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9月25日 ヘルスケアビジネスコース成果発表会Vol.2 開催報告&受賞者へのインタビュー
9月25日にヘルスケアビジネスコースの集大成であるビジネスプラン発表会をオンラインで開催しました!本発表会では、アカデミー生が4〜5名でチームを組み、『新潟のヘルスケア課題解決のためのビジネスプラン』を全8チームが発表しました。
見事受賞された3チームは、以下の結果となりました。
【 最優秀賞 】
テーマ:高血圧症患者が行きたくなるオンラインWORLDを作る
チーム名:のみんちゅ
【 優秀賞・オーディエンス賞 】
テーマ:女子中学生にFemtechを
チーム名:4smile
【 優秀賞 】
テーマ:「大人自由手帳」高齢者向け手帳による軽度認知障害(MCI)の早期発見
チーム名:Tulips
Vol.1に続く本記事では、優秀賞・オーディエンス賞を受賞したチームの皆さまへテーマを選んだ理由やエピソード、ビジネスプラン発表会だけでは伝わらなかった想いなどをインタビューしました!
■優秀賞・オーディエンス賞:4smile
テーマ:女子中学生にFemtechを
チーム名:4smile
メンバー:岩男さん(学生)、小林(二)さん(SE)、田宮さん(病院事務)、弦巻さん(医療関係者)
ーー4smileチームの皆さま、優秀賞・オーディエンス賞の受賞おめでとうございます! 改めて、今回の成果発表でこのテーマを選んだ理由を教えてください。
岩男さん:日本ではピルの普及率が低く、女性は自分の健康について、自ら選択できる選択肢が少ないと思っていました。生理痛や健康についての知識提供も少ないので、学生のうちから、女性が健康になる選択肢を広げられる提供をしたい!と思った事が最初だと思います。また、初めは若い女性を対象にしていました。しかし、様々な事例を調べてみると、中学生を対象にしている事例はあまりなく、キャッチーであると思いました。さらに、中学生から月経は始まるので、中学生を対象にして進めていくことにしました。
ーー チームで進めてきた中で、大変だった事や嬉しかった事等がありましたら教えてください。
弦巻さん:それぞれが仕事や学業がある中で、作業に当たる時間を作るのが大変だったなと思います。しかし、やることに意味があると思っていたので続けられました。ビジネスプラン発表会で、ビジネスプラン自体を評価して貰えたというところは嬉しかったですし、オーディエンス賞では聴講して下さった方々からも良かったと思えるものを作れたことが嬉しかったです。ここまでやってきて間違っていなかったのだなと思えました。他にはチームメンバー全員で発表を行い、1人だったら簡単に出来たスライド操作なども、皆で力を合わせて出来た!というのがやっぱり良かったなと思います。
ーーチームで一丸となってビジネスプランを作り上げてきた背景が伝わってきました!3ヵ月間、ヘルスケアビジネスコースに参加し、ご自身で変化したことはありますか?
小林(二)さん:それぞれの専門分野が違う領域の方々と、ディスカッションをするのは勇気がいりました。しかし、そのような場で話し合いが出来たということが、自分の自信に繋がり、一歩前進できたかなと思います。今後も臆せずに話し合いをしていこう!というキッカケになったかなと思います。
ーー最後に、にいがたヘルスヘアアカデミーの今後の可能性を受講者の視点から教えてください。
田宮さん:他のチームの皆様も同様ですが、私たちのチームも、私は病院事務員、岩男さんは医学生、弦巻さんは理学療法士、小林さんはSEという本当に職種も環境もバラバラの人たちが、ひとつの目標に向かって議論だったり、考えたりするのは非常に勉強になり、大変面白かったです。そこでの新しい気づきや価値観が生まれますし、得るものは非常に多いと感じています。難しい部分もありますが、自分自身の生きる上での価値観に、大変良い影響を与えてくれるので、ちょっとでも興味がある人は是非参加してもらいたいなと思います!
