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朝寒について

こんにちは。ictmと申します。

私は、秋の季語である朝寒の繊細な肌感覚を表現できる言葉が好きです。
まだ数回しかこの季語を使って俳句を作った事がないので、これから挑戦していきたいです。

今回は、角川学芸出版編『俳句歳時記第五版秋』
角川学芸出版、2018年
29頁以下30頁に載っている
「朝寒」という季語について紹介いたします。

「晩秋の朝の寒さ。手足の冷たさにいよいよ冬の近いことが感じられる。」

次に「朝寒」という
季語が使われている俳句を紹介いたします。

「朝寒の身に引き寄せて旅鞄」
千原草之が作った句です。

この句について私の推測を書きます。

この句について私は、作者が晩秋に旅行か旅に出ていて朝乗り物に乗った時に寒さを紛らわせるために鞄を体に引き寄せているところを句にしたのではないかと思いました。
鞄を引き寄せた温かさと朝寒の温度の対比が伝わってくるところが素敵です。
日常の小さな一こまを観察する観察力がすばらしいと思いました。

最後に私が、「朝寒」という季語を
使って作った句を紹介いたします。

「朝寒やコーンスープをすする母」

これからも、触った感覚や温度が伝えられる俳句を作っていきたいです。