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12月18日 プロダクト開発コース成果発表会Vol.1 開催報告&受賞者へのインタビュー

2021年12月18日、プロダクト開発コースの集大成であるプロダクト発表会を開催しました!本発表会では、アカデミー生が4〜5名でチームを組み「新潟のヘルスケア課題解決のためのプロダクト案」を発表しました。

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会場は、新潟の民間スタートアップ拠点であるSN@P。

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プロダクト発表会では、これまで学んできたプロダクト開発の道のりやUI/UXデザイン、技術選定の勘所、開発工程の講義などを活かした発表が行われました。

全5チームの中から、最優秀賞、優秀賞、そして一般聴講者によるオーディエンス賞が1チームずつ選ばれました! 見事受賞された3チームは、以下の通りです。

【 最優秀賞 】
テーマ:ケアマネジャーと薬局のマッチングプラットフォーム「Phaind」     
チーム名:SAiTA
【 優秀賞 】
テーマ:高血圧症患者が行きたくなるオンラインWORLDを作る 
チーム名:のみんちゅV2
【 オーディエンス賞 】
テーマ:女子中高生にFemtechを
チーム名:4smile


本記事では、最優秀賞を受賞したチーム「SAiTA」の皆さまへ、テーマを選んだ理由やこれまでのエピソード、プロダクト発表会だけでは伝わらなかった熱い想いについて迫っていきたいと思います!


■ 最優秀賞:SAiTA
テーマ  「 ケアマネジャーと薬局のマッチングプラットフォーム 『Phaind』 」    
 

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(写真:左からメンバーの畔原さん、斎藤さん、浅妻さん、審査委員長の浦野氏。メンバーの竹井さんはオンライン参加)

テーマ:ケアマネジャーと薬局のマッチングプラットフォーム「Phaind」  
チーム名:SAiTA
メンバー:竹井さん(会社員)、浅妻さん(SE)、斎藤さん(会社員)、畔原さん(医療関係者) 


ーーSAiTAの皆さま、最優秀賞の受賞おめでとうございます!今回のテーマを選んだ理由、このテーマについてプロダクトを開発しようと思った背景について教えてください。

斎藤さん:プロダクト開発コースから畔原さんが新たに加わって下さいました。医療現場の課題感といった点で、畔原さんに薬剤師の立場から色々と話をしてもらったらきっとよいプロダクトが出来ていくのではないかと考え、最初から畔原さん中心でアイデアをまとめていこうとチームで動き始めました。

畔原さん:実は、にいがたヘルスケアアカデミーが始まった当初から、薬局の機能の見える化に挑戦したいと考えていました。今回、課題の深堀りからだったので多少の不安はありましたが、チームの皆さんが温かく受け入れて下さったこともあり、勇気をもってチャレンジすることができました。


ーー3ヵ月間チームで活動を進めてきた中で、大変だったことや嬉しかったこと、ご自身が変化したことがあれば教えてください。

竹井さん:実は、最後のプロダクト開発コースへのエントリーは、普段関わっている分野と全く違うことからとても悩みました。しかし、結果として素敵なメンバーと知り合えたことがものすごく財産になりました。斎藤さんはすすんで資料をまとめてくれたり、畔原さんは課題の深堀りや資料づくりをすすめてくれたり、浅妻さんはSEの特技を活かしてLPやモックアプリを作ってくれたりしました。みんな積極的で行動力のある素晴らしい方々です。

私もこの歳になり夢を語ることは大分減っていたのですが、若いパワーのある方々と触れ合えたことで、これからもチームでやってきたいと思えました。これは大きな変化だと思います。スタートアップは、やはり体力がいることを痛感しました。いつまでも若々しくいられるように、体力をつけておかないといけません。

浅妻さん:私は、プロダクト開発コースの途中で大きなライフイベントがあり、生活のリズムが掴めず序盤はバタバタしていましたが、やはりやってよかったなというのはとても感じています。普段は組織(会社)に属しているので、お金の面をあまり意識したことがありませんでした。しかし、チームで進める中で「お金をもらうってこんなに大変なことなんだ」「お金を払ってもらえるプロダクトを作るってこんなに大変なんだ」と改めて感じました。普段の仕事をする中で、今までしっかりと見えていなかったお金のことを意識できるようになったのは大きな変化です。

また、社会人になってからは、あまり他の会社の方と突き詰めて話す機会がなかったので、違う職種の方と話し合える、真剣に課題に取り組める時間をいただけたこと自体が、すごく楽しかったです。

