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繊維筋痛症を抱えたまま働く

線維筋痛症の症状の重さには個人差があります
常に体に湿布を貼ったり、おでこに冷却シートを貼ったり、人によっては松葉杖や車椅子の生活を余儀なくされることも。
レベルによっては障害年金受給の対象になる場合もあります。

幸いにと言うべきか、筆者は1日2回の服薬さえ続けていれば、なんとか働くことはできます。「なんとか」というのは、日によっては薬の効きが悪かったり、特定の薬が効きすぎたりして体調不良に陥ることがあるということ。

例えば、ある薬は高確率で便秘を引き起こすため、下剤を一緒に服用するのですが、疲れが溜まっているときにその組み合わせで服用してしまうと下痢が止まらなくなります
また、精神安定剤が何種類か処方されていますが、寝不足だったり眠くなるような気候の日など、服用することで眠気が大変強くなったりもします。

そういった投薬による理由で仕事に支障をきたすほか、医師から激しい運動(特に筋トレ)を禁じられているため、筋力が衰え、肩こり、腰痛、坐骨神経痛などを引き起こし、それがまた新しい痛みに繋がる場合もあります。

それ以外にも倦怠感、もの忘れしやすい、集中力が減退するなど、線維筋痛症には、仕事をするものにとってはマイナスな要素が多々詰まっています。
筆者はそれらを誤魔化しながら働き続けています

冒頭に書いた、線維筋痛症の引き金となった激しいストレス。
そのストレスから逃れるため、筆者は当時勤めていた会社を辞職しました。
もちろん、すでに記載したようなパワハラが横行しているような職場なので、すんなりと辞められたわけではなかったのですが、その話をするとまた長くなるうえ、ここにありのままを書くこともはばかられるので、また別の機会にご説明しようと思います。

病気のことは自分からわざわざ言わないようにしつつ何社か面接を受け、同業他社の同じようなポジションに高待遇で転職することに成功しました。
しかし、環境が変わったのにも関わらず、線維筋痛症は引き続き筆者の心と体を蝕み続けました・・・。

(つづく)

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