に乗りたいんだけど、10分ばかし時間が余ることありますよね?
しかもチョー腹減っている。平等院に急がなけらばならないのに。どうしよう。。
そんな時に立ち寄ってすすりましょう。
全然知りませんでしたが、寝屋川市と丹波橋にもあるそうです。
丹波橋はわかるけど、なんで寝屋川市(笑)
四季折々の宇治川派流の景色を船上から見る伏見十石舟
京都に来たなら、こちらも是非見てもらいたいですね。
十石舟(じっこくぶね)といって、いわゆる館舟みたいなものに乗って、宇治川(派流)を航行できます。
その川からの景色が最高でございます。
一番人気なのは桜のシーズンです。
満開時を少し過ぎたころには、川の水面が桜の花びらで埋め尽くされ、幻想的なシーンになります。
奥に見えるのは、酒をあまり飲まない人でも知っている「月桂冠」の酒蔵です。昔ながらの建屋が保存されているため、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような空間となります。
芥見先生、領域展開「伏見十石月桂冠」なんてどうでしょうか?
十石船の乗り場
ここが十石舟乗り場です。中書島駅からは徒歩で約5分程度です。
ここから乗って、ここに帰ってきます。完全に遊覧船で、予約が必要かと思います。1回50分程度で体験できます。
桜のシーズンは人気ですが、紅葉シーズンや夏場もなかなか風情があります。夏場は比較的空いているので、ゆったり楽しめます。冬場はお休みしているみたいなので春が来るまで待ちましょう。
正面に見えるのは宇治川の本流と合流する三須閘門(みすこうもん)です。
左手の乗船場に船を止めて一旦降ります。三栖閘門資料館を15分間見学した後、元のスタート地点に帰るというルートになります。
十石船予約
十石舟はネット予約できますので、以下のリンクから確認してみてください。朝10時~20分おきくらいで舟があり、夕方は15:40発が最終です。12~13時は休み時間で運行していないです。
坂本龍馬もご用達!寺田屋事件の跡地の観覧と宿泊も可?!
こちら、昔ながらの出で立ちの資料館兼旅館です。なんと坂本龍馬が泊まっていたとのことです。建屋自体は鳥羽伏見の戦いで、一度焼失してしまったため、今の建屋は再建されたものになります。
日中は資料館としてオープンしており、観覧できるのは10:00~15:40までとなっています。閉館は16:00とのこと。
高知・桂浜にはでっかい龍馬がいますが、こちらにはミニ龍馬がいます。
旅館の中には刀傷が残っていたり、当時時代を先取りしまくっていた龍馬が使用したというピストルなども展示されています。
幕末の龍馬の動向などもおさらいしてから入ると、より楽しめる場所になります。
寺田屋で宿泊するには?
宿泊もできるという情報がありますが、ネットからの予約は見つかりませんでした。そして、宿泊に関する情報が薄すぎる。。6,500円で素泊まりが可能とのことです。以下参考の記事を載せておきます。本当に泊まれるのか?と思ってしまいますが(笑)
どうしても泊まってみたい方は、電話して予約することになるかと思います。番号はここには記載しないので、「寺田屋 中書島」くらいで検索して調べてみてください。
まとめ
というわけで、今日はここまで。
正直、中書島ナメていました。
めちゃめちゃ歴史的要所もあり、今回は紹介できなかった酒蔵群や近辺のグルメなど情緒溢れる町です。
関西圏の人でいつも通り過ぎていたなと思う方も、面白い場所なので是非立ち寄ってみてください。
それでは。