斎藤さん:9ヶ月間を通して思ったのは、だいたいのことは無料でできるということです。例えばCanvaやLINE、ペライチなど、講義で教えてもらったことをやってみて、世の中ってこんなことが無料でできるんだとびっくりしました。コスト0、リスク0で、マイクロ起業ができるのが現実的になったと感じることが出来たのは、僕にとって大きな収穫でした。

にいがたヘルスケアアカデミーを機に、TwitterやFacebook、InstagramなどのSNSをようやくはじめてみました。SNSを使い始めて、やはり入ってくる情報の量や質が大きく変わりました。今後は情報収集だけではなく、発信側にもまわっていきたいと思います。

畔原さん:僕は、自分の頭の中にあることを皆さんに伝えることの難しさを改めて感じました。しかし、ディスカッションをする中で伝わっていくと、いきなりギアが変わって急加速していくような感覚も味わいました。構想段階では、当初、相談事業だと思っていたのですが、マッチングサービスが良いのではないかと共通認識に変わってからは、それまで足し算ですすんでいたことが、ギアが変わり掛け算となり進んでいきました。それがとても面白かったです。


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ーー最後に、「にいがたヘルスケアアカデミー」に参加されたご感想などあればお願いいたします。

竹井さん:新潟県の課題に対して、多職種の年齢の違う人達が集まって解決するという経験がなかったので、とても刺激を受けました。いろんな視点、バラエティ豊かな講師陣、熱心なスタッフの皆さん、審査員の方の好評もとても勉強になり、学ぶことが多かったです。もし今後もあれば、周りの方にお声がけさせていただきたいと思います。

浅妻さん:とってもとっても充実した6ヶ月でした。インプットの量の多さについていくのに必死な時もありましたが、やってよかった、入ってよかったなと思っています。多くの仲間との繋がりができたことも財産です。ビジネスという観点で講義をしていただいたので、日々の仕事の際にもビジネスという視点をもって行動しないといけないなと気づかされました。

今後もにいがたヘルスケアアカデミーが継続するようでしたら、後輩や若手の人にぜひオススメしたいです。経験年数が若い方はビジネスやマネタイズ、組織をまわすことにはあまり意識がなく、目の前の業務をこなすことに精いっぱいだと思うので、こういった機会を活用し、若手の人に視野を広げてもらいたいなと感じます。

畔原さん:にいがたヘルスケアアカデミーに参加し、私自身、視野が広がりましたし、考える視点も増えましたし、視座も高くなりました。自分たちがやっている仕事に対するマネタイズの意識も高まりました。視点・視野・視座がアップグレードできるのが、にいがたヘルスケアアカデミーです。正直、100万〜200万円とか、それくらい支払ってもいいレベルのコースだと思います。それくらい、スタッフの方や講師陣が超手厚く、素晴らしい内容を学ぶことができました。もし募集がでたら、秒で参加を決めた方が良い!と言いたいくらい、このアカデミーには価値があります。

斎藤さん:今回、SAiTAのメンバーである畔原さんは、同じ高校の先輩でした。去年新潟に帰ってきて、まさか同じ高校の先輩に出会えると思っていなかったのでとても嬉しかったです。こういった繋がりが生まれるのも、地元密着のプロジェクトのいいところだなと感じます。また、講師陣やスタッフのインパクトもとても強かったです。これからも皆さんと関わる機会が欲しいなと感じます。にいがたヘルスケアアカデミーでは、自分を日々アップグレードしていかないといけないことを学びました。ありがとうございました。


SAiTAの皆さま、ありがとうございました!最優秀賞の受賞、おめでとうございました。


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――受賞者の皆さま、改めて受賞おめでとうございます。これからも新潟のヘルスケア課題解決へ向けて取り組んでいきましょう!

2021年4月から開講しました「にいがたヘルスケアアカデミー」へご参加いただきました全ての皆様、誠にありがとうございました。

続くVol.2では、優秀賞とオーディエンス賞を受賞された皆様の声をお届けします。お楽しみに!


にいがたヘルスケアアカデミー
受講生:新潟のヘルスケアをより良くしたい!と考えている県内外の方々
主催:ヘルスケアICT立県実現プロジェクト
運営:株式会社BSNアイネット・ハイズ株式会社
後援:新潟県
Twitter:アカデミーの活動や関連情報、新潟のヘルスケア情報や潜在的な課題などを発信しています。






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