【読書①】ヒューマンライブラリー
ヒューマンライブラリーとは、
2000年にデンマークの若者たちが、北欧最大の音楽祭であるロスキレ・フェスティバルで始めた「人を貸し出す図書館」です。
障がい者、ホームレス、セクシュアル・マイノリティなど、社会のなかで誤解や偏見を受けやすい人々が「本」となり、一般「読者」と対話をするこの「図書館」は、欧州評議会(Council of Europe)を巻き込みながら発展し、瞬く間に世界中に広がりました。現在では、70か国以上で開催されています。(日本ヒューマンライブラリー学会ホームページより)
2021年11月6日・7日と開催していた
九州レインボープライドのヒューマンライブラリーに参加しました。
レインボープライドのレインボーは、性的少数者のシンボルマークのことであり、プライド(誇り)をもって生きることを可視化する取り組みだと感じています。
第7回となる九州レインボープライドは、昨年2020年と同様にオンラインで開催されました。
企画のひとつとして、以前より行われていた【ヒューマンライブラリ】もオンラインでの開催です。
オンラインビデオシステムを使い、本役として自分語りをする方、進行のスタッフ、参加者は最大4名とこじんまりした空間です。
事前に出会いたい本を選んで、申し込みが必要となりますが、二日間通してほぼ満席でお届けでした。
今回はスタッフとして関わり、すべての物語を聞くことができました。
おひとりおひとりの経験
今、こうして自分の体験を語っていること
LGBTQsとひとくくりで語られるけれど
当然ながら、みんな違う
環境も、経験も、そのときどきの感情や今おもうことも
性別のあり方はその一つでしかない
けれど、それを起点に困難を抱くことが多い...
個人で解決できない 社会課題です。
‘生きる’ 選択をして
こうして語り手となった みなさんのおかげで、学ぶこととともに参加者が後押しされる様子を感じることができました。
九州レインボープライドの今年のテーマ
【楽しく生きる ~ stay with you あなたと一緒にいるよ~】
今だからこその生まれた離れていても 、共にいることを体感する場になっていました。
語り手となったみなさん、ここまで企画準備してきたリーダー・前リーダー・ともにスタッフとして関わったみなさん、そして、いないと成り立たない参加者のみなさん、ありがとうございました!
医療者として、はっと気づかされることもあり、このプロジェクトにもつながる学びも得られました。このプロジェクトを進めていく必要性も再認識しました。
1週間ほど 九州レインボープライドのライブ配信のアーカイブがみれるそうですので、ご覧ください。
いつものように最後まで読んでくださり、ありがとうございます。 khj