■優秀賞:Tulips
テーマ:「大人自由手帳」高齢者向け手帳による軽度認知障害(MCI)の早期発見
チーム名:Tulips
メンバー:小林(奎)さん(学生)、佐々木さん(医療関係者)、佐藤(信)さん(医療関係者)、西片さん(医療関係者)、鈴木(雄)さん(デザイナー)
ーー Tulipsチームの皆さま、優秀賞おめでとうございます!改めて、今回のビジネスプラン発表でこのテーマを選んだ理由を教えてください。
また、この課題の解決が今後どのような可能性を秘めていると思いますか?
西片さん:私は前回のコースで、MCIの早期発見を課題として追求していました。今回のテーマ決めでは、高齢化に伴い認知症患者さんが増えていること。また認知症による機能低下や疾病の発見が遅れる問題が生じていることに対し、メンバー全員で共通認識を深めることができました。そして予防や早期発見を促進し、高齢者の方が自分らしく人生を送って貰えるような支援が出来るビジネスを、皆で考えたいと思い、今回のテーマを選びました!
鈴木(雄)さん:今回、手帳というアイデアを選んだ理由は、元気な高齢者の方々が、気づかないうちに認知症になってしまうというケースがあるため、そのようなケースを減らしたい、元気な高齢者が自分らしく人生を送れる時間を増やしたい!という想いからです。そのような方々に、どのようにすれば、気づいてもらえるのか考えた時に、日常的に使っているツールである手帳が良いのでは?というアイデアが生まれました。実は、手帳の前にも新聞や生協のように、毎日誰かが届けに来てくれるようなサービスと絡めても良いのではないか、というアイデアもありました。ですが、その中でも、色々な要素がミックスされていると思ったのが、手帳だったので、今回は手帳で進めて行こうとなりました。
ーー チームで進めてきた中で、大変だった事や嬉しかった事等がありましたら教えてください。
小林(奎)さん:皆さんお仕事がある中で、忙しい時間の合間を縫ってビジネスプランを作成したということが大変でした。何度も仮説と検証のサイクルを回したり、軌道修正したりして…。嬉しかった事は、自分たちの考えがどんどん形になっていった事です!自分一人では思いつかないアイデアが、チームの議論を通してどんどん生まれていって、チームで取り組むことの強みを感じました。
ーー3ヵ月間、ヘルスケアビジネスコースに参加し、ご自身で変化したことはありますか?
佐々木さん:本当に濃い数ヶ月を過ごして、皆さん妥協しないところが凄いと思いました。異なる意見が出ると、皆さんが納得して良い案になるまで、とことん話し合いを繰り返しました。この前、職場で上司から、「前より熱く語るようになったよね!にいがたヘルスケアアカデミーが活きているんじゃない?」と言われたんです!にいがたヘルスケアアカデミーで議論する機会が増えたおかげだと思います。自分の意見をしっかり言えるようになったところが自分自身が変化したところだと思っています。
ーー最後ににいがたヘルスヘアアカデミーの今後の可能性を受講者の視点から教えてください。
佐藤(信)さん:私たちのチームは認知症がテーマでしたが、新潟県は高齢化と同時に子供も少なく、日本でトップの少子高齢人口減少社会です。日本でトップということは、世界でもトップクラスだと思います。そのことを忘れずに、これからも世界に貢献できるような、様々なアイデアが継続していくと良いなと思いました!
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――受賞者のみなさん、改めて受賞おめでとうございます。にいがたヘルスケアアカデミーをこれからも一緒に盛り上げていきましょう!
10/16(土)からプロダクト開発コースがいよいよスタートしました。新たなメンバーも加わり、さらなるパワーアップを遂げるにいがたヘルスケアアカデミーにご期待ください!
Vol.3では、審査員のご紹介、講評をお届けします。お楽しみに!
にいがたヘルスケアアカデミー
受講生:新潟のヘルスケアをより良くしたい!と考えている県内外の方々
主催:ヘルスケアICT立県実現プロジェクト
運営:株式会社BSNアイネット・ハイズ株式会社
後援:新潟県
Twitter:アカデミーの活動や関連情報、新潟のヘルスケア情報や潜在的な課題などを発信しています。