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80/20の監護と訪問のスケジュール 5例
この記事はアメリカの養育計画スケジュールソフト開発会社「Custody x Change」のHPから「80/20 Custody & Visitation Schedules: 5 Examples」の部分を抜粋翻訳したものです。
ここでは、一方の親が子どもの時間の80%を子どもと一緒に過ごし、もう一方の親が子どもの時間の20%を子どもと過ごす一般的な日々の暮らしのスケジュールを紹介します。
80/20の監護と訪問のスケジュール
交互の週末
交互の週末のスケジュールでは、子どもは一方の親と一緒に暮らし、もう一方の親を隔週で訪問します。
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第1、第3、第5週末
第1、第3、第5週末のスケジュールでは、子どもは一方の親と同居し、第1、第3、第5週末にもう一方の親を訪問します。
(訳者註)第5週がない月は、第1週末と第3週末だけの訪問になります。
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第2、第4、第5週末
第2、第4、第5週末のスケジュールでは、子どもは一方の親と同居し、月の第2、第4、第5週末にもう一方の親を訪問します。
(訳者註)第5週がない月は、第2週末と第4週末だけの訪問になります。
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第3週末毎
第3週末毎のスケジュールでは、子どもは一方の親と同居し、もう一方の親を第3週末毎に訪問します。実際の運用では、訪問が月の第3週末になることもありますが、常にそうとは限りません。
(訳者註)下の例では、第1週末の訪問
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「第三者の時間」を使用
1か月に1回、週末に子どもが親を訪問することは、通常、「遠距離スケジュール」と見なされますが、「第三者の時間」を使用して子どもが学校や保育園にいる時間を示すと、80/20の時間分割に近づきます。
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「第三者の時間」を挿入して、スケジュールの時間分割を調整します。子どもがどちらの親とも一緒にいないときにマークを付けると、質の高い育児時間がより正確に反映されます。
また、子どもの受渡し時刻を変更したり、訪問を追加したり、休日を分割したりしてスケジュールを調整することもできます。
80/20のスケジュールが自分に合っているかどうかを判断する
家族にとって最適な訪問スケジュールを決定する際には、考慮すべき多くの要素があります。訪問スケジュールは、子どもが両方の親との強い関係を維持できるようにしながら、子どもを身体的、感情的、精神的にサポートするものでなければなりません。
80/20のスケジュールは、次の場合に最適です。
子どもにとって、本拠地が1つである方が良い
両親が離れて暮らしている
一方の親が主たる監護人である
一方の親が仕事のために頻繁に遠出するか、異常な勤務スケジュールで働いている
両方の親が子どもと一緒に過ごす時間を均等に分けるスケジュールが機能しない
両方の親が、80/20のスケジュールが子どもに最適であるという考えで一致している
殆どの人が80/20のスケジュールで抱えている問題は、一方の親がもう一方の親よりも子どもと過ごす時間がかなり長いことです。80/20のスケジュールを決めたものの、もう一方の親にもっと子どもと一緒に過ごす時間を与えたい場合は、休日のスケジュールまたは夏休みのスケジュールを使用して、子どもとの時間を増やすことができます。
また、子どもと一緒に過ごす時間が少ない方の親に週の半ばの訪問または夜間の訪問を与えることもできます。これは、もう一方の親が、より子育ての時間に関与していると感じるのに役立ち、子育て時間の割合を変更することにもなります。
子どもと一緒に身体的な時間を過ごすことだけが、親子関係を築き、強化する唯一の方法ではありません。子どもとの時間の20%を占める親は、電話やテキストメッセージ、ビデオ通話、オンラインチャットなどを通じて、子どもと話をするためにあらゆる努力をするべきです。そうすることは、自分が子どもの人生の重要な部分であると感じるのに役立ちます.
スケジュールに「第三者の時間(子どもがどちらの親とも一緒にいない時間)を含めると、各親が子どもと過ごす質の高い時間をよりよく把握できます。また、「第三者の時間」は、子育ての時間の割合に影響を与える可能性があります。
80/20の訪問スケジュールは、通常、単独身上監護のスケジュールと見なされます。
(